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私の彼氏に「仕事におけるミッション」は必要なのか

私の彼氏は、まあまあ凄めのIT企業で働いている。別にGoogleとかAppleとかIBMとかそういうゴリゴリのIT系ではないけど、まあ日本ではかなり幅をきかせている大企業で働いている。よくCMもやっているし、ニュースにもとりあげられている。「こんな技術開発しました」「こんなことやっていきます」「弊社の技術を活用すればこんな未来が創れます」などなど。

ぶっちゃけ全然興味無い。その先にどんな未来を描きたいのか、そしてなぜその未来を描きたいのかが全くないからだ。企業のミッションも、そして社長が話す言葉も「社会をもっと良くしていきたい」っていうふわっとしたものでしかない。それに対し「うわめっちゃいい感動しました一生ついて行きます!」なんてなる訳ない。上辺で言っているようにしか思えない。

だいたい、なんのミッションも背負っていない企業はまあ利益重視になっていく訳だが、その成れの果てが「リクナビ問題」だと思う。あれなんてユーザーのことはどうでもいいというか餌としか思っていない、でも金だけは欲しいという闇みたいな人間たちが、自分達は全く悪気なくやってしまったことだろう。本当にユーザー(学生)のことを考えているのであれば、あんなことはしない。ぶっちゃけどうでもよかったんだろうな。リクルートに入るような人は、ユーザーよりも自分に目が向いているような人々だから。別に良い悪いの問題ではなく、個性の問題だと思う。でも行き過ぎは良くないよね。

もっと軽いところで言うと、携帯キャリアのオプションベタ付け問題。これはまあ少額だからいいとしても、あまりに卑劣なやり方だと思う。まじで正々堂々勝負した方がいい。紹介するのはいいけど「31日間無料だから」という理由で、ほぼ説明無しにオプションつけするのはカスの極み。こういうことを社員に言うと、だいたいは「いやショップ運営してるのは代理店だから」と言ってくる。

でもその代理店に目標を課しているのは、携帯キャリアそのものだろう?どうせオプション付与率みたいなデータを目標に置き、その達成率に応じてインセンティブを払っているんだろう?そもそも大したサービス出てないんだから、紹介しても売れないし、代理店の人も困っている。dなんちゃら作っているお前が店頭で売ってみろ。どうせ売れないから。

ミッションも何も持たない人間が、何も考えず目の前の仕事に取り組んで行くと、必ず社会に歪みが出てしまうと思う。でもいちいち「この仕事がなににつかがるのか。どんな意味があるのか。」なんて考えているやつは、組織では使い物にならないんだろうな。こういう自己矛盾を抱えて生きている自分みたいなやつが、1番かっこ悪い。

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