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16.海外のホテルやレストランでの失敗(その1:Welcome to my sweet room / 私のスゥイートルームへようこそ)

海外での失敗と言うかトラブルも含めてですが、初めて行ったアメリカの西海岸での経験が印象深いですね。
思い出すまま書いてみると…。
 
初めてルームサービスのオーダーをした時のこと。
電話に出た相手がものすごい早口で何か言って、電話が即切られたので、あれ?と思い、また掛けてみたのですが相手はますます早口で、こちらに何も言わせずに電話を切る、これを4回繰り返して、5回目にすごくゆっくりと
”We are very busy. Could you call again later ?“
(今忙しいので後からかけなおしてください)
と言われて、ガチャンと切られたということがありました。
 
ビジネスショーの期間だったのでホテルも満室で、レストラン自体も混んでいたでしょうし、今から思うと聴き取れなくても、何て言われたかはわからなきゃいけなかったかなと思いますね。
 
それ以外では、こちらのミスではないのですが、チェックインの後部屋に入ってからトイレに行ったら、それが壊れていて、水を流したら止まらなくなったことがあります。
 
あわててフロントに電話したものの、何て言うか詰まって思わず、
”Flood ! Help !”
(洪水だ!助けて!)と言ってしまいました。


まあ、なんとか話は通じて人がやってきたんですが、直ぐには修理できないということで、しかも同じタイプの部屋は満室と言うことでSuite room(スゥイート・ルーム:ベッドルームの他にもう一つ大きな部屋があるタイプ)に移れたんですけどね。
正しくは”Overflow”と言うべきでした。
 
Suite room(スゥイート・ルーム)と言えば、ショーの後の打ち合わせにUS支社長のMikeさんの部屋を借りて会議をすることになっていました。
 
事前に開催場所を知らせるメールに”Meeting at Mike-san’s Sweet room“と書いて送ってしまい(急いでいたので頭の中で「スゥイート」と考えながら同じ発音の単語を書いてしまい、それをちゃんと確認せず送ってしまいました。😢)、
”Welcome to my SWEET ROOM.”
と返事が来て、大変アセった覚えがあります。
 
“Sweet”には「甘い」だけでなく「かわいい」と言う意味もあり、恋人の事を“Sweet heart”ということもありますね。
 
なので、この連絡を受けたUS支社の何人から「オマエ、(また)やっちゃったな。」とニヤニヤしながら突かれたりして、これからはメールを出す前にはちゃんとスペルを確認しよう(当時はまだちゃんとしたスペルチェックの機能はなかったので)と思ったのでした。
 
あ、でもいまだに急いでいる時には日本語でも同音の漢字の間違いとかやらかしますけど。😢
 
またその時に“Suite”だけで部屋の意味が有るかが”Room”は要らないということも知りました。


そのMikeさんのスゥイートでミーティングの準備をしていた時に今度はトイレの水が出なくなってしまい、またフロントに電話して人に来てもらうことになりました。
 
やってきたボーイさんが我々に、
“Do you have any problem ?“
と訊ねて、それにMikeさんが“Yes,…”と答えかけたのですが、すぐに
 
”well… NO !!. YOU have a problem.“
と返して一同爆笑になったことがありました。
 
ボーイさんは「何かお困りですか?」と問いかけたつもりな訳ですが、英語での慣用的な言い方の主語が”You”だったため、「いやいや、こっちじゃなくてそちらの問題だよ」と言う言い方で返されたわけです。
この時はすぐに修理できて大丈夫だったんですが。
 
これを応用して自分でも似たようなことをやったことがあります。
 
香港で同僚に地元で人気の飲茶のお店に連れて行ってもらった時のことですが、とても美味しくてしかも値段が安かったので、そのことを褒めたら相手もにこにこしながら、
“Thank you. I am happy.“
(ありがとう、嬉しいな)と言うので、
 
“No, No, I AM happy.“
(いやいや、嬉しいのはボクの方だよ)
と返して笑ったことがあります。
この2つは文章には必ず主語が入る、という英語ならではのジョークですね。



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