【OAK】5月頑張った選手

 いよいよ初夏から徐々に梅雨に向かっていく頃ですね。湿気も増えてきましたが読者の皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 この記事では、以下の記事と同様に特定の選手にフォーカスして5月を振り返っていきます。

 アスレチックスにとって5月はケガに泣く1か月になりました。上旬には勝率5割に復帰したものの、そこから2週間で2勝12敗と散々な成績を残します。まるで2023年にタイムスリップしたかのような雰囲気でした。

 そんな中ですが、当然全てがダメだったわけではありません。まずは良かった選手から。


5月頑張った選手

マックス・シューマン

 昨季から再三筆者が昇格候補に挙げていたシューマンですが、開幕メジャーの夢は果たせず。しかし4月中旬に主砲ブレント・ルーカーの負傷離脱に伴い昇格し、メジャーデビューを果たしました。

 その後しばらくは様々なポジションで散発的に出ていましたが、セカンドを主に守っていたエイブラハム・トロがサードへ移ったことでセカンドでまとまった出場機会を得て徐々に適応し始めます。

 ルーキーのダレル・ヘルネイズの離脱後はショートのレギュラーに定着し、平均以上の打撃及第点の守備でチームの穴を埋める活躍を見せてくれました。

 弱点はパワーがない点と言われ続けていましたが、確かにスイングスピードは遅いものの球を捉えて強い打球を飛ばすのが上手く打球速度では優秀な数字を残しています。

 守備が可もなく不可もなく、という感じではありますが、このまま活躍を続ければ現フィリーズのウィット・メリフィールドのような選手になれるかもしれません。

 6月は調子を落としているため、今後復活できるかが選手としてのカギになるでしょう。ボール球を振らないという長所はそのままなので個人的にはかなり期待できると思っています。

シェイ・ランガリアーズ

 正捕手として2度目の開幕を迎えたランガリアーズは、開幕後しばらく成績不振に苦しみました。しかしこれは打てていない、というよりかはいい打球は打っているがヒットになっていない、ということに起因するもののようです。

 実際この期間のランガリアーズのxBAcon(打球速度・角度から求められる推定打率について、三振以外で集計したもの)は3割3分ほどであるのに対して実際のBABIPは1割台中盤という数字でした。ランガリアーズはフライが多い打者であるため、下振れる時はとことん下振れるという事情によるのかもしれません。

 しかし5月はそれまでの揺り戻しと言わんばかりに打ちまくりチームトップの月間6HRを記録し、課題とされてきたフレーミングも昨年よりは改善させてチームを引っ張る活躍を見せました。

 6月は大不振に陥っていますが、チームに欠かせない選手だけにしっかり調子を戻してほしいところです。


終わりに

 今回もお読みいただきありがとうございました。チーム状況は苦しいですが耐えて応援しましょう。

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