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神奈川県は湯河原町のTHE RYOKAN TOKYOというお宿で「大人の原稿執筆パック 一夜漬けプラン」を利用したレポ。というか日記。

あとで見返すかもしれないし書きたいから書くだけです。
自分が泊まりに行くから、という人にはネタバレが過ぎて楽しみが減ってしまうかもしれません、自己責任で。お部屋やご飯の写真など思いきり上げております。
なお全部一個人の感想ですし今回ポメラ作業しかしていません。


さてこのお宿に泊まりたいと思ったのは、「大人の原稿執筆パック」なる創作さんに優しいプランがあったからでした。



もともとは卒論執筆プランとかそういうプランかな、これがツイッターでバズっているのを見かけて面白いことを考えるお宿があるなあと気になっていて、最近また、漫画描きさんのレポツイートが回ってきていたのがきっかけ。


かもちっく様のこの記事、読みものとしても面白かったし参考にさせていただきました。
(ありがとうございました!)


なお、ツイッターでフォローしてくれている人はもうご存知かもしれませんが、今回はフォロワーさんのあらんさんと泊まってきました。
あらんさんには自宅に泊まってもらったこともあるのでオフ会と言うよりは普通に友人との現地集合の遊び感。

ツイッターで回ってきたレポを読んで、RTして「行きたいなー」って呟いて、あらんさんからリプライもらってLINEで詳細話して、日程を決めて、まで2日。
私がぐいぐい行きまして、しかもちょうどたまたま三連休(私だけです)があってコミティアの原稿もやりたいと思っていたので、あらんさんにはこの日程で乗っていただけてとてもありがたかったです。
ありがとうございます。


結論としては楽しかった!というのと、
原稿をやるなら二泊三日プランが良さそうかな、一泊二日かつ一人なら普通の旅館でもいいかも?という感じです。
あくまで個人の意見だけれど。


では時系列を追って。

自宅を出て神奈川の湯河原駅まで。
恥ずかしながら湯河原ってどこだ…と思っていましたが、乗り換えNAVITIMEは便利ですし、私の場合は乗り換えもそんなに多くなく、スムーズに行けました。

チェックインは16時予定、事前に公式サイト予約時に駅から宿までの車を手配していたので、あらんさんと合流して車を待ちます。

この車、7人乗りのワゴンだったのですが、予約してよかったなあと。
車の道のりがわりと山間を通っていましたし、体感としては時間もそこそこありました。
あと、自家用車で宿に行くこともできるようだけれど、見た限り駐車場もそんなに台数ないし、駐車場手前の曲がり角が狭くて私には無理だなと。ドライバーさんはさすがの慣れでしたがワゴンの車体では曲がるときに右すれすれ過ぎてびっくりした。

インスタもやっていないのにすぐ写真を撮りたがる…。
入口で靴を脱ぎ、まったりチェックインを待ちます。

お宿は全12室くらいで、一緒にチェックインするお客様はちらほらといった感じ。
個人的にもっと大きな、外国人観光客がたくさんいる感じかと思っていたけれど意外にコンパクトでした。
(あとでgoogleマップを見たら、このお宿より下(標高が低い方)に他の旅館がたくさんあるようだったので観光客が分散しているのかもしれない)

…というか普通に平日でした。
平日に慣れると土日に出かけられなくなりますね。

スタッフさんとやりとりして館内の簡単な説明を受けて、夕食朝食昼食の時間を決めて、お部屋へ。

私、完全に予約サイトの説明を読み飛ばしていたのですが、てっきり翌朝は朝食後のチェックアウトで退館だと思っておりました。が、10時のチェックアウト後はカフェスペースにいて良いし昼食が出るとのことでした。
帰りはタクシー、とあらんさんと決めます。

さてお部屋。

二人なので八畳のお部屋です。

事前に読んだレポでもスタッフさんの説明でも、テーブルが大きめのものに変えられることが分かっていたので早速変えてもらいました。
丸テーブルだと一人作業用かな、絵描きさんだと狭いかもしれない。(写真は変更前)
テーブルはスタッフのお兄さんがひょいっと変えてくれました。

あとは、照明が暗かったらデスクライトもありますよってスタッフさんが仰ってました。
絵描きさんには暗かった、ってレポを読んでいたので、以前に宿泊された方がアンケートを書いたか、スタッフさんがどこかのレポを読んだのかもしれない。
私たちはPCとポメラ作業組だったので特に必要なく。

それから、部屋にはすでにビーズクッションのYogiboさんが二匹いましたが、はしゃいだ私が勝手に押入れからもう二匹連れ出しました。

このYogibo、聞いてはいましたがフロント階のカフェスペース(ここでごはんも食べた)にも大量にいて、座ってもつつまれても寝そべってもよし、快適でした。
ぐでたまのようにだらける。

あらんさんには赤とカーキ!って勝手に押し付けて(お名前が紅藤なのと、カーキのお洋服を着ていたから)、私は青と紫をもらいました。
完全にはしゃいでいる。

お部屋の設備としては、延長コード?電源タップ?は脱出ゲームのごとく探したけれど見つけられませんでした。(そもそも置いてあったのだろうか)
スタッフさんに聞いたら貸してもらえそう…?
壁には二口コンセント、あの部屋で3人以上でPC作業をしようとするときついかもしれない。
(一応、アンケートに「あると嬉しい」と書いてみました。普通に持参しても良いのかも)

追記:フォロワーさんから、TV台の下の箱の中から発見したと情報をもらいました!私の脱出ゲーム力が低かっただけでした。

あとは浴衣が借りられたので、さっそくお風呂に行ってからはずっと着用していました。

お風呂は旅館という感じの、特別広くも狭くもない感じ。洗面台6つって言えば想像つくでしょうか。
(私が北海道のダイナミックホテル旅館の大浴場に慣れすぎなんだと思う。露天がほしいと思ってしまう)
泉質は見たけど忘れた、熱くなく、ゆったり浸かるのに良かったです。
(朝はちょっと熱めでした)
良かったのは他のお客様と時間がずれたのか、皆さん原稿か積ん読解消しているのか、ほとんど被らなかったこと。
他のシーズンや土日は分かりませんが、自宅の浴槽より明らかに広いお風呂を貸し切り状態は嬉しい。
バスタオルがもうちょっと大きくて厚めだと嬉しい。わがままですが。(普通に使うには十分)

着いてはしゃいで、さっそくお風呂に行って、浴衣のオビをどうしたら良いのか分からず格闘して(やり方の図は脱衣所にあったけど私の理解力が足りなかった)、ほんのちょっとだけ原稿をしているうちに夕食の時間でした。
原稿開始が遅すぎる。

夕食は予約サイトで見ていた通り豚カツのセット、サラダが大きめで嬉しい。カツもさくっとしてて美味しかったです。
量的にもちょうど良かった。お腹いっぱいになりました。

近くの席のお二人組が既に食事を終えてPCをカタカタさせていました。どう見ても同じプラン。
一人旅だったら話しかけてたかも、でも相手の原稿を妨げてしまっていただろうな。
お一人の方もいらして、原稿執筆プランか積ん読解消プランかなと勝手に考えていました。

なお宿は飲食物持ち込みOKだったので、部屋にお菓子と500のペットボトルを持ち込みました。
旅館の小さな冷蔵庫あり。
飲み物は宿の自販機にもありました。旅館の自販機ってやたら高いイメージがあるんですがここは良心的だなと思いました。
宿の近くにコンビニはないんじゃないかな…? 湯河原駅にはありました。
外に出ている宿泊客はいなかった気がします。私が部屋に引きこもっていたから知らないだけかもしれないけれど。

夕食をとって、部屋に持ち込むコーヒーのポットをもらって、再びお部屋へ。

こういうコーヒーをもらえるところが原稿執筆プランの良いところかなと思いました。
コーヒーを淹れてくれたスタッフさんの雰囲気も気持ちよかった。
スタッフさん、同い年くらいに見えるお若い方ばかりだったんですが、皆さん所用で話しかけたらほんわかしているけれど、基本は干渉してこない、って感じで良かったです。
原稿執筆プランにももう慣れていらっしゃるのか、変に何か聞かれることもなく、特別感を出すこともなく。
普通にお宿の1プランって感じだったし、サービスを依頼するときもさくっとでした。

進捗確認とか下読みは今回お願いしませんでした。どうなんだろう気になる気持ちもあるけど。

いざ原稿、……というよりあらんさんに取り留めもなく色々喋り邪魔をしてしまいました。
うるせえ原稿しろ、って言わないあらんさんはやさしいなとしみじみ。
私の作業しなさは作業イプで存じ上げているんだろうなとも思った。
本気で原稿やりたいなら作業タイプが合う人と行くと良いと思います。(私はあらんさんが合うんだけど、あらんさんにはごめんなさいとありがとうの気持ちです)

原稿が捗ったかというとまあそんなことはないのですが、基本的に普段も遅筆(というかそもそも創作それ自体に時間をあてられない。集中力もそうだし時間の確保もそう)なので、その創作のことをずっと考えていたという点ではよかったです。
そもそもプロットが無い(できてない。当日までに作れなかった)のでノートにぐちゃぐちゃ書き込んだり、唐突にスマホで「炭職人」とか調べ始めたりしていた。
宿のWiFiあってよかったです。

事前準備大事ですね、プロットがあればな…。
なお、この夜作業で話の構想がちょっと出来ました。冒頭もキリいいところまで書きました。

プランとしては一夜漬けプランとか書いてあったのに、またお風呂に行って12時過ぎには二人して寝ました。健康的。
あらんさんとの互いの布団の間に座卓を置いたまま寝ました、普通の宿泊なら不思議な距離感。朝考えるとちょっとおかしいなとは思いました。テーブルの上そのままだったし、夜はこれで良いと思ったんです。

で、すやあっとすぐ寝入ったんですが、慣れない布団のせいか妙に早めに目覚めたのでここまでのレポ(↑)を打っています。
6時。そろそろ鳥の鳴き声が聞こえる。

夢の記憶がないので私としては良い睡眠だったんですけど、最近夜更かし遅起き生活だったからかな。

……で、またお風呂に行って、朝ごはんを食べて。

朝から品目が多くて嬉しい、普段そんなに食べないのに今回はほぼほぼ完食した。

10時にチェックアウトして、そこからは12時過ぎまでカフェスペースで原稿してました。
他にいらしたのは原稿執筆プランか積ん読プランの方々のようだったので、気にせずあらんさんと話したりマイペースにだらけたりしてました。

カフェスペースにもでかいYogiboが生息していた。連れて帰りたかったです。


お昼ごはんはカレーでした。
何も体を動かしていないのにマジで食べすぎでは…?
なのに食べれてしまう。こわい。

帰りのタクシーは、スタッフさんに頼んだら呼んでくださいました。
1800-1900円くらいかな。

あとは駅前を少しふらふらし、お土産を買って。

カフェで足を休めて別れました。
あらんさんとは現地集合現地解散。
互いの家が反対方向なので。

あらんさんと行ったというのもあってめちゃくちゃ楽しかったです!

原稿が進んだかというと微妙ですが(なぜならプロットなし状態で、思いついたものをメモったり冒頭だけ書いたり他作の改稿をしたりしていたから)、それはまあ個人差かなと。

ガチで原稿を進めたいなら二泊三日が良いのかなと思いました。宿に引きこもれるしごはんは出てくるし思い立ったらお風呂もある、飽きたら作業スペースも変えられる。
思い立ったらお風呂、行きたいなあ。物書きが悩まされがちな肩首にも肌にも良さそう。

湯河原には初めて行きまして、まったり何もしないで旅館にいる、という意味でも癒されました。
その前まで仕事で死んでたからね。

この宿でなくても、創作旅行は楽しそうです。また行きたい。


以上、ネタバレ多めな個人的レポでした。

追記:三角形のYogibo、1個25800円する…。手が届かない金額ではないけど、2つを独り占めできたのは楽しかったですね。

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