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全文検索システムFESSのお試し環境構築


やったこと

お試し導入したFessはまだ空っぽの状態なので、検索サイトとして使うためにはいくつかの設定が必要です。
FessはWEB検索やファイル検索、データソースの検索に対応しています。
今回は自宅用PCのファイルが検索できるよう、ファイルシステムの設定を進めて行きます。

クロール設定

ファイルを検索対象とするためにはまずクロールという作業が必要となります。
クロールはファイル内にどんなキーワードが含まれているかを収集します。
収集したキーワードをインデックスに登録することで、高速な検索ができるという仕組みです。

1.管理画面へのログオン
 初回ログオン時はパスワードの設定が必要です。
 ユーザ名:admin
 パスワード:admin
でログオンし、パスワードを変更します。

ログイン画面

2.クロール設定
左にあるメニューからクローラー → ファイルシステム を開きます。

3.検索したいフォルダをクローラーに登録します。
 +新規作成 を押してフォルダを登録します。

 最低限の設定として、名前、パス、深さを設定すれば検索できるようになります。
・名前 任意の名前でOKです。
    今回はOneDriveとします。
・パス 検索したいファイルがあるフォルダへのパスを記述します。
    今回はユーザーフォルダにあるOneDriveフォルダ
   (C:\Users\umino\OneDrive)を検索対象とします。
    "\"(¥)ではなく、"/"で階層を区切ること
    パスの末尾の"/"をつけ忘れないこと

■エクスプローラーでの表示
C:\Users\umino\OneDrive
■Fessへのパス設定
file:/c:/Users/umino/OneDrive/

・深さ サブフォルダをどの階層まで掘り進めるかの設定です。
    今回は5と入力します。

クロールの実施

クロールの設定が終わったら早速クロールを実施してみます。
スケジューラからも実施できますが、今回は手っ取り早い画面上部のボタンから開始の指示をします。

設定が正常であれば、ドキュメント数とデータサイズが増加していくことがダッシュボードで確認できます。

ドキュメント数とデータサイズが増加すれば成功


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