マガジンのカバー画像

ニューヨークで考えた

9
ニューヨークの暮らしの中で考えたことなど
運営しているクリエイター

#アメリカ生活

「ニューヨークでたまたま出会わない説」のその後

Noteに書いた一番最初の記事は自己紹介文で、「ニューヨークでたまたま出会い過ぎる説」というお題でありながら、ニューヨークに住んでいるのに誰とも出会わないよ、っていうお話でした。 時々耳目にする「たまたま行ったニューヨークで、たまたますごい人と出会ったエピソード」がいつも不思議で、そもそもニューヨークにたまたま行かない(結構綿密に腰を据えて計画を立てて行ったり住んだりするものだ)、そしてニューヨークに暮らしていてもたまたま誰かに出会わない。でも、誰かと繋がりたいからNote

気付かずに差別に加担している

つい先日ニューヨークの地下鉄に乗ると、向いの席に座っていた泥酔状態の白人中年男二人組の一人が、なにやらごちゃごちゃともう一人の男に熱く語っていた。語られている側は寝落ちしていて無反応。それに業を煮やしたのか、ごちゃごちゃと語っていた方が、突然大声で、「Don’t fxxk with White Boys, right!?」と怒鳴り始めた。 つまり、白人至上主義的な思想を持った白人男性が、寝ている相棒と語っている体で「白人なめんなよ、ゴラァ!」と怒鳴散らしているというわけだが