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VRoidでテクスチャー制作

【ハレちゃん制作 第二弾】
GWに何か新しい取り組みをということで 「VRoid」を使い慣れる為に、好きなキャラクターを作ってみよう思い立ち、Avacus応援キャラクター「ハレ・バッカス」ちゃんをモデルに制作を開始しました。

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前回は三つ編みの制作をしました。今回は実はモデル制作の中でも、個人的に一番好きな「テクスチャーの制作」の作業です。
テクスチャーはモデルに貼り付ける画像のことで、これでモデルの色や質感、模様など見た目を大きく変えることができます。


1.キャラの目を編集

キャラの命でもある目。ここは本来かなり時間を割きたいところですが、時間もないので軽く色味だけハレちゃんに近づけます。

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1-1. 元のテクスチャーをエクスポート
まずは目の元のテクスチャーをエクスポートします。もともと緑がかった目をしています。

1-2. エクスポートしたファイルを編集
エクスポートしたファイルを別のソフトで編集していきます。
VRoid上でも編集は可能ですが、私はiPadに無料でいれた「MediBangPaint」で編集しました。編集は自分が使い慣れているツールなら何でも良いと思います。モデルのハレちゃんの目は、濃い茶色の単色ですが、少しオレンジをいれた配色にし、グラデーションはあまりかけずパキっとした感じで塗り替えました。(単色ベタ塗りでも良さそうなのであとでやってみたい)
塗り方も元のテクスチャーの黒目の外側のラインをはみ出さずにマネして塗れば大きく失敗することはありません。目はUVの歪みが少ないので思ったように変更することができるので楽しいパーツでもあります。
作成したファイルをインポートすれば完成です。
元の目に戻したくなるかもしれないのでレイヤーを新規作成してそこにインポートしました。


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2.服の作成

服は、顔が似てなくても服がそのキャラを表していればごまかせる良いパーツです。もともとの衣装は真っ白なので、これをハレちゃんに近づけていきます。

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2-1. 服のテクスチャーをエクスポートします
服のテクスチャーは慣れてないと、どこがどの部分に貼り付くのかわかりにくい場合があります。展開図などを想像するのが得意な人は楽勝かもしれませんがそうじゃない人は、VRoid上で軽く実際に塗って見てあたりをつけたりするとイメージがつきやすいかと思います。

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特にスカートの裾部分はモデルとテクスチャーでは、だいぶ間隔が違います。最初にあたりをつけず適当にやった失敗例が以下。服の柄が間延びした感じになってしまいました。

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2-2. 服のテクスチャーの編集
この間延びをごまかすために、模様の間隔を狭くすることにしました。あとは腕の裾の中も濃いオレンジに編集しました。服の横に縫い目のようなラインがありましたが邪魔なのでしました。その他の影などはそのまま利用させていただきました。(この影の色味をオレンジ系に変えても雰囲気が変わるかもしれません)作成完了したらインポートします。

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3. 靴の作成

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3-1. 衣装を変更、調整
ハレちゃんの靴はショートブーツなので、一番近しい衣装として、既存の衣装から「ハイカットシューズ」を前回の記事では履かせていました。ただハイカットシューズだとヒールがなかったので今回「パンプス」に変更しハイヒールパラメータを調整し厚底にしブーツっぽく編集しました。

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3-2. テクスチャーの編集
靴のテクスチャーをエクスポートし全体に茶色の乗算レイヤーをかけただけで編集は完了です。これだとショートブーツをいうよりはまだパンプスのままなので足首辺りまで靴を伸ばしたいところです。パンプスのモデルを編集するか、肌のテクスチャーの足首部分に靴を塗ることで可能かと思いますが今回は省略しました。

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4. タイツを制作

ハレちゃんは濃い茶色のタイツを履いております。タイツの設定は素体のテクスチャーに色をつけることで可能です。

4-1. 足のテクスチャを編集
足のテクスチャーをエクスポートします。服同様に事前にVRoid上で編集して、UV図とモデルの関係性を把握しておくと失敗が少なくなります。ベタ塗りでもよければ、そのままVRoid上で編集してもかまいません。

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タイツなので元の影の塗りを生かした方がよいので、つま先から腰までを濃い茶色で乗算をかけました。塗りの際に色を薄めればもう少しタイツの透け感も表現できますが個人的にハレちゃんというキャラがエロ繋がる要素は避けたいので透け感はかなり控えめです。

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5. 完成

これで概ねテクスチャーの塗り替え作業完了です。

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だいぶキャラクターに近づいてきました。
(服の長さと身長とのバランスが若干悪い気もします。)

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作成中にAvacusのオファーが500を越えたというニュースが入ってきたのでこんなものも作成しました。キャラクターモデルが一体できていると、モーションやポーズをつけるだけで広告素材もすぐ作れて便利だな。(ちょっとした四コマとかなら、このモデル使ってできそう...ニヤニヤ)

最後に

だいぶハレちゃんに近づいてきました。やはり、テクスチャーによるごまかしは偉大だ。テクスチャーでガラっと雰囲気が変わるし、私はテクスチャ設定する作業が一番テンションあがるので、この作業を釣りに後回しにしてきました。いかに自分のテンションをコントロールしながら気持ちよく制作するかというのもクリエイターが制作を続ける際のちょっとしたコツだったりもします。次回はリボンの制作かな。

▷制作:1.5h
▷ソフトウェア VRoid 0.8.3

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