シュタイナー教育???

<読書>ママのためのシュタイナー教育

小さな子供が安心してあたたかく守られ、愛情に恵まれて育つことが重要

自分のいい状態を覚えているか?
子供をはじめ周りの要求にこたえてばかりだ自分の気持ちがおろそかになる。どんどんとあれもこれもできなかったと自分を責めていく。
自分の気持ちをいい状態に保っておくことが周りに「ほっとした空間(いごこちのよさ)」を与えることができる。

1日のうち「じぶんだけの時間」はあるか?
親でも、労働者でも、妻でも、主婦でもない「わたし」である時間。。。
自分を取り戻す時間。自分の根っこに戻る大切な時間がなければ自分の存在に気づけない。
気持ちの落ち着く空間、場所を探してみて。

ルドル・フシュタイナーは「今、肯定的なものを感じる練習をしなければならない」と言っている。ネガティブなものは練習する必要がない。それは勝手に訪れる。でもポジティブなものは自然にやってこないことがある。だからこそポジティブになれる練習が必要なんだと。
自分がいい状態で、ポジティブになれる時間や方法を見つけることをまず大切にすべき。

音楽、さんぽ、ヨガ、絵を描く、ペットとの戯れ、お花をめでる

自分をいい状態に保てれば、アクシデントが起きた時にいい状態の自分を思い出し、自分を取り戻すことができる。根っこに戻り、本当の自分を取り戻せたら初めてほかの人のために力を与えることができる。
自分が変わらなきぃけないのではなく、自分のいい状態を思い出せればいいだけ。自分を信頼して、思い出せばいい。

根っこのしっかりした、どっしり大きな樹になる
こどもはそこで安心して育っていける



こどもは「からだのことば」を感じ取る
全身で子供に向かうこと
「○○、きなさい」と声をかけるのではなく、。その子の方に体を傾け。「○○、こっちにおいで」と声をかけるとやってくる。全身で伝えなければ子供には伝わらない。
子供は1日数回だけでもいいから、親から全身で身も心もすべて全力でこっちに向いてほしいと感じている。たった数回を満たしてあげればまた安心して1人の時間も楽しめる。何かしながら「ふ~ん。そうなんだ」には意味がない。

しかるとは
何が大切かをつたえること
子供には「○○してはいけない」という決まりを必要としている。
この境界を与えるときも「○○は間違っている」でも「きみのことは大好き」だよという2つのことを伝えることで、「○○してはいけない」ということを受け入れられる。


ふわふわとした言葉で、むにゃむにゃとした体で、言葉数は多いけどなにがいいたいのかわからない、、、こういう日常に子供は慣れてしまう、本当に伝えたいことが伝わらなくなる

こどものころに<わたし>にしっかり向き合ってくれた大人の記憶はその子供にとって生涯をささえる宝物になる。

あの大人はまじめに向き合ってくれ、話してくれる人だって。「君のしたことはいけないことだ」と伝えてくれる大人。その大人は<わたし>を好きで信じていてくれるんだということもしっかろと伝わっている。



こどものみえかた

毎日一緒が楽しいわけじゃない

いろんなことにきょうみがわいてめまぐるしくどんどんかわっていく。

「はやくはやく」というメッセージが社会全体からも、親からも、がっこうからも降り注ぐ。(親もせかされているたちばでもある)「はやまわしの大人の時間」に子供は付き合わされている。大人には軽々できることでも子供には背伸びしてやらなきゃできないこともたくさんある。無理をさせている。

一日のどこかで子供のリズムに合わせたじかんを作ってあげることが大切。こどもがこどもとしてのんびりいられる時間をつくってあげる。


マイナスの感情との向き合い方

泣いたり怒ったりする子供をすぐになだめたり落ち着かせようとする。でもかれらはすごく怒れるし、泣けてしまう。それは彼らの感情のままに放っておいた方がいい。その感情さえも抑え込むことは酷である。

マイナスの感情が爆発した先に、その原因はなんなのか、なにか言葉にはできない訴えがあるのじゃないか?そこに目を向けるべき


「自分が望むことが重要ではなく、そのこどもにとって何が重要かが大切」

親である自分たちの希望や望みの前に、目の前のこの子は何を求めているのか、が何よりも大事。子供が自分の内側から湧き起こるものを使って生きてゆくことを応援する。

しかし「自由」が現実になっていくときに親と子の間で大きな問題を持つことにもなる。親なりに描く子供への希望や、親の考え、これをすべて手放して子供に自由な選択をさせることは到底簡単ではない。子育てとは親でも教師でも、彼ら自身の中に生きているものを子供に受け継がせることではなく、教育を通して世界に新たなものをもたらすことであるとシュタイナーは考えていた。

子供は「本当の自分」をみてほしい、親とは異なる人間として認めてほしいと訴えかける。親の考えや価値観を覆いかぶせてコントロールしないでほしいと。

親は子どもの人生を「手段」にしないこと。

自分たちの表面化されてないプランや願望を手放すことが重要。わが子を自分たちと同じものにしないこと。

だからこそ大人は自分は自分であるという自分に戻れる場所を持っていたい。


子供の本当の要求は「自分であっていいという安心感」自分であることが親をがっかりさせないんだと。

親や教師が事細かになにをしたらいいか考えることではない。


親は親でしかない

親はこどもにとって友達や兄弟にはなれない。所詮親子という関係は遊んでいても生活していても変わらない。

パッチワークファミリー

学童できょうだいのような関係を築けるることもある

無理に友達をあてがうこともできないが出会いの場には連れていく子はできる


シュタイナー教育とは自分が自分であることに喜びを見出し、自分らしい人生を送るためのもの。自分の中に答えがある。自分の人生への信頼こそが自分を幸せにする。

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