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忍殺TRPGミニゲーム【ニンジャとスイカ割り】


◆アイサツ

 ドーモ、海中劣と申します。こちらの記事は私がニンジャスレイヤー本編を元に二次創作したニンジャスレイヤーTRPGの非公式シナリオとなります。ニンジャスレイヤーTRPGについては下記の記事をご覧ください。

 なお本記事はニンジャスレイヤーの話を元に作成した二次創作物であり、ニンジャスレイヤー本編、実在の人物・団体とは関係ございません。至らぬ点が多々あると思いますがご容赦くださいませ。

◆記事について

 この記事はデッドリー・ヴィジョンズ、『ブラック・ストライプス』を元にして作成されたファンメイドのミニゲームとなります。詳細は下記の記事を確認してください。

◆ゲーム難易度

 本記事については2~4人のPCで遊ぶちょっとしたミニゲームのような内容となっております。爆発四散(キャラロスト)をさせてもいいですが基本はお遊びとして楽しんでいただきたいと思います。

◆こちらの記事について(利用規約)

 こちらの記事はニンジャスレイヤーTRPGで遊ぶ際に使用するミニゲームであり、非公式の二次創作物となります。

 仮にプレイした記事をネット上などで公開する際には非公式のものであるということを明らかにする目的も含めてこちらの記事へのリンクを添付する、引用元として明記するなどしてください。また、「ダイハードテイルズ」公式以外による無断の商用利用は法的に認められた例外を除いて原則不可とさせていただきます。

 当記事の内容は予告なしに変更される場合があります。

 また、当記事の内容に改変を加えたシナリオなどを作成することは自由に行ってください。ただし、その場合も非公式のデータであるということ、ニンジャスレイヤーTRPGの二次創作物であるということは明記をお願いします。

 以上の利用規約を守っていただければ、この記事が公開されている限りはニンジャスレイヤーTRPGを遊ぶ時に当記事のシナリオをご自由に使用していただけます。

◆シチュエーション

 目を焼くかのような強い日差し、爽やかな潮風を運ぶ青い海、ヤシの木が生い茂る白い砂浜。この絶好のバカンス・スポットでこれから行われるのは愉快なマリンレジャーでもひと夏のアバンチュールでもない。身を焦がすかのような暑さすら忘れさせる身の毛もよだつ蛮行……砂浜から頭部だけを出すようにして埋められた人間を果実に見立てた、狂気の暗黒スイカ割りである……!

※別に暗黒スイカ割りがやりたくない場合は普通のスイカ割りをしてください。

◆ゲーム内容①(スイカを割る場合)

◇フェイズ1

 まずはPCたちでスイカ割りを行う順番を決める。これはイニシアチブ値の順でもダイスで決めた順でもなんでもよい。

 順番を決めたらスイカ割りを行うPCと他のPCたちで【ニューロン:NORMAL】での『対抗判定』を行う。

 PCは目隠しをされた状態(あるいは何らかの理由で前後不覚となっている状態)でボーやカタナを持たされ、砂浜の上を歩いてスイカに近付いていくことになる。この時、周囲にいるPCたちは「もっと右!」とか「違う!左!」とか「今だ!」とか「まだだ!」とか色々とヤジを飛ばすのだ。(埋められた人間たちにも言わせると必死感があっていいかも)

 スイカ割りを行うPCの判定は時短のために1回だけでもいいし、それぞれのPCと逐一『対抗判定』を行ってもよい。ここでスイカ割りを行うPCが勝利した回数を数えて記録しておくこと。

◇フェイズ2

 スイカ割りを行うPCは【カラテ】【ワザマエ】の好きな方の値を用いた【難易度:HARD】の判定を行う。

 この時、フェイズ1で行った【ニューロン】での『対抗判定』に勝利した数だけ判定の難易度が下がる。(ただし、【難易度:EASY】を下限とし、それよりも下にはならない。)

 周囲の声を聞いてだいたいのアタリを付けたPCはついに手に持ったボーや刃物を振り下ろしたのだ。判定に成功すれば見事にスイカ割りに成功!判定に成功した数を数えておこう。

 ただスイカを割った、で終わりにするのではなく、「PCの一撃でスイカは花火玉めいて木っ端みじんに砕け散った!」とか「ゴウランガ!カタナが通り過ぎたスイカはしかし微動だにせず、果汁の一滴すらも零さない!」とか、超常存在であるニンジャ的な描写をしてみよう!

◇フェイズ3

 あとはフェイズ1~2を人数分繰り返し、フェイズ2での判定成功数が一番多いPCの優勝だ!優勝したPCには何か賞品や賞金を出してもよい。(【万札:3】とかその程度がいいだろう)

 もしも誰も成功しなかったらその時は成功するPCが出るターンまでフェイズ1~2を繰り返すこと。優勝が2人以上出た場合は仲良く賞金を分け合おう。(出目6の数が多い方などで優劣を決めてもよい)

 逆に判定数が一番少なかったPCには罰ゲームを行ってもよい。といってもケジメしてステータスが下がるとか万札が没収されるとかではなく、PCの恥ずかしい秘密を言わせるとか、ビーチに来ている美男美女をナンパさせる(【交渉判定:HARD】)とか、そういう笑い話に出来るような内容にすること。PLが不愉快に感じるようなことは絶対に避けることが重要だ。もちろんPLが望むならもっとひどいことをさせても構わない!(ラオモト=サンの前でタイヘン・シツレイなことをするとか、ロードのメンポをめくってくるとか。この場合PCはもちろん爆発四散してキャラロストとなるだろう!)


◆ゲーム内容②(スイカになる場合)

 こちらの場合はゲーム内容①よりもデッドリーだ。なにしろPCたちは砂浜に頭だけを出して埋められ、スイカ割りのスイカ役となってしまったのだから。この状況になった理由はPCたちがヘマや裏切りをして処刑されそうになっているとか、あるいは敵対しているニンジャ組織や残虐なるヤクザクランに捕らえられ、余興めいて殺されそうになっているなどが考えられる。

 スイカ割りを行うのはクローンヤクザ、屈強なるスモトリ崩れ、あるいはヨロシサンが生み出した四本の腕でボーや刃物を振るうスイカ割りバイオニンジャなどだ。このあたりは砂浜に埋められたPCたちの強さによって決めよう。(スイカ割りをするリアルニンジャがいたっていいのだ)

◇フェイズ1

 まず砂浜に埋められたPCたちはイニシアチブ値の低い順に【ニューロン】【ワザマエ】の値を用いた【交渉判定:NORMAL】を行う。命乞いをしたり、違う方向を指示してスイカ割り役を惑わせるのだ。(『◉交渉:卑屈』などのスキルでボーナスをあげてもよい)

 この時の成功数をPCごとに数えておくこと。

◇フェイズ2

 NMは「1D6」を人数分振り、PCに対してイニシアチブ値の低い順にスイカ割りの成功判定を行う。この成功判定はフェイズ1でそれぞれのPCが出した『交渉判定』の成功値数により下記のように変化する。

スイカ割りの成功判定
例①
PCの『交渉判定』の成功値が『2』の場合
1-2:失敗、外れ!  3-6:成功!直撃!

例②
PCの『交渉判定』の成功値が『0』の場合
1-6:成功!直撃!

例③
PCの『交渉判定』の成功値が『5』以上の場合
1-5:失敗、外れ!  6:成功!直撃!

※つまりスイカ割りの成功判定が絶対に失敗するということは無い。

 命乞いや誤魔化しがうまくいったPCはそれだけ殴られたり斬られたりする可能性が低くなる、という寸法である。ただし、どれだけ交渉がうまくいっても運次第では攻撃されることもある。(なにせスイカ割りだから仕方ないのだ)

 スイカ割りの成功判定が成功した場合、PCは【体力】に回避不能の『2ダメージ』を受ける。(頭部防具以外の【体力】補正を適用するかなどは事前に話し合って決めること)

 このダメージによって【体力】が0以下になったPCは『気絶状態』に入る。(爆発四散はしない。もちろんさせてもいい)

◇フェイズ3

 生き残ったPCが2人以上いる場合はフェイズ1~2を繰り返し行う。2ターン目からはフェイズ1の『交渉判定』の難易度を1段階ずつ上げていってもいいだろう。(だんだん位置を掴まれていくのだ)

 これによって最後まで生き残ったPCが最終的な勝者となる。勝者が決定した時点でPCたちは生き埋めから解放され、ゲームは終了となる。(上役がもう十分に楽しんだから終了を合図したとか、敵対組織に捕まっていたなら味方が助けに来てくれたなどだ)

 最後まで生き残ったPCにはその類まれなる交渉力や耐久力を評価して何か報酬を受け取らせてもよい。(【万札:5】くらいがいいだろう)

◆後書き

 以上でゲームは終了となります。お疲れ様でした。

 毎日暑い日が続く中、ネオサイタマのニンジャたちはどんな夏を過ごしているのだろうと考えて今回の記事を作成しました。きっとサンズ・オブ・ケオスあたりのニンジャたちはこうやって楽しい夏休みを満喫していたのではないでしょうか。みなさんもスシだけでなく水分をしっかり摂って楽しくニンジャしてください!

 それではここまで読んで下さってありがとうございました!