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フェブラリーS:回顧

今回は軽くフェブラリーSの回顧をば。

私は今回のフェブラリーSでの買い目は、
◎ウィルソンテソーロ
〇ドゥラエレーデ
▲オメガギネス
△ガイアフォース
でした。
なので全く馬券的には外れてしまう形になったのですが、まあ今回に関しては当てた方のほうが少ないでしょうし、馬券的な部分は置いておくとして、素人なりにレースについての感想と一部の馬に対する回顧をしてみたいと思います。
 まず、今回私はレースの展開として、そこまで速くなるとは思っていませんでした。理由として、ウィルソンテソーロもドゥラエレーデもそこまで前にはいかないと予想していたのがあります。オメガギネスも無理に前に行く馬でもありませんし、つまり有力3頭がすべて特に主張することがなければ、逃げ馬にとって楽な展開になると思ったのです。
 しかし、結果としてウィルソンテソーロもドゥラエレーデも前を主張し、600m33.9秒という展開になってしまったことで、前方集団はほとんど伸びず、後方待機勢に有利になってしまいました。これならば展開不問のウィルソンテソーロは後方で足を溜めればよかったのかもしれないように思えますね。ただ、勿論ドゥラエレーデが前を主張していったことを警戒したのかもしれませんし、そのへんは素人にはわかりませんけれど、少なくともウィルソンテソーロが実力通りに走ったとは思えないので、まだ諦めるのは早い気がします。しかし鞍上は原騎手でも良かった気はしますけれど。
 ドゥラエレーデに関してはわかりませんね。展開が向かなかったのもあると思いますけど、そもそも負けるときはダメダメな馬なので今回もそういうことなのかもしれないですし、ただ調子が悪かっただけかもしれません。
 オメガギネスについては、やはりルメールだから絡んでくるだろうと思ったのですが、全くでしたね。実際、人気しすぎているとは思っていました。3番人気くらいなら分かるのですが、1番人気というのはやりすぎだろうと。そもそも、4歳世代のダート路線が強い、という印象に最近引っ張られている気がしています。昨年のチャンピオンズカップでのセラフィックコールに近いものを感じます。別に弱いと言っているのではないのですが、やはりダート馬は年齢の高い馬のほうが(限度はありますが)信頼できますね。
 そしてガイアフォースです。私はこの馬を新馬戦の頃から現地で見ているので、最後の直線では声が出てしまいました。やはりこの馬にはG1を勝てるレベルの力はあると思います。ただ、菊花賞の前からずっと思っているのですが、とにかく決め手がないんですよね。マイル戦に適正はありますが、上がりは使えないタイプですし、追走能力は高いですが、自分でペースを作っていくことができず、これは克服したかもしれませんが、馬込みが少し苦手なので位置取りの自由度が少し低く、スタミナに優れた馬だとは思うのですが、長距離の適正はない、というタイプで、しかも上がりはないのに直線の長いコースでないと力を発揮できないイメージがあり、とにかくハイペース戦に強い。しかし芝、ダート問わず1600mから2200mまでの適性があり、とにかく器用貧乏なタイプかな、と思います。
 ただ、ダート初挑戦で2着というのはとんでもない快挙ではあり、すごく満足のいくレースでした。これからも長岡ジョッキーには乗ってもらいたいですね。そして、何かもう一声成長が欲しいところです。逃げを覚えるとか上がりがもう少し使えるようになるとか、レースを覚えるとか、レースセンス的な部分の成長があればすぐにG1勝てると思います。陣営は本当に頑張っているし判断も素晴らしいと思うので、ただの神頼みでしか無いのですが。
 勝ったペプチドナイルに関しては藤岡佑介騎手が上手かったですね。なんというか藤岡佑介騎手って下手くそだと言われることが多いように思うのですが、正直別にそこまで悪い騎乗が多いとは思えないので、(多分ジャックドールやセリフォスの件でこのようなイメージがついたのだと思いますが、実際その2頭はかなり難しい馬だと思うのであそこまで言われるのは少しかわいそうだと思います)今回のようにチャンスがあれば掴めるという経験から、これからG1を普通に勝てるジョッキーになって欲しいと思います。(偉そうな言い方になってしまってすみません)


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