天竜下れば

このテキストはマガジン「三味線のこと」の中に含まれているので、一つ一つ購入せずにマガジンを購入した方が多分安いと思います。

この曲を習ったのは2017年の4月15日。

この曲は普通に考えたら拍子は8分の2。
で、ずっと三連符で弾く曲なんだけどさ、通常そういう曲を楽譜に起こす時は楽譜に「はずむ」って書いて三連符の記号は一切入れずに書く。
それでもいいんだけど、曲を知らない状態でそういう楽譜で弾こうとすると微妙に「ここはどう弾いたら?」みたいな個所が発生する。
そういうのを避けようと思うと今度は全部に三連符の記号を入れることになって、楽譜を作るのも手間がかかるし見た目もごちゃごちゃするし・・・ってことで、全部が三連符みたいな曲の場合は楽譜自体は8分の3で書くことにしてる。
理論上は同じだから。

「全前バチ」と書いてあるけど、これは弾く時のバチの位置が全部前の方(太鼓の上の方っていうか棹に近い方っていうか)ってことで。
この曲はもともとが津軽三味線で弾くようなジャンルのものではないのでね。
津軽ものみたいに弾いちゃいけないんで。

作詞は長田幹彦、作曲は中山晋平。
作詞作曲に名前が書いてあるヤツはわりと最近(って言っても昭和とか)に作られた比較的新しい民謡ってことで。
「新民謡」ってヤツ。

ここから先は

0字 / 1画像
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?