19年はゼロな年

2019年は自分にとってどんな年だったかと問われると答えに詰まる。

 仕事の曜日の関係でイベントに行ったりDJやったりする回数が減ったものの、まあなんとか音楽はマイペースに続けて作っていた。それが関係してるのかは分からないが、これといって自分の記憶に残るものが前年に比べ無かった。そしてもう一つは今やこれまでがどうかというより、この先どうサバイブしていくかに興味が移っている事もあるだろう。だから19年はゼロな年と表現した。69年はエロな年なので。

 じゃあ来年はどうするか、という事になるが、とにかく今は大学受験出来るぐらいの学力をつけるというのが当面の1番の目標だ。自分の性格を考えると「大学進学する!」と宣言してしまうと、逆に中途半端になったり止めてしまった時に恥ずかしい率が高いのでしないようにしている。緩やかに目標を決める方が進めやすい気がするのだ。

 あとは生活環境を変える事。今の住まいは費用の割に交通の便も良く、仕事も安い給与以外は強い不満はないのだが、やっぱり地方都市の(個人的に感じる)何もなさには飽きてきた。話は変わるが先日、折り畳み自転車を持って京都まで輪行した時、京都市内に3つの側面を見た。一つは古い文化を保有する観光地としての顔、もう一つは新京極など繁華街の現代的な大都市の顔、最後には地方都市的なゆるやかな生活圏としての顔だ。これらが自転車で1時間もしない距離に詰め込まれている。例えが微妙過ぎるとは思うが、個人的に大好きだったGTA:SAなどの00年代辺りのオープンワールドゲームのマップのように感じた。疲れない程度に少し走れば様々な面が見えるのがたまらなく面白い。自分の生活圏では駅前以外は広い国道と民家、道沿いにスーパーやドラッグストア、コンビニにデカいホームセンターがポツポツとあるだけだ。安定した生活には困らないが、刺激が無い。

 住むとなると大都市には大都市なりの問題はあるだろうが、やはり大都市への憧れは止まない。子供の頃「フィフス・エレメント」の超未来都市が好きでレンタルしすぎて親に禁止されたり、「メトロポリス」の美術デザインが好きでEPのジャケットで何度もサンプリングしたり、東京へ行くときに占める目的にイベントとCD漁り以外の大きな目的として街並みを観に行く事がある。日常になればこれらもロードサイド店舗のある街のようにつまらなく見えるのかもしれないが。

 とにかく、”ここ”じゃない場所で生活してみて、来年か再来年には”ゼロ”を”プラス”にしたいものだ。

~おれが大都市に行くと聴きたくなる曲~

The Diva Dance - Éric Serra

The Eccentric Opera - Bolero

DJ Rashad - Feelin'


Suicide - Diamonds, Fur Coat, Champagne

Elbow Bones & The Racketeers - A Night in New York


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