メイドインジャパン一年生。

化粧品はドラッグストアーで買うことが多いが、時々背伸びをして(という年齢でもないが)デパートのコスメカウンターで購入する。

何を選ぶにしてもデザイン性を重視する傾向にあるわたしは、海外ブランドの可愛らしいパッケージのものを好んで買う。かわいい方がウキウキするから。

よって日本製のカウンセリング化粧品というものに、これまで殆ど縁がなかった。全体的にパッケージが好みではない。同じくらいの値段を出すなら、可愛い方が良いに決まっている。

ところが昨年末、カネボウ化粧品が出しているコフレドールの商品を購入した。商品の機能性を期待して買ったわけではない。わたしはただ長澤まさみになりたかっただけだ。

しかし使ってみて、わたしはすっかり感動してしまった。リップは落ちない。アイシャドウパレットは発色がとても良い。ケースもしっかりしている。付属のブラシやチップはとても使いやすい。

これがジャパニーズブランドか…!!!

味をしめたわたしは、花王ソフィーナプリマヴィスタの下地やファンデーション、資生堂マキアージュのビューラー、次々と購入していった。

決して石原さとみや水原希子になりたかったわけではない。いや正直なりたいけど、今回はきちんと商品の機能性を求めて購入をした。

今のところどの商品も当たりで満足している。日本人の顔や肌質の事をよく考えて作られていると思う。愛を感じた。

綺麗になるにはときめきが必要だ。可愛らしいパッケージに踊らされている自分もまた良し。

しかし、たまには自らのセオリーを崩すことがとても重要だと気付かされた。この歳になると、化粧品も化粧のやり方も、「いつもの」になる。

わたしは「毎年何かしらの一年生になる」ということを目標にして生きているのだけど、それは化粧品にも言えることなのだと感じた。
ただ、未だに長澤まさみに近付く気配すらない。無念。

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