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【volca drum】MC-101をMIDIコントローラーとして使う

はじめに

BIT・FLDなどのパラメータは、リアルタイム演奏時にいじりたいのですが、これらのパラメータは専用ノブが設置されてなくて、EDITボタンを押してからエンコーダでパラメータセレクトして・・と、ちょっとアクセスまでの手間がある。
これはちょっとトーシローには厳しいぞ、ということで外部機器でコントロールできればと。

Roland MC-101について

今回MIDIコントローラとして選んだMC-101はローランドのグルーブボックスで、小型ながら4トラック仕様の多機能な機材。MIDI出力もできるのでこちらを使ってみようと思いました。

手順

1.MIDIケーブルで接続
2.volca drum:MIDIチャンネル設定
3.volca drum:MIDI CC確認
4.MC-101:MIDI送信設定

手順1.MIDIケーブルで接続

MC-101のMIDIアウトからvolca drumのMIDI INへ繋ぐ。

手順2.volca drum:MIDIチャンネル設定

CCを送るために、MIDIのチャンネルを双方で合わせます。
まずはvolca drumのMIDIチャンネルを設定。
その前に、vdのチャンネル設定は以下の2種類があります。

(1)Single Channelモード
・MIDIチャンネルは全体1つ
・6トラックはノートで出し分けられる
・CHは1〜16から選べる。

(2)Split Channelモード
・6つのトラックそれぞれにMIDIチャンネルを割り当てる。
トラック1=CH1、トラック2=CH2 …という具合。

今回は「Split Channel」に設定。
設定の方法は以下。

1.REC + 電源ON
2.CHを選ぶ
3.RECボタンを押して決定

これで、vd側のMIDIチャンネルは、1〜6トラックがそのまま1〜6CHに設定されました。

手順3.volca drumのMIDI CC確認

以下のMIDI Implement Chartで対応するMIDI CCを確認する。
※自分は今回始めてMIDI CCの使用にチャレンジ。チャートも初めて読みました^^;

■MIDI Implementation Chart(Split Channel)

https://www.recordcase.de/media/pdf/3e/53/54/Korg-Volca-Drum-MIDI-Implementation-Chart-Split-channel.pdf

自分が使おうと思っているパラメータのBITは「CC : 49」、 FLDは「CC : 50」でした。
一応 Single Channelのチャートもリンク貼っておきます。

■MIDIインプリメンテーション・チャート(Single Channel)

https://cdn.korg.com/jp/support/download/files/9158546658cc003adedb11553473363b.pdf?response-content-disposition=inline%3Bfilename%2A%3DUTF-8%27%27volca_drum_single_ch_MIDI_Chart_J1.pdf&response-content-type=application%2Fpdf%3B

4.MC-101のMIDI送信設定

次はMC-101側の設定。

(1)グローバル設定:トラックごとのMIDI CHを設定

(2)トラック設定:MIDI送信・CC送信をONにする

(3)トラック設定:4つのアサイナブルノブのCCをそれぞれ設定

例えば、
vdのトラック1のBITをMC-101のノブでいじりたい、という場合・・
・MC-101のいずれかのトラックのMIDI CHを「1」に設定
・そのトラックのいずれかのノブのCCを「49」に設定

以上で準備は完了。

実演

実際に使用した動画がこちら。
見えにくいですが、MC-101をいじってる時はvdのCCをコントロールしてます。

所感

期待通り、パラメータにすぐアクセスできるのは便利!

ただ、ノブが各トラック共通なので、例えばノブ動かすと急に歪んだりしちゃう(vd単体でも同じ)など、慣れは必要。
というわけで、一人で遊ぶ分にはわざわざ繋ぐ程でもないかな?というのが今の所感。
また、もっとツマミの多いMIDIコン専用機(Arturia Beatstepなど)を使えばもっと快適かなと思ったり。いずれ試したいところ。

以上です!

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