津軽あいや節

このテキストはマガジン「三味線のこと」の中に含まれているので、一つ一つ購入せずにマガジンを購入した方が多分安いと思います。

この曲は2016年11月19日に習った。
楽譜を見ていただいておわかりのように、すごく長い曲だから何か月もかかったかな?と思ったら、三回習って終了だった。
習ってから何年も経っているワりには、ちょいちょい音の出が不完全だったり弾き損じまくりだけれども。

これは「津軽五大民謡」っていうヤツの一つ。
簡単に説明すると
津軽じょんから節→二上り・マイナーコード・二拍子
津軽あいや節→二上り・メジャーコード・三拍子
津軽よされ節→二上り・マイナーコード・三拍子
津軽小原節→本調子・マイナーコード・三拍子
津軽三下り→三下り・マイナーコード・三拍子

だったかな?
違うところがあるかも知れない。
じょんから節の時に説明したように、流派によっても個人によってもアレンジがバラバラではあるけれども、基本的に上記のルールがあるので私は耳が悪い(というかいまだに民謡が完全には把握しきれていない)ので聞いてもわからないけど、ちゃんと聞き取る能力のある人はすぐに判別が付くものらしい。
ってことで、この「津軽あいや節」は二上りというチューニングで、メジャーコードで三拍子でってことになるのだけど、若干拍子が途中で変わったりするし、途中で拍子がどうなってんだか私にはよくわからない個所があったりなので、とても拍子が取りづらい。
その上!
何とあいや節をマイナーコードで唄う場合がある!!
先生は「半音」って呼ぶ(催しのプログラムなどには「津軽あいや節(半音)」みたいに書いてある)が、「陰調」って書いてあるのも見かけるんだけど「半音」と「陰調」が同じものなのか違うものなのかもわからん。
その上、伴奏は普通にマイナーコードで弾いているのに唄は完全にメジャーコードで唄っているってのも聞いたことがあるんだけど、唄がプロの人だったか上手い人(もちろん伴奏も上手い人)だったからってのもあるだろうけど、全然変に聞こえないっていう。
youtubeだったからどこかにあるかなと思って探したけど発見できなかった。

これは前半はごく普通の「あいや節」で、後半は唄も伴奏も「陰調」。

津軽五大民謡は全部そうなんだけど(じょんから節の「旧節」はちょっと違うか)前奏部分がクソ長い。
だから唄う人がメインだったり、持ち時間の制限があったりすると前奏部分を飛ばして太鼓のパートから開始なんていうこともよくある。

唄の部分は似ていて微妙に違うのが三つでワンセット。
それが一番。
で間奏(太鼓)が入ってまた三つ。
フルで唄うと何番まであるのか知らないけど。
一番だけでも長いから今回はもちろん一番までしか弾いてない。

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