好き勝手に生きてやれ
Dreamばっかり聞きながら、ザ・アリーナツアーに通い続けた夏が終わった。まだ暑さの残る頃、丸の内ではDREAMBOYSが、六本木ではハロルドとモードが上演され、それぞれご縁に恵まれ足を運んだ。長袖を重ねるようになった頃、発売前のアルバムを引っ提げたNocturnalが始まった。
ザアリの頃は迫る試験に目を背け、楽しい楽しいだけで体力の限界ぎりぎりを攻めながらツアーに通っていたんだけど、秋に差し掛かるととうとうそうもいかなくなり。社内外の試験やら研修やら通常業務やらに追われながら体力の限界ぎりぎりでNocturnalが始まったあたりで、なにかがおかしくなった。
Nocturnalは楽しくておしゃれですてきなライブで、錦戸亮ちゃんも相変わらずで、マイメン錦戸担と入れて本当にたのしかった、のだが。
びっくりするくらいに余韻がなかった。たのしかったのは確かなのに、それは覚えているのに、たのしかったが残らない。
そりゃあ疲れますよねというスケジュールで仕事の合間を縫うように現場…という日程だったので仕方がないかなとは思いつつも、少ししか残らない余韻とただただ残る疲労。
さすがに不安になった。こんなことって今までになかった。もう心が離れてしまったのかもしれないと思ってはさみしくて泣いた。とにかく疲ればっかり感じてしまって、おたくごと全般の情報を取りに行く余裕もなかった。Twitterがどうでも良い。仕事していてもずっとふわふわしている感覚で、小さなミスが続いてもこんだけふわふわしていればそうだろうなあ、みたいな。仕事が嫌、仕事辞めたい、遊びに行くのもちょっと面倒、おたくごともまあ今はいいかな…。
元気と活気だけが取り柄みたいなわたしから、とにかく全ての元気と活気が消えていた。体力の限界ギリギリを攻めすぎたせいなのか心も疲労していたのか、とにかく心に余裕がなかったんだと思う。なかったというか、今は多少回復したのかなんなのかもよくわからないんだけど。職場の仙人みたいな先輩に最近思っていることをぽろぽろ話しているうちにお悩み相談室になっていて、気付いたら自分でもびっくりするほど泣いていた時にああ限界なんだ…と気付いた。ただ、気付いて、周りに話しているうちに自分がいつもと違うらしいことをおかしいなと思えて、見るサイトを見ればウツの症状とも書いてあったのが私にとってはよかった。なんだかよくわからないけれどずっと心が晴れなかったのが、心が疲れているんだなと知ったらああそうなんだって安心して。ママに相談したら、あんた休息の日がないからよ!と叱られたりもして。
そうか、休まなきゃだめなんだと納得した頃、ある程度秋のもろもろが片付きかけてきて。
全部全部って、むりなんだな〜。
全部全部はもうむりだけど、じゃあわたしが持っているもの、接したもの、もっともっと大切にしなきゃだよな〜〜。
そんなふうに思いました。
ずっとも、全部も、むりだけど。それはさみしいような気もするけれど。錦戸亮ちゃんはそれも知っていて、気が向いた時に、来れるときに、って言ってるんだろうなと思うと、また一段と愛おしく、ありがたくなりました。ありがとうね〜。ありがたいよ……
そんな今日、ちょうどノクターナルアニマルズのMVが公開され。
なんか、沁みてしまったな〜〜〜〜!!!!!
MV全体のセンスの良さとか、錦戸亮ちゃんがコンバースに入っていくあのなんともいえないかわいさとか、そういうのはもちろんなんだけど、詞がここにきて改めて沁みた。
この人の生き方と言葉がわたしの人生に与えてきた影響といったら計り知れないけれど、今回もまた、ああそういうことか〜ってわたしの中で腑に落ちた。そっか〜。そうだよね。
わたしはわたしで好き勝手に生きるし、好きな貴方たちをその時の距離感で好きでいようと思うよ〜。ずっとも全部もたぶんむりなんだけど、でもわたしは貴方たちに骨を埋める覚悟でいるよ〜〜。
とりあえず、休むって大事。休息は大事。
もうちょっと意識して休まないとな〜。
そんな社会人2年目、11月、24歳の秋。
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