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イクイノックスについて.あとがき

前回、ラストと書きましたが、感想という形で短く書かせていただきたいことがあります。
主に、言い残したこと、今になって思うことを、とりとめもなく書いていきます。

以下、本文

 私とイクイノックス、ドウデュースへの縁については、1〜5の中で書いた限りなのですが、とにかく私が幸せだと思うのは、たまたま観に行った新馬戦の勝ち馬がドウデュースであり、たまたま私が目をつけた馬がイクイノックスだったことです。そして、その二頭が稀代のライバル関係として扱われるようになったことです。いくつかの媒体で、グラスワンダーとスペシャルウィークと重ねて見る風潮もありました。実際は、グラスワンダー+エルコンドルパサーとスペシャルウィークといったほうがまだ適切のような気もしますが。何頭も見ていて、その中の二頭が、というのであればまだわかるのですが、数あるうちからピックアップした二頭が、というのは本当に奇跡的で、嬉しい限りなのです。
 私がイクイノックスについて一つ思うのは、なんというか、二〇二二年天皇賞・秋を勝利していなければG1未勝利で終わっていたような気がするということと、宝塚記念を勝利していなければ、四歳秋のG1のうち一つは取りこぼしていた可能性があるということです。いえ、四歳のイクイノックスは何があろうと負けようがないほどの強さではあったのですが、この二つのレースが、最も辛勝だったからこそ、転換点だったように思えてなりません。
 イクイノックスについて、私は見た目も好きなのです。漆黒(と言っても青鹿毛ですが)で皮膚が薄く脚が長くて体高のある馬体は、筋肉質でいかにもパワータイプというものよりも個人的に好みですし、芦毛や白毛ほどではないですが目立ちますし、走り方が大跳び気味というのもいいんですよね。もちろん、ピッチ走法もかっこいいのですけれど。こういった特徴を持った馬を無駄に高く評価してしまいそうでこの先が少し思いやられますね。
 最後に、連対率100%、G16連勝、レーティング日本馬歴代1位、先行抜け出し型の競馬スタイル、というどこをとっても私好みな競走馬で本当に何なのだ、という感じです。おまけに勝ち鞍も私の好きなレースばかりなのが本当に出来すぎています。

はい、ではまた。

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