「Ergo The End」ビルドガイド_別紙3 ピンヘッダ使用について

Ergo The EndはマイコンにPrimicroを使用していますが、基板への取り付けは2~2.5mm高のコンスルー(スプリングピンヘッダ)の使用を推奨しております。コンスル―を使用すると基板とPromicroの着脱が可能で、メンテナンス性も向上するためです。

ピンヘッダを使用する場合は、基板とPromicroをはんだ付けすることを推奨しております。はんだ付けをする際のスルーホールのランドの位置の関係で、コンスル―使用時とは取付方法が異なるため、以下解説いたします。
(尚、ピンヘッダを用いた場合でも、スルーホールの径や筐体の構造上、基板とピンヘッダをはんだ付けしない状態で、基板に差し込んだのみの状態でも導通を確認しておりますが、非推奨とさせていただきます。)

片方のピンヘッダの側面(片側)の研磨

ピンヘッダを取り付ける位置でスイッチソケットとの干渉を防ぐために、側面をやすりで研磨します。
ピンヘッダ樹脂部分の凹凸がなくなる程度、片側だけを研磨します。

赤丸が研磨後、写真右の研磨前に比べ凹凸がなくなっています。

ピンヘッダのカット

ピンヘッダの先端が長い方を6mm程度残してカットしておきます。
(ボトムプレートとの干渉を避けるため)

スイッチソケットのはんだ付け

必ずさきにスイッチソケットのはんだ付けを済ませます。
Promicroの下にソケットを2個配置しているので、先にPromicroを取り付けてしまうとソケットが取り付けられなくなってしまいますので注意します。

Promicro取り付け箇所のスイッチソケットは左記にはんだ付けしておきます。

Promicroとピンヘッダのはんだ付け

注意すべきはPromicroの取り付け向きです。
コンスル―を使用する場合とは表裏が逆になる点に注意します※。
また、ピンヘッダははんだ付け時にズレやすいので、基板のスルーホールに差し込んだ状態でPromicroを先にはんだ付けすることを推奨します。

ピンヘッダを基板のホールに差し込んだ状態でのはんだ付けを推奨します
コンスル―使用時の作例とは基板の表裏が逆になるので注意

※尚コンスル―使用時と同様の向きで取り付けた場合でも、基板差し込みでの固定と導通(コンスルー使用時の作例をピンヘッダに置き換えただけ)を確認しておりますが、原則としてピンヘッダは、基板へのはんだ付けもしくは、コネクタの使用を前提としているため、非推奨とさせていただきます。

※コンスル―使用の作例と同じ向きでの取り付け
導通は確認しているものの、基板とピンヘッダのはんだ付けを行わない作例(基板表側にランドがないため)のため、ビルドガイド上は非推奨とさせていただきます。

基板とピンヘッダのはんだ付け

ピンヘッダと基板をはんだ付けする際も、取付位置がコンスル―使用のビルドガイドとことなる点にご注意ください。
はんだ付けをしなくても導通はしますので、Promicro下のキーソケット等、動作確認のうえ、正しい位置へ取り付けることをお勧めします。

青付箋が右手、緑付箋が左手基板です
右手基板裏は上側のフットプリント、左手基板は下側のフットプリントに合わせて取り付けます
ピンヘッダ使用時とは取付位置が変わりますのでご注意ください
(はんだ付け前に基版に差し込んだだけの状態で動作確認を推奨します)
ピンヘッダとはんだ付けしたPromicroを基板に差し込むと、のコネクター部分とスイッチソケットが干渉し、ピンヘッダとPromicroの間に多少の隙間が生じますが、ピンヘッダの取り付け例では問題ございません(キット同梱の11mmスペーサーを使用すれば、ボトムプレートとの干渉も生じません)。


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