怒る兄を静める弟。
母の願い…。「今生の別れになるかも、この連休に兄を呼び寄せろ!」と。
介護一覧の項目を書きだした文面の束を残し、5月2日の午後に家を出た。
兄に全て丸投げして翌日、購買施設の駐車場で夕飯を取る元に電子文届く。
「誤飲性肺炎の恐れあり!翌週に特別搬送で母のみを東京に連れて行く!」妹の度重なる排便処理の過酷さと母の変わり様に慄き、理性を失っていた。
「兄が勝手に決める事でない!母と妹は一心同体なのだ!」返信、焦る弟。
4日午前まで手足伸ばす筈が、至急の帰宅。玄関灯は点くも居室は真