Amplitube5 マニュアル和訳計画 ストンプ編⑤ (デフォルトギア - フィルター)
備忘録を兼ねた意訳です。百見は一聴にしかず、って感じですが勉強も兼ねて説明文を訳しました。
Envelope Filter
入力信号をシンセサイザーのようなエンベロープフィルターで加工するペダル。
シンプルなオートワウエフェクトから聴いたこと無いようなフィルターエフェクトまでが得られる。
FREQ : カットオフ周波数。40Hz~20,480Hz
RESO : レゾナンス。0.30~10
DEPTH : エフェクト量。0%~100%
12/24 : フィルタースロープ。-12dB/oct or -24dB/oct
HP/BP/LP : フィルターの種類。ハイパス/バンドパス/ローパス
LFO Filter
フィルターの周波数をLFOでモジュレーションできるペダル。BPMシンク付き。
FREQ : カットオフ周波数。40Hz~20,480Hz
RESO : レゾナンス。0.30~10
RATE : LFOのスピード。0.05Hz~5Hz
DEPTH : エフェクト量。0%~100%
12/24 : フィルタースロープ。-12dB/oct or -24dB/oct
HP/BP/LP : フィルターの種類。ハイパス/バンドパス/ローパス
BPM SYNC : オンにするとプロジェクトのテンポに従う
Rezo
シンセのようなドローン音と持続する共鳴音を加えることができるペダル。ギターをシタールのような音にしたりシンセのようなドローン音にできる。
4声の共鳴音はそれぞれ独立してE0からE7まで半音単位で音程を設定できる。例えばCメジャーコードを鳴らすには、最初の3声をC3,E3,G3にセットする。ALLスライダーを動かせば各声のインターバルを変えずに音程をシフトできる。ノートナンバーか周波数で設定可能。
1-4 スライダー : 各声の音程
NOTE/FREQUENCY スイッチ : スライダーの音程指定方法の切り替え。ノートナンバー/周波数
ALL : 4つのスライダーの相対的な間隔を保ったまま、全てを一括して操作できる。RESとFILTERについても同様。
RES : 各声のレゾナンス。最大にすると自己発振する。最小にすると共鳴音が鳴らない。
SCALE : NOTEモード時に指定できる音階の設定。例えばC,E,Gだけを使うように設定できる。
FILTER : 各声の明るさ/暗さの調節
MIX : エフェクト量。0%~100%
OUT : アウトプット音量。共鳴音は非常に大きくなることがあるのでこれで調節する。
Step Filter
ローパス/ハイパス/バンドパスフィルターをステップごとに自由に設定して、リズミカルにフィルターをかけられる。リズミカルなシンセのような音にもできる。
CUTOFF : フィルターの中心周波数の設定。各ステップが半分のポジションのとき、CUTOFFで設定したとおりの周波数でフィルターがかかる。
RES : フィルターの中心レゾナンス。各ステップが半分のポジションのとき、RESで設定した量のレゾナンスになる。
DEPTH : 各ステップのフィルターの動き具合の設定。最小にするとフィルター周波数とレゾナンスは固定になる(ステップごとの変化がない状態になる)
HP/BP/LP : フィルターの種類。ハイパス/バンドパス/ローパス
12/24 : フィルタースロープ。-12dB/oct or -24dB/oct
SWING : ステップのリズムのスウィング度合いを設定
MODE : Freeモード→常にステップが動き続ける。Strikeモード→入力があるたびにステップを1からリスタートさせる。
DEST : カットオフとレゾナンスを変化させる割合。最小ならカットオフのみ、最大ならレゾナンスのみがSTEPバーで設定した量変化する。
DIVISION : 各ステップの長さを設定
STEPS : ステップ数の設定
STEPバー : 各ステップの変化度合いを設定。バーが低いステップはカットオフ/レゾナンスともに小さく、バーが高いステップはカットオフ/レゾナンスともに大きくなる
BPM SYNC : オンにするとプロジェクトのテンポに従う
Nu-Tron III
Musitronics Mu-Tron IIIのモデリング。キーボードに使用されて有名になった1972年発売のオートワウ/エンベロープフィルターペダル。フィルターの動く方向を切り替えることができる。
PEAK : レゾナンスの強さを設定
MODE : フィルターの種類。ハイパス/バンドパス/ローパス
GAIN : インプットゲイン。音量だけでなくエフェクトのかかり具合も変化する。
RANGE : エフェクトがかかる帯域の設定。low/high
DRIVE : フィルターのスウィープ方向の設定。low→high / high→low
次回へ続く
踏み具合で操作させる系のペダルはワウ編の方にまとめてあります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?