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短歌

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毎月の短歌のまとめ
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2018年5月の記事一覧

0531 短歌



2018年5月の短歌、24首。

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行く先を燕が過ぎる真似をして右手のひらで空を浚った

救うならいっそ全てを救ってよ快晴にただ白がはためく

薫風が風切羽を掠めてくまだ少しなら飛べる気がした

非遮光カーテンに透く日光が濾過した熱を届けてくれる

天気予報どおり降り始めた雨がやわらかく肩口を染めてく

あたたかい空気は上に行くのよと笑む横顔が思い

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0504 短歌

2018年4月の短歌、15首。

春風がひときわ強く吹き四月、誰もかれもが輪郭になる

もう何も見たくないのと伏せられた目元に淡い花弁がとける

「ほんとうは、」飲み込んだまま動けずにもうすぐ地上へ着く観覧車

透明な立方体で君の吐く「どこにも行けやしない」って嘘

週末のカフェでひとえに溶けていく氷のように僕はなりたい

またね、って振りかけ握る手のひらに今年最後の春の花びら

うす闇に輪郭線の

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