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忍殺TRPGシナリオ【ニンジャのデモ】

アイサツ

ドーモ、海中劣と申します。こちらの記事は私がニンジャスレイヤー本編を元に二次創作したニンジャスレイヤーTRPGの非公式シナリオとなります。ニンジャスレイヤーTRPGについては下記の記事をご覧ください。

以下はプラグイン環境のインデックスとなります。

また、プレイにはニンジャスレイヤーTRPG月刊サポート誌【ソウルワイアード】の購読を推奨します。下記の記事から読めます。(有料記事となります)

また、一部分試験的にニンジャスレイヤーTRPG2版βのデータを流用させていただいております。

サイコロ、そしてメモと筆記用具があれば遊ぶことができます。サイコロは複数必要になることもありますが1個のサイコロを何度も振れば問題ありません。

なお本記事はニンジャスレイヤーの話を元に作成した二次創作物であり、ニンジャスレイヤー本編、実在の人物・団体とは関係ございません。至らぬ点が多々あると思いますがご容赦くださいませ。

前書き

今回はスローダンサーさんが開催されている『ニンジャスレイヤーTRPGシナリオコンテスト』に参加させていただきました。詳細は下記の記事をご覧ください!

シナリオ難易度

このシナリオは、成長の壁(1)を越え、(2)に到達するかしないか程度のニンジャ3〜4人でプレイすることを想定していますが、難易度の調整、シナリオの改変などは自由に行ってください。

また、PCの所属組織についてはソウカイヤを想定していますが、もちろん他の組織の所属ニンジャやフリーランスニンジャでの挑戦も問題ありません。

こちらの記事について(利用規約)

こちらの記事はニンジャスレイヤーTRPGで遊ぶ際に使用するシナリオであり、非公式の二次創作物となります。

仮にプレイした記事をネット上などで公開する際には非公式のものであるということを明らかにする目的も含めてこちらの記事へのリンクを添付する、引用元として明記するなどしてください。また、「ダイハードテイルズ」公式以外による無断の商用利用は法的に認められた例外を除いて原則不可とさせていただきます。

当記事の内容は予告なしに変更される場合があります。

また、当記事の内容に改変を加えたシナリオなどを作成することは自由に行ってください。ただし、その場合も非公式のデータであるということ、ニンジャスレイヤーTRPGの二次創作物であるということは明記をお願いします。

以上の利用規約を守っていただければ、この記事が公開されている限りはニンジャスレイヤーTRPGを遊ぶ時に当記事のシナリオをご自由に使用していただけます。

◆ダンゴウ

ソウカイヤに所属する油断ならぬニンジャである君たちはシックスゲイツであるソニックブームからの命令を受けてトコロザワピラーのブリーフィングルームへ集まっていた。君たちは全員が顔見知りかもしれないし、初対面かもしれない。

アイサツを済ませて待つこと数分。部屋の入口のフスマドアが開き、ソニックブームがエントリーしてきた。

「オウ、集まってるようだなマヌケ共。ドーモ、ソニックブームです。今日はお前らに相応しい面倒臭えビズを持ってきてやったぜ。せいぜい励めよ。エエッ?」

その後、ソニックブームは下記の情報をPC達に伝えます。

◉今回のビジネスはカネモチ・ディストリクト八番街にあるカチグミ向けオイランハウス「一日動物園長」で動物従業員たちが起こした待遇改善要望を巡ってのイザコザを解決することである。

◉どうやら勤務内容や報酬に不満を持った動物従業員たちが革命闘争組織イッキ・ウチコワシにそそのかされ、暴動を起こしたとのこと。暴れる従業員たちを収め、イッキ・ウチコワシの連中を皆殺しにせよ。

◉動物従業員たちはモータルよりもはるかに強いがニンジャ数人ならば遅れは取らない筈。また、イッキ・ウチコワシのニンジャ戦力の有無は不明。詳しいことは現場にいる「一日動物園長」の店員に聞け。

PCが上気の他に想定される危険などを質問してきたらNMの裁量で答えても構わないし、ハッキングなどで事前調査を行って情報を開示しても構わない。もちろん情報を伏せても良い。

「話は分かったな?それじゃあとっとと行ってこい。イッキ・ウチコワシの連中を全員ブチ殺すまで帰ってくるんじゃねえぞコラー!」ソニックブームの一喝を受け、ソウカイニンジャたちはブリーフィングルームを後にし、カネモチ・ディストリクト八番街へと急ぐのだった。
◆◆◆

◆戦闘マップ

マップデータは下記のGooGleスプレッドシートを参照していただきたい。もちろんオリジナルマップを使用しても構わない。

上記のスプレッドシートには情報を隠したページと情報を開示したページがある。どちらを使用するかはNMの判断に委ねられる。

PLはオレンジ色の初期配置マスにPCを配置すること。

「「「革命、闘争、進歩!」」」「GAAAAAAAARGH!」CLAAASH!「アイエエエエ!」「グワーッ!」カネモチ・ディストリクト八番街 、通称「カネモチ8」。カチグミ向け居住地域に相応しからぬいかがわしい店舗が並ぶこの街は、今日に限っては普段とはまるで別種の喧騒に包まれていた。暴動である!

「「「行使!決断!暴力!」」」「GAAAAAAARGH!」「アイエエエエ!」「グワーッ!」赤色の装束に身を包んだイッキ・ウチコワシの革命戦士たちが手に持ったクサリガマやバールめいた凶器でカネモチ・ディストリクトの店舗を破壊し、ブルジョワ階級市民とカチグミ・ワナビーに決断的暴力を振るっている!その中には「一日動物園長」の従業員と見られる動物たちの姿も!これもマッポーの世の一側面か!

「ア、アイエエエ!ソウカイヤのセンセイ方ですか!お待ちしておりました!「一日動物園長」の店長をしておりますウゴノモです!」フォーマルなベストに蝶ネクタイを着けた小太りの中年男性がソウカイニンジャたちに駆け寄って来てそのままドゲザし、アイサツした。

「見ての通りウチの大事な従業員たちがあの妙な連中に連れて行かれてしまいまして!お願いです!連れ戻してきてください!」ウゴノモはドゲザの傾斜を深めた!

ウゴノモが店長を務めるオイランハウス「一日動物園長」は檻の中にいるメキシコライオン、ゴリラ、オーガニックパンダなどの猛獣を間近で眺めながらオイランと前後が出来る革新的サービスを提供しており、ヤクザクランのオヤブンや暗黒メガコーポの重役などからも覚えのめでたい人気店だ。

更に金を積めばオプションで檻の扉を開けてより一層スリリングな前後を楽しむことも出来る。動物に襲われれば実際死ぬがネオサイタマという都会の中でワイルド且つナチュラルテイストな性体験は人生に飽いたカチグミの心を掴んで離さない。だが今回はその手厚いサービスが裏目に出た。一部の動物たちが脱走したのだ。

「脱走した動物たちはウチでお客様やオイランを何人も殺してる特に凶暴な人気動物ばかりです!アイツらがいないと明日から経営が立ちいかなくなって私は動物の餌になりセプクしなければいけません!どうかお助けを!」ウゴノモはドゲザの傾斜を更に深めた!もはや三点倒立寸前!

いずれにせよ上司であるソニックブームからの命令は絶対だ。ソウカイニンジャたちは暴れ回る動物たちやイッキ・ウチコワシ構成員に向けてカラテを構える。……だが、より確実を期すならばウゴノモから話を聞くのも良いだろう。

※ウゴノモに対する『交渉判定』について

もしもPLが望み、NMがそれを許可するならば、PCのうち代表一人は動物たちの情報を得るためにウゴノモに対して【ワザマエ】の値を用いた『交渉判定』を行っても良い。難易度はNORMALである。

ウゴノモはセプクを強いられるかもしれない恐怖で混乱しているが、彼を落ち着かせて話を聞ければ動物達相手に有利に立ち回れるだろう。交渉の際、PCが『◉交渉:○○』を所持しており、それが適切なものならば判定に補正値を加えても良い。

PC側が成功した場合、全PCはこのシナリオ中に限り、(種別:アニマル)を持つ全ての敵に対して『近接攻撃ダイス+1』『遠隔攻撃ダイス+1』を得る。(NM判断でもっと軽いものにしてもいいし、もっと強力なものにしてもいい)判定に失敗した場合は特に何も得られない。

判定を行って成功しても失敗しても、そもそも判定を行わない場合もそのまま戦闘が開始される。


◆重サイバネメキシコライオン (種別:アニマル/ライオン/重サイバネ)

カラテ		8	 体力    6
ニューロン    3	 精神力   3
ワザマエ		5	 脚力    4
ジツ		   ー	 万札    0

攻撃/射撃/回避/ハッキング  9/-/6(HARD)/5
							
◇装備や特記事項

サイバネ:『▶︎テッコ』『▶︎サイバネアイ』『▶︎生体LAN端子』
						
スキル:『突撃』『連続攻撃2』『チタン製クロー』

『チタン製クロー』:
 『近接武器』『基礎ダメージ2』

『突撃』:
 『突撃移動』として、最大で【脚力】の2倍までのマスを移動できる。
 ナナメ移動可。ただし曲がることも後戻りもできず、ターゲットに対して1直線に、
 最短距離で移動し、隣接した時点で移動を止めなければならない。
 『突撃移動』で2マス以上の移動が行われた場合、続く攻撃フェイズで、
 ターゲットに対する『近接攻撃』のダメージは全て『ダメージ+1』を得る。

最初にマップに居る動物はチタン製の爪にLANケーブルを束ねた鬣が恐ろしい重サイバネメキシコライオンである。重サイバネであるため【回避ダイス】を所有している。ただ飼いならされている関係で体力と回避ダイスの数はやや少ない。また、当然ライオンに対してLAN直結攻撃も行えるし、『電磁属性ダメージ』によるダメージの上昇も適応される。

なお、本シナリオにおいて動物たちは普通に体力を0以下にすれば捕獲したことになるため、NMはPC達がミネウチを使用したり『サツバツ!』を発生させないよう注意したりする必要は無いということを伝えておこう。

◆イッキ・ウチコワシ構成員 (種別:モータル)	
カラテ		2	体力		1
ニューロン    1	精神力	1
ワザマエ		3	脚力		2
ジツ		  ー	万札		0

◇装備や特記事項
 
 クサリガマやバールめいた武器:『近接武器』、『ダメージ1』
 ノーカスタム・チャカガン:『遠隔武器』、『ダメージ1』

ウチコワシ構成員は特筆すべき点は無い。NMは自己判断でステータスや数を強化しても良い。


敵を全滅させるか戦闘開始から3ターンが経過すると追加のウチコワシ兵と「ボックスカラテカンガルー」と「ミリタリーパンダ」が同時出現する。情報開示ページの緑色の初期配置マスが青色の初期配置マスに入れ替わる。別のキャラクターがマスを占有している場合は直ちに2マスずつマップ中央へ移動させられる。

「「「革命、闘争、進歩!」」」「シューシュシュシュ!」「ゴアアオオオオン!」重サイバネライオンの次にソウカイニンジャたちの目の前に現れたのは追加のウチコワシ兵にカンガルーとパンダ!それもただの観光資源動物ではない!両腕にグローブをはめたボックスカラテカンガルーに銃器で武装したミリタリーパンダ!タツジン動物だ!

「アイエエエ!その二体はお客様とオイランをそれぞれ十人以上ずつは殺している人気動物です!注意して連れ戻してください!」物陰に隠れたウゴノモが悲鳴にも似た忠告を叫ぶ!「シューシュシュシュ!」「ゴアアオオオオン!」歴戦の闘士めいたステップと熟練の兵隊じみた動きで二体のタツジン動物が迫る!
◆ボックスカラテカンガルー (種別:アニマル/タツジン/カンガルー)
カラテ		6	  体力    4
ニューロン    3	  精神力   3
ワザマエ		8	  脚力    5
ジツ		   ー	  万札    0

攻撃/射撃/回避  6/-/6(HARD)
							
◇装備や特記事項
						
スキル:『◉◉タツジン:ボックスカラテ』

このキャラは『連続攻撃+1』を持つ。『近接攻撃』の出目【6】時に『ダメージ+1』を得る。
加えて、以下のスタイルとワザを使用できる。

『●素手:精密ジャブ連打』:
 『●連続攻撃4』となり、【ワザマエ】でも『近接攻撃判定』可能となる。
 ターゲット敵1体固定。1発につきダメージ1固定
 (『エンハンス』『サツバツ!』『痛打』全て不可)。
 敵はこの攻撃に対し『カウンター不能』。

集中状態『●素手:ボックスカラテ連打』:
精神力1+回避ダイス2個消費:『連続攻撃+2』。ターゲット敵1体固定。
『サツバツ!』は発生しない。精神力を1でなく2消費すると強化版として『連続攻撃+3』を得られるが、
 以降戦闘終了まで全ての『連続攻撃+X』を使用不可となる。

近接【6,6,6】『●ワザ:ハートブレイカー』:
 この『近接攻撃』は『ダメージ+1』かつ『回避:HARD』となる。
 付属効果として、まだこの敵に対する『連続攻撃』が残っているならば、
 敵はそれら全てに対し回避不能となる。この回避不能状態時も『攻撃判定』自体は必要だが、
 『サツバツ!』は発生しない。フェイズ終了時には自動的に解除される。
◆ミリタリーパンダ (種別:アニマル/タツジン/パンダ)
カラテ		5	  体力    4
ニューロン    7	  精神力   3
ワザマエ		7	  脚力    4
ジツ		   ー	  万札    0

攻撃/射撃/回避  5/7/5(HARD)
							
◇装備や特記事項

装備:ノーカスタム・チャカガンx2:『遠隔武器』、『ダメージ1』『二挺拳銃』
   グレネード:遠隔武器、手榴弾、使い捨て、爆発『カトンLV1』、『ボス級の敵』は回避判定可能
						
スキル:『●マルチターゲット』『◉◉タツジン:ミリタリーカラテ』

『◉◉タツジン:ミリタリーカラテ』:
 ・基本射撃難易度がHARD以上の各銃器について、その基本射撃難易度を1段階引き下げる。
 ・隣接している敵に対しても射撃可能となる(『カウンター不可』)。
  以下の移動スタイルと戦闘スタイルを使用できる。

『●移動:アサルト・タクティクス』:
 『通常移動』のみ可能。この手番中のみ、
 「グレネード」に分類される武器のうち「1行動」を要するものを、最大1個まで「瞬時」に使用できる。
 グレネードの瞬時使用は「移動/攻撃/終了」フェイズのいずれか好きなタイミングで行える。

『オートマチック・ピストルカラテ』:
 【カラテ】または【ワザマエ】で『近接攻撃』を行う(【ワザマエ】時は『サツバツ!』発生せず)。
 この『近接攻撃』では出目【6】時に密着射撃による『ダメージ+1』を得る。
 二挺拳銃装備時は『攻撃難易度+1』『連続攻撃+1』を得る。

回避【6,6】『●ワザ:ロウレス・フロンティア』:
 カウンターを発生させ、かつ『回避判定』の出目に【6,6】が含まれていた場合、
 捌きと密着射撃により、この『カウンターカラテ』を2ダメージ、『回避:HARD』にできる。
 ターン中1回までの使用。
※ニンジャスレイヤーTRPG2版βのデータを参考にしています。

この二体も重サイバネライオンと同じく体力と回避ダイスがやや少なめに設定されている。

敵を全滅させるか戦闘開始から7ターンが経過すると「キオノエセテス」と「アニマルランド」が同時出現する。情報開示ページの緑色の初期配置マスが紫色の初期配置マスに入れ替わる。別のキャラクターがマスを占有している場合は直ちに2マスずつマップ中央へ移動させられる。


「「「革命、闘争、グワーッ!」」」壮絶なイクサの果てに次々と倒れていく革命闘士たち!戦いの趨勢は決したかと思われたその時!「イヤーッ!」CLAAAASH!地面を突き破って現れたのは巨大なバイオズワイガニ!それもただのカニではない!その身に纏うはニンジャ装束!黒帯!メンポ!ニンジャバイオズワイガニだ!

(((ドーモ、キオノエセテスです)))ニンジャ聴力の持ち主にのみ聞くことが出来る超自然のアイサツにソウカイニンジャたちもオジギを返す。そのうちの何人かがキオノエセテスの甲羅の上に乗る別のニンジャの姿を捉えた。

「そして我こそは善良なる動物市民の代弁者、アニマルランドである!物言えぬ動物市民から不当搾取する下劣なブルジョワ階級のために媚び諂いながら這いずり回る卑しい犬めいた敗北主義退廃存在どもよ!我がゲン・ジツと道徳的論理展開の圧倒的正当さの前に畜生めいて腹出し降参するがよい!」

「アイエエエ!そのバイオズワイガニはお客様とオイランをそれぞれ五十人以上ずつは殺している人気動物です!注意して連れ戻してください!」物陰に隠れたウゴノモが悲鳴にも似た忠告を叫ぶ!(((現金支給!)))「ゲン・ジツ!イヤーッ!」天高く掲げられた重機めいた鋏とゲン・ジツの幻影を操る二体のニンジャが迫る!
(((ドーモ、キオノエセテスです))) /// 「シューーーーーッ!」 /// 「イヤーッ!」 /// 「グワーッ!」 /// (泡攻撃時)「ブクブクーーッ!」 /// (両腕破壊を行う時)「シュシューーーーッ!」 /// (((現金支給!)))
◆キオノエセテス (種別:バイオ生物/アニマル/海産物/ニンジャ/大型2×2)
カラテ    10	 体力   12
ニューロン  3	 精神力  6
ワザマエ   4	 脚力   5
ジツ     2	 万札   10

攻撃/射撃/回避  10/4/10(HARD)
							
◇装備や特記事項

『巨大ハサミ攻撃』:
 キオノエセテスは二本の巨大なハサミで『連続攻撃2』を仕掛けてくる。
 この攻撃はそれぞれ『ダメージ2』であり、『近接攻撃リーチ+1』と『拘束』ルールがあてはまる。
 またこの攻撃時に出目6,5が出た場合、『サツバツ!』の『出目5:両腕破壊』効果をもたらす。
 通常の『サツバツ!』も同時に発生していた場合、D6でランダムに『サツバツ!』の効果を決めるか、
 それとも通常の『サツバツ!』を捨てて『出目5:両腕破壊』にするかを選択すること(両方を与えることはできない)。

『極低温泡攻撃』:
 キオノエセテスは極低温の泡を大量に吐き出して周囲の敵を攻撃する。
 これは手番開始フェイズに実行できる。【精神力】を1消費し、【ワザマエ:NORMAL】で判定せよ。
 成功すると、隣接マスにいる者全員に『回避ダイスダメージ2』を与える(回避難易度:NORMAL)。

『火炎耐性』:
 カトン・ジツや火炎放射器などの『火炎属性ダメージ』を持つ攻撃に対する『回避難易度』が-1される。

キオノエセテスは大型2×2を持ち、回避難易度:HARDで攻撃を回避してくる。そして『極低温泡攻撃』でなるべく多くの敵を巻きこんで『巨大ハサミ攻撃』を行う。また、ニンジャなのでカナシバリなどの精神攻撃が効くしスリケンも投げてくる。

「我こそは善良なる動物市民の代弁者、アニマルランドである!」 /// 「革命とは何か!善良なる動物市民一人一人の雄姿であり発言である!プラカードを揺らせ!メガホンで叫べ!」 /// (★グレーター・ゲン・ジツ使用時)「歌え!ブルジョワ階級を打倒する革命の歌を!」アニマルランドのゲン・ジツで産み出された偽りの動物市民たちによるデモ行進がソウカイニンジャたちを襲う! /// (交渉判定勝利時)「アワレなり!真にネオサイタマの動物社会を憂う我が思想を理解出来ぬとは!所詮犬は犬畜生よ!」 /// (交渉判定敗北時)「グヌーッ!グヌヌ―ッ!」アニマルランドは顔を紅潮させ動物めいて唸るばかりだ!
◆アニマルランド (種別:ニンジャ)
カラテ     3		体力	    3
ニューロン   4		精神力	8
ワザマエ    6		脚力	    3/N
ジツ      4		万札     10

攻撃/射撃/回避  3/4/6

◇装備や特記事項

 ジツ:『☆ゲン・ジツLV3』(カナシバリ・ジツLV3読み替え)
    『★グレーター・ゲン・ジツ』

 スキル:『●アドレナリン・ブースト』
     『◉ニューロン・ブースト』
     『◉◉グレーター級ニンジャソウルの力』


『●アドレナリン・ブースト』:
 「手番攻撃時」の直前か「回避判定」を行う直前に使用を宣言する。戦闘中1回のみの使用。
 使用すると、直ちに以下のいずれかの効果を得られる:

 ・これが自分以外の手番ならば、そのフェイズ中に自分が行うあらゆる
  『回避判定』の難易度を−1する。この効果はフェイズ終了まで持続する。

 ・これが自分の攻撃フェイズならば、直ちに『集中状態』に入る。
  この効果はフェイズ終了まで持続する。


『◉ニューロン・ブースト』:
 「手番終了時」に使用。【精神力1】消費、戦闘中1回のみの使用。
 戦闘終了まで、自分自身のイニチアチブ値を+D3する。


『◉交渉:動物』:
 合致するシチュエーションでの『交渉判定』でダイス+2個。やや合致する場合はダイス+1個。
 

『◉◉グレーター級ニンジャソウルの力』:
【精神力】を【ニューロン】ではなく【ニューロン】+【ジツ】の値で算出できる。


『★グレーター・ゲン・ジツ』:
 「手番終了時」に使用。【精神力1】消費、
 発動は【ニューロン】+【ジツ】で行い【難易度:HARD】、
 このジツ効果が継続している間、術者と同じ部屋にいて、
 かつ術者よりもイニシアチブ値の低い敵全員は、
 ターゲットを問わず『近接攻撃判定』と『射撃判定』の難易度が+1される。
 このジツの効果は、戦闘終了まで継続する。
 もしくは、術者に対してダメージが与えられ【体力】が減少した場合、直ちに効果が終了する。
 (種別:重サイバネ)と(種別:戦闘兵器)はこの効果を受けない。


※アニマルランドとの『交渉判定』について

もしもPLが望み、NMがそれを許可するならばPCはアニマルランドがマップに登場したタイミングで、彼に対して【ワザマエ】の値を用いた『交渉判定』による『対抗判定』を行っても良い。

アニマルランドはイッキ・ウチコワシ仕込みの煽動話術とゲン・ジツの力で動物従業員たちを意のままに操っている。しかし人間やニンジャ相手の論争にはさほど強くないため、『◉交渉:動物』による補正は+1しか得られない。つまり彼が『交渉判定』に用いることの出来るダイスは合計で7となる。相手が(種別:重サイバネ)か(種別:戦闘兵器)を持つ場合はこの補正も得られない。

アニマルランドのダイス数7とPCの【ワザマエ】の数値(PCが『◉交渉:○○』を所持しており、それが適切なものならば補正値を加えて良い)で【難易度:NORMAL】の『対抗判定』を行い、PC側が勝利した場合、アニマルランドは言い負かされた悔しさで集中を乱し、『★グレーター・ゲン・ジツ』が使用不可能になる。(【精神力】にダメージ程度のもっと軽いものにしても良い)

アニマルランドの側が勝利した場合は特にペナルティは無いが、NMは何らかのペナルティを課しても構わない。(【精神力】にダメージ程度の軽いものが良いだろう)


◆評価と報酬

敵を全滅させるか味方が全員マップの脱出マスから撤退するとシナリオ終了となる。評価は以下の通り。

A:敵を全滅させてシナリオを終了させた。

B:『ボス級の敵』を3体戦闘不能にさせて撤退した。

C:『ボス級の敵』を2体戦闘不能にさせて撤退した。

D:『ボス級の敵』を1体以上戦闘不能に出来ず撤退した。
A:【万札:50】を山分け。全員が【名声:ソウカイヤ】+3

B:【万札:30】を山分け。全員が【名声:ソウカイヤ】+2

C:【万札:10】を山分け。全員が【名声:ソウカイヤ】+1

D:【万札】なし、ケジメを強いられ全員が【名声:ソウカイヤ】-1

いずれの場合も【余暇:4日】が与えられる。

◆ニンジャ名鑑

◆忍◆
ニンジャ名鑑#---
【キオノエセテス】
かつてはツキジに生息していたバイオズワイガニがカチグミ向けオイランハウス「一日動物園長」に捕獲され、ニンジャとなったアニマルニンジャ。口から吐き出す超低温の泡で敵を凍らせ、両手のハサミで砕いて殺す。
◆殺◆
◆忍◆
ニンジャ名鑑#---
【アニマルランド】
イッキ・ウチコワシのニンジャ。己を言葉を話せないために不当搾取をされてきたアワレな動物たちの代弁者とうそぶく。実際のところはゲン・ジツと動物知識を利用してイッキ・ウチコワシにとって都合の良い破壊活動を動物たちに行わせているに過ぎない。
◆殺◆


後書き

いかがだったでしょうか。このシナリオをプレイしていただければ、そして少しでも楽しんでいただければ、そして「自分もシナリオを作ってみよう!」という気分になっていただければ幸いです。

それではここまで読んで下さってありがとうございました!