あんまり悲しくさせないで

鳥居が立ち並ぶパレードで
言葉の棘にいつもより苛立つ隙間の空
ひとつのバイブ音で悲しくなれる心も
今はうわべで繋いでるこの言葉も
嬉しさの明るさは悲しみの闇に比例して
亀裂が走る心のやわらかさ
自分の輪郭がぼやけて
ぼやけたふちに小さい水の粒が
湿度の高い森のなか
水の粒子があなたと動物をまもっている

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