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ニューヨークで考えた

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ニューヨークの暮らしの中で考えたことなど
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#ニューヨーク

「ニューヨークでたまたま出会わない説」のその後

Noteに書いた一番最初の記事は自己紹介文で、「ニューヨークでたまたま出会い過ぎる説」というお題でありながら、ニューヨークに住んでいるのに誰とも出会わないよ、っていうお話でした。 時々耳目にする「たまたま行ったニューヨークで、たまたますごい人と出会ったエピソード」がいつも不思議で、そもそもニューヨークにたまたま行かない(結構綿密に腰を据えて計画を立てて行ったり住んだりするものだ)、そしてニューヨークに暮らしていてもたまたま誰かに出会わない。でも、誰かと繋がりたいからNote

コーフィティビティー、そして雑音の効果について。

ニューヨークのアパートは、ジャックハンマーの音や、クラクションの音、誰かの大声で話す声、オペラの歌声(誰かが部屋で練習している)、すぐそばにある医療センターに出入りする救急車のサイレンなどいつも音にあふれている。 春になるとそこに加わる鳥の鳴き声も、悠長に耳を傾けたくなる長閑なさえずりというよりは、窓のへりにとまり、親の仇!と言わんばかりに叫ぶような声、げ、ちょっと激しすぎやしませんか、と抗議したくなるような猛烈な鳴き声なのです。 というわけで決してしずかではないのに、一