R-1グランプリ2022の感想

1 kento fukaya 
6つの立体パネルを使った合コンの実況。
パネルの面を変えるということでフリップのめくるという動作を端折らせて、テンポが生まれていた。
フリップを繋いで画が生まれる。という展開もあった。
フリップ芸に対しての新しい提示だと思ったがもう一つ痛快な使い方があれば。

2 お見送り芸人しんいち
僕の好きなものの歌 ギターを弾きながら。
人の不幸や恥ずかしいところを指摘してあえて「好き」と言ういやみなネタ。(褒め言葉)
メロディがキャッチーでない。歌っている時の表情や格好もこれといってキャラクターがない。
歌詞の内容のセンス勝負。もっと、ガツンと膝を打つようなものがあれば。

3 Yes!アキト
ギャグの羅列。
キャッチーなギャグの羅列なのだが、ブリッジの「Yes!」の言い方や動きに芸人としての感の良さを感じる。ギャグの舞のような印象を受ける。
何かテーマやストーリー、縛りをもうければいいと思った。

4 吉住

芸能人の不倫に騒ぎ立てるOL。
芸能人の不倫に対して、TVで見ているからといって自らを「当事者」として捉えている。と言うところにぐっときた。
豹変する声や表情も見事。怪演。
オチも不倫に対してまとめたyoutubeの収益をアフリカに寄付している。アフリカは一夫多妻制とうまくまとめていた。
隙がない。

5 サツマカワRPG

女の子への告白「大会近いもんな。」
「大会近いもんな。」のワードに思春期特有の変なムードがある。
女の子への告白。途中から女の子が変な奴に思えてきたと思ったらサツマカワも変な質問を投げかける。「大会近いもんな。って10回言って。」 
変なやりとりが生まれる。そしてサラッと告白して、すんなりOKもらえる。これもまた青春ぽさがあり面白い。

6 ZAZY

デジタル紙芝居「恋愛バラエティ」
恋愛バラエティの出演者に変なやつがやってくる。
それをテンポよく見せていく。
語感の気持ち良さとテンポよく切り替わっていく絵。
途中に挟まるドーンの効果音と女の子の引いている絵が「なんそれ」の役割をしている。
最後に歌い上げて大団円のように見せているが何も収まっていない。

7 寺田寛明

フリップ芸「始まりの歴史」
はじめてのことをやった人に対して、現代の感覚でツッコミを入れている。
それが、ツイッターの呟きやyoutubeのコメントのような感じで発表されていく。
フリップだと芸というより発表という感じがしてしまう。
冷めていてもクールで淡々としていてもいいがそこに企みや何かを感じたい。

8 金の国 渡部おにぎり

トンビに連れ去られる。
トンビに連れ去られながら合コンの断りの電話を入れる。
なぜ?が多い。そして回収されない。なぜ、トンビは連れ去っているのか?なぜ、重い体重を持てているのか?なぜ、渡部は助けを呼ばないのか?脱出を試みないのか?
雨が降って折り畳み傘をトンビの上からさす。そして雨が止み虹が出る。
シュールな画。
渡部のキャラクターでもっている感じもする。





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