忍殺TRPGソロシナリオ【ニンジャの目覚め】

アイサツ

ドーモ、海中劣と申します。こちらの記事は私がニンジャスレイヤー本編を元に二次創作したニンジャスレイヤーTRPGの非公式ソロアドベンチャーシナリオ(お一人で遊べるシナリオ)となります。ニンジャスレイヤーTRPGについては下記の記事をご覧ください。

サイコロ、そしてメモと筆記用具があれば遊ぶことができます。サイコロは複数必要になることもありますが1個のサイコロを何度も振れば問題ありません。

なお本記事はニンジャスレイヤーの話を元に作成した二次創作物であり、ニンジャスレイヤー本編、実在の人物・団体とは関係ございません。

さて、今回のシナリオですがサイバネ及びバイオサイバネの導入は無しとなります。というのも、今回のシナリオはリアルニンジャ向けシナリオとなっているからです。

まずは公式から発表されている下記のプラグイン、【覚醒したアーチ級ニンジャソウルの力】などを参考にしてリアルニンジャを作ってみましょう。(有料記事となります)

ニンジャ作成

さて、リアルニンジャを作成するにあたってですが、今回は【スクラッチビルド】とダイスを組み合わせて作成してみましょう。

まず、基礎ポイントとしてあなたには『49ポイント』が与えられます。

次に、6面ダイスを1つ振ってください。

ダイスを振って出た数値と49ポイントを合計したものがあなたに与えられたポイントです。

そのポイントを【カラテ】【ニューロン】【ワザマエ】【ジツ】に割り振ってリアルニンジャを作ってみましょう!その際のルールは以下の通りです。

1.【ジツ】にポイントを振る際は1上昇させるごとに2ポイント必要
2.【カラテ】【ニューロン】【ワザマエ】の最大値は【17】まで
3.【ジツ】の最大値は【8】まで
4.ポイントを1消費して取得条件を満たした◉スキルを獲得しても良い。
5.ポイントを1消費して「*」アイテムを1つ得ても良い。
6.ポイントを2消費して「**」アイテムを1つ得ても良い。

また、アーチ級ニンジャになるとジツの値によってアーチ級ソウルの力(★★★)を手に入れることが出来ますが、リアルニンジャは悠久の時を過ごしているため、この力の上限を増やしたりしても良いかもしれません。例えばリアルニンジャは下記のようなスキルを持っているということにしても良いでしょう。

◇リアルニンジャ:このルールを持つキャラは任意のアーチ級の力(★★★)を1つ取得する。また、鍛錬によるステータスの上昇、新規スキルの習得が出来ない。

当たり前ですがサイコロを1個ずつ振って作成するニンジャよりも強力なニンジャが出来上がることになると思います。ですので今回作ったニンジャは自作シナリオのボスにするとかして、基本はNPCとして扱ったほうが良いでしょう。PCの味方として扱うとPCが簡単に強化されてしまうため、やめておいたほうが良いでしょう。(壁超えの鍛錬などが容易になるからです)

例えばキャンペイグンの最終ボスが欲しいけどラオモト=サンやニンジャスレイヤー=サンなどの公式キャラを爆発四散させちゃうのはちょっと……という場合などに、邪悪なニンジャを作ったりするといいかもしれません。あるいは今回作成したリアルニンジャに仕えるニンジャをPCとしたストーリーも面白いかもしれません。

大事なのはNMやPLの皆さんが面白いと感じるゲームバランスです!それを踏まえたうえでご自由に作成してみてください!

あなただけのリアルニンジャが出来ましたか?それでは本編へどうぞ

目覚め

その日、長い、永い眠りからあなたの意識は目覚めた。
目を開いて辺りを見回す。(あなたには目が無いかもしれないが)小ぢんまりとした冷たい石の部屋。四方を囲む壁のうち一つは鉄格子。牢獄だ。あなたはこの狭い牢に囚われている。あなたはその理由を覚えているかもしれないし、覚えていないかもしれない。
「オハヨ」鉄格子の外から女の声が聞こえてきた。血を編んだかのような半透明のニンジャ装束。まがい物めいたその美貌。女はアイサツした。「キセイ・ニンジャです」あなたもアイサツを返す。あなたは彼女を知っているかもしれないし、初対面かもしれない。
「まずは出たらどうかね?封印は解かれておるよ」その言葉を受けて、あなたは静かに立ち上がり、鉄格子に向けてカラテを構えた。そう、カラテだ。キセイ・ニンジャが鉄格子の前から数歩下がる。

【カラテ】判定を行って鉄格子を破壊してください。難易度は【ULTRA-HARD(目標出目6)】です。

判定は判定に使用したステータスの数値分だけサイコロを振って決定します。あなたのニンジャの【カラテ】が【13】であれば6面サイコロを13個振ってそのうち1つでも出目6以上が出れば成功となります。

また、成功する自信が無い場合は難易度【Hard(目標出目5以上)】以下の難易度に限り【精神力】を-1することで判定を自動成功させることが出来ます。これは今後の判定においても有効ですので覚えておいてください。

ただし、あなたのニンジャの現在の【精神力】が0の時は【精神力】での自動成功は使用することが出来ません。また、難易度【ULTRA-HARD(目標出目6)】の判定に関しては【精神力】を使用しての自動成功は出来ません。(つまり今回の判定では使用できませんね)


成功した場合

CLASH!鉄格子はガラス細工のように砕け散り、あたりに散らばった。あなたは牢の中から歩み出る。果たしてそれはいつ振りの事であったのか。「寝起きの運動くらいにはなったかね。では行こうか」キセイ・ニンジャが背中を向けて歩き始めた。あなたが胸にどのような思いを抱いていたにせよ、あなたは彼女の背を追いかけた。

次へ進んでください。

失敗した場合

ガキン!あなたのカラテは鉄格子に弾かれた。キセイ・ニンジャは無表情のまま僅かに首を傾げる。「寝起きで身体が動かんかね。ふむ、では少し下がっておるが良い」そう言うと彼女は両手に扇子を持ち、鉄格子へ向けて舞うような動きで腕を振った。SLASH!鉄格子が切断され、カランと音を立てて地面に落ちる。「では行こうか」キセイ・ニンジャが背中を向けて歩き始めた。あなたが胸にどのような思いを抱いていたにせよ、あなたは彼女の背を追いかけた。

特にこの時点では何もありません。次に進んでください。


◇◇◇

牢屋

キセイ・ニンジャの後に続いてあなたは石造りの廊下を歩く。どうやらここには3つの牢屋が並んでいたようだ。あなたが出てきた牢屋は一番右奥で、中央と左奥の牢屋はすでに鉄格子が開かれている。「カボチャ・ニンジャ=サンとカラクリ・ニンジャ=サンはもうとっくに起きて出ていったよ。寝坊助だの」キセイ・ニンジャが説明してカラカラと笑った。
彼女の声を聞いているうちに霞がかかっていたあなたの記憶が徐々にはっきりと輪郭を取り戻していく。思い起こすのはかつてニンジャ達をカツ・ワンソー率いる西軍と、ハトリ・ニンジャ率いる東軍に二分したニンジャ大戦。そう、今になって思えばあなたは……

以下の中から一つ選んでください。(ここの選択肢はキャラクターへの肉付け程度の意味なので、気軽に答えてください。何ならダイスで選んだり、選ばなくても良いですよ)

1.偉大なる父祖に仕えたワンソー派のニンジャであった
2.父祖に反旗を翻したハトリ派のニンジャであった

1を選んだ場合

あなたはカツ・ワンソーに仕えたニンジャの一人であった。それは忠義かもしれないし、利益かもしれないし、東軍のニンジャに対する敵意だったかもしれない。
「左様、思い出したようだの」目の前のキセイ・ニンジャは助けた見返りとして自分に何か協力を頼むつもりだろうか?「そのような話は後で良かろう。ついてまいれ」そう言って彼女は大きな岩扉を押し開いた。……あなたはとにかく今は彼女の言葉に従った。

2を選んだ場合

あなたはハトリ派に所属するニンジャの一人であった。それは忠義かもしれないし、利益かもしれないし、西軍のニンジャに対する敵意だったかもしれない。
「左様、思い出したようだの」目の前のキセイ・ニンジャは助けた見返りとして自分に何か協力を頼むつもりだろうか?「そのような話は後で良かろう。ついてまいれ」そう言って彼女は大きな岩扉を押し開いた。……あなたはとにかく今は彼女の言葉に従った。

次へと進んで下さい。

暗黒神殿

◇◇◇
岩扉を開けた先にあったのは……壁一面、更には床や天井にまで幾何学模様の魔方陣めいた図形や怪しげな記号が描かれた広い空間だ。壁の前には老若男女問わず様々な外見の石像がずらりと並んでいる。石像が浮かべている表情は皆同じ苦悶の形相だ。あなたはこの空間がキセイ・ニンジャの作り上げた暗黒神殿であると察したかもしれない。
前を歩いていたキセイ・ニンジャがついと振り返った。「良ければもう少し運動していくか?」そう言って彼女は石像に顎をしゃくる。石像を用いたボトルネックカットチョップということか。あなたはキセイ・ニンジャの誘いに乗ることにした。
「では準備する故、暫し待たれよ」キセイ・ニンジャが石像へ向けて手をかざす。すると壁に並んだ石像がカタカタと音を立て、やがて緩慢な速度で動き出した。「私も久方振りにやってみよう。お前はいくつかね?」キセイ・ニンジャが尋ねる。あなたはチョップの素振りを行い、数を宣言する。

ボトルネックカットチョップの勝負の時間です。下記の記事を参考にしてミニゲームを行ってください。

キセイ・ニンジャは必ず後攻となり、ダイスを13個使用してきます。基本的にはあなたのニンジャより1対多い数を宣言してきますが、あなたのニンジャが14体の石像のボトルネックカットチョップに成功すれば自動で勝利ですね。

勝利した場合

あなたはキセイ・ニンジャとのボトルネックカットチョップ勝負に勝利した。「むう、オミソレシマシタ」キセイ・ニンジャは僅かに口を尖らせた。互いに本気でやったかは分からぬが、まあ丁度いい眠気覚ましにはなっただろう。

次へと進んで下さい。

敗北した場合

あなたはキセイ・ニンジャとのボトルネックカットチョップ勝負に敗北した。「私の勝ちのようだな」キセイ・ニンジャは僅かに頬を緩ませた。互いに本気でやったかは分からぬが、まあ丁度いい眠気覚ましだったと思うことにしよう。

次へと進んで下さい。


談話室

暗黒神殿のもう一つの岩扉を開けると門番と思われる2体のグレーター・ケンドー・オートマトンが左右に立っていた。左手にはドージョーらしき部屋の扉、右手には上階への階段が見える。「こちらへ」キセイ・ニンジャは階段を上る。
◇◇◇
階段を上り切ると、あなたが見たことも無いような造りの壁が出迎えた。そしておそらく扉……と思われる場所へ向けてキセイ・ニンジャが何かしている。「幾星霜を経て、モータルの技術も進んでおる。中には我らのジツと区別がつかぬような現象まで起こすものさえある。ショッギョ・ムッジョよな」
キセイ・ニンジャの説明を受けてあなたはモータル達に感心したかもしれないし、憤ったかもしれないし、特に興味を抱かなかったかもしれない。やがて金属で出来たフスマのような扉がスライドして開いた。キセイ・ニンジャはその奥に進む。「さあ、座るがよい」奥の部屋は談話室であった。「現代の調度品を揃えたものだ。気に入ったかね」
ゆったりとしたソファ。格式高い絵画。本棚を埋め尽くすマキモノ。それらを間接照明が奥ゆかしく照らしだす。あなたは部屋の中のソファの1つに座り、木目調のテーブルを挟んでキセイ・ニンジャと向かい合った。「さて、何から話そうか」キセイ・ニンジャが敵にせよ、味方にせよ、とにかく彼女から話を聞きださなくてはならない。

【ニューロン】判定を使ってキセイ・ニンジャと対抗判定を行いましょう。キセイ・ニンジャはダイスを13個振ってきます。交渉判定が有利になるダイスは今回使えません。

判定は【NORMAL(出目4)】を出すごとに1成功です。もしも【ULTRA-HARD(出目6)】を出せたらそれは2成功として扱います。

判定に勝利した

あなたはキセイ・ニンジャと現代の知識について擦り合わせを行いつつ、話のイニシアチブを握ることに成功した。「ふう、少し話過ぎてしまったな」キセイ・ニンジャが背もたれに背中を預けた。「何か飲むかね。現代の酒も適当に集めさせたが。それともスシでもつまむか」あなたは彼女の申し出をひとまず受けることにした。

次へ進んでください。

判定に敗北した

あなたはキセイ・ニンジャと現代の知識について擦り合わせを行ったが、話のイニシアチブは最後まで相手が握っていた。「まあ、このようなところだろう」キセイ・ニンジャが話を切り上げた。「何か飲むかね。現代の酒も適当に集めさせたが。それともスシでもつまむか」あなたは彼女の申し出をひとまず受けることにした。

次へ進んでください。


余興

あなたはキセイ・ニンジャが用意した酒や料理に手を付ける。(あなたが食事を必要とするかは分からないが)。あなたはその味を気に入ったかもしれないし、一口も食べられない程に不味く感じたかもしれない。食事を終えるとキセイ・ニンジャがオチョコを傾けながら言った。「食事の後は余興を用意してある」
余興。あなたのニンジャ第六感はその言葉に込められた意味を正しく理解した。同時にあなたは察知する。ここに近付いてくる者達の存在を。「現代の事は現代の世に生きる者から見聞きするのが最も良い。楽しんでもらえれば幸いだ」なるほど。言われてみればもっともだ。あなた達はソファから立ち上がった。
◇◇◇
談話室を出てからキセイ・ニンジャの案内で廊下を歩き、左手に見えた玄関と思われる扉から一度あなたは居住スペースの外へ出る。「私の手の者が余興の相手を連れてくる。この先の封印の間だ」そう言ってキセイ・ニンジャは立ち止まる。ここからは一人で行けということだろう。
あなたは長い石造りの通路を歩く。やがてタタミが敷かれた非常に広い奥行のある部屋へと出る。ふと床を見ると見事なドラゴンの石像彫刻が首だけになって転がっていた。それこそはかつてニンジャ六騎士の一人が作り上げた封印のスタチュー。だがどういう訳か封印の力を得るためのマキモノとジュエルは失われている。それ故にキセイ・ニンジャはこの奥に入れたのだろう。
と、その時である。「おい!ロイコクロリディウム=サンよ!本当にこの先に宝があるんだろうな!」「アッハッハ!その質問何度目だい?僕の目を見てくれたまえよ!これが嘘つきの目に見えるかい?」「胡散臭え詐欺師の目だな」「オーノー!本当かい!?オシャレなサングラスでもかけようかな!」
部屋の奥にある開かれた鉄扉の奥から複数人の会話が聞こえてくる。相当距離があるが、あなたのニンジャ聴力は会話の内容から人数まで正確に把握している。男が3人。全員が……おそらくニンジャ。おそらく、というのはあなたが知るニンジャ達と僅かな差異を感じたからだ。これがソウルを憑依させたニンジャということだろうか。
「さ!そろそろ到着だ!この先に君たちの待つお宝が「イヤーッ!」グワーッ!?」あなたが待っていると、カラテシャウトに続いて騒がしかった男の悲鳴が聞こえてきた。「アウチ!何をするんだい!鼻血が出てしまったじゃ「イヤーッ!」グワーッ!?」どうやらロイコクロリディウムとかいうニンジャが殴られているようだ。
「ムン」「ンキキ!気絶しやがったぜ!」「ハッハー。案内さえ終わったらコイツは用済みだ。お宝とやらは俺達が頂くぜ」「プリンセスビー=サンもな!ンキキ!」「そういうこった。行くぜドゥームラット=サン」「おう、ゲインソウ=サン」下世話な会話をしながら2人の男が近づいてくる。
「何だここは……タタミが敷いてあ……アイエッ!?」「あ……アア……」封印の間にエントリーしてきた2人の男はあなたの姿を見て硬直した。彼我の実力差程度は分かるようだ。あなたは先手を取ってアイサツを繰り出す。「ド、ドーモ。ゲインソウです」「ド、ドゥームラットです……に、逃げろーッ!」「アイエエエ!」アイサツを終えるや否や、2人は逃げ出そうとした。
だが。2人が部屋から出る前に、鉄扉に手をかけた者がいた。「アッハッハ!せっかく来たんだ!すぐお帰りってんじゃつまらないだろう?楽しんでいってくれたまえよ!死ぬほどね!」ロイコクロリディウム。気絶は演技であったか。「チャオ!」DOOOM!大きな音を立てて扉が閉まった。
「ウ、ウオオーッ!ザッケンナコラー!」「アケロー!アケロー!」2人は罵詈雑言と共に激しく扉を叩く。すでにアイサツを終え、イクサは始まっているというのに。この連中に教えてやろう。真のニンジャのイクサの世界を。さあ、余興の始まりだ。

ゲインソウ、ドゥームラットとのイクサになります。2人のステータスは下記の通りです。

◆ゲインソウ(種別:ニンジャ)
カラテ   4	                体力   8
ニューロン 3	                精神力  3
ワザマエ  6                	脚力   4
ジツ    2(ビッグカラテ)	万札   0

近接攻撃ダイス:5
遠隔攻撃ダイス:6
回避ダイス  :5

◇スキル
 ●頑強なる肉体 ●突撃

◇サイバネ
 ▶︎テッコ:【カラテ】判定時にダイス+1個、回避ダイス+1個
 ▷内蔵型サブマシンガン:『内蔵型』、『遠隔武器』、『小銃』、『連射3』、『ダメージ1』、 
 『各種近接武器装備による射撃ペナルティ無視』、『小銃の連続側転追加ペナルティ無視』
◆ドゥームラット(種別:ニンジャ)
カラテ   4	                体力   4
ニューロン 6	                精神力  6
ワザマエ  5                	脚力   3
ジツ    2(ドトン)        	万札   0

近接攻撃ダイス:5
遠隔攻撃ダイス:6
回避ダイス  :6

◇サイバネ
 ▲バイオサイバネヘッド(軽度):『近接攻撃』ダイス+1個、『遠隔攻撃』ダイス+1個
 △毒牙:「バイオサイバネ」による近接攻撃時、出目6が1個でも含まれていた場合、
      追加で毒ダメージ1を与える。

ゲインソウは内蔵型サブマシンガンでの攻撃を行ってきます。
ドゥームラットはドトン・ジツからのバイオサイバネによる近接攻撃を仕掛けてきます。

あなたのニンジャが強大なリアルニンジャであればアトモスフィアをハードモードから始めても良いでしょう。

あなたのニンジャの体力が0になるか、ゲインソウとドゥームラットを爆発四散させるかまで戦闘を続けてください。(今回あなたのニンジャは体力が0になっても爆発四散はしません)

戦闘が終了したら次へ進んでください。


戦闘に勝利した

「サヨナラ!」あなたはゲインソウ達を爆発四散させた。まるで歯応えが無いとあなたは感じただろうか。それとも現代のニンジャ達もなかなかやると思っただろうか。「どうだったね?」通路の奥からキセイ・ニンジャが姿を現した。「ロイコクロリディウム=サン。扉を開けよ」「はい、マインドチェンジ=サン」キセイ・ニンジャの命令でゆっくりと扉が開いていく。

次へ進んでください。

戦闘に敗北した

「と、とんだコケオドシだぜ!死ねーッ!」君は不覚を取ったか。遊びが過ぎたか。憑依ニンジャ達に追いつめられた。「イヤーッ!」「アバーッ!?サヨナラ!」通路の奥からキセイ・ニンジャが姿を現し、憑依ニンジャを爆発四散させた。「ロイコクロリディウム=サン。扉を開けよ」「はい、マインドチェンジ=サン」キセイ・ニンジャの命令でゆっくりと扉が開いていく。

次へ進んでください。


別れ

マインドチェンジ。確かにロイコクロリディウムはキセイ・ニンジャをそう呼んだ。「ああ、現世での私の名前だ。お前も気が向けば名乗るがよかろう。カボチャ・ニンジャ=サンはジャック・オ・ランタンと、カラクリ・ニンジャ=サンはオーバーキルと名乗っておるよ」なるほど。カイデン・ネーム以外の名前ということか。あなたは納得した。
「では私はオイトマさせてもらおう。ここでお別れだ」キセイ・ニンジャ……マインドチェンジは跪くロイコクロリディウムを立たせて扉の外へと向かう。と、その途中で彼女が振り返った。「ああ、それとな」マインドチェンジがあなたに向けて手をかざす。

以下の項目を確認して当てはまるものを数えてください。

・鉄格子を破壊できなかった
・ボトルネックカットチョップ勝負に負けた
・談話室での精神力判定に負けた
・ゲインソウとドゥームラットに負けた


1つも当てはまらなかった場合

「先立つものもいるであろう。とっておくがよい」マインドチェンジが差し出してきたのは【万札:50】だ。現代の貨幣であろう。あなたは遠慮なく受け取る。「それとここはお前が自由に使ってよいぞ。1人で気ままに暮らすも良し。誰ぞ連れてきて共に過ごすも良し。愛玩動物を飼うも良し」何とも至れり尽くせりである。何を企んでいるのやら。

アジトと【万札:50】を得ます。エンディングへ進んでください。


1つ当てはまった場合

「先立つものもいるであろう。とっておくがよい」マインドチェンジが差し出してきたのは【万札:50】だ。現代の貨幣であろう。あなたは遠慮なく受け取る。「そのカネで何処へなりとも好きなところへ赴くが良い。世界を学べ」何とも親切なことである。何を企んでいるのやら。

【万札:50】を得ます。エンディングへ進んでください。


2つ以上当てはまった場合

「ヨギスミカテ……ソルナガバレ……」マインドチェンジが手で印を結び、何かを唱える。あなたは回避しようとしたが、リアルニンジャの反応速度を以てしてなお遅かった。「ロウ・ワン!」その言葉と共に、あなたは足の先から徐々に冷たい石にその姿を変えていく。「ではオヤスミ。良い夢を」その言葉があなたが最期に聞いた言葉であった。あなたは今度こそ永遠の眠りについたのだ。

ゲームオーバーでキャラロストとなります。お疲れ様でした。


エンディング

「ではオタッシャデ。縁があれば再び会うこともあろうよ」マインドチェンジはロイコクロリディウムを連れ立って去っていった。残されたあなたは手の中の万札を見て1人考える。(あなたに手は無いかもしれないが)ここから現世を支配すべく動き始めるか。あるいは今の時代を謳歌するか。山奥に静かに隠れ住むか。全てあなたの自由だ。あなたは今、目覚めたのだから。

シナリオ終了となります。お疲れ様でした。


後書き&アジト

ということで以上となります。

余暇などについてですがプレイしたあなたが自由に決めてください。何せリアルニンジャですので。誰かに余暇を与えられたりするのもおかしいですからね。万札だってアイテムだって好きなだけ手に入るかもしれません。NPCとしてどの程度のバランスがベストか考えて決めましょう。

もちろん強力なリアルニンジャを他のシナリオに軽はずみに出すのはお勧めしません。あくまで皆が楽しめるようなバランスを重点しましょう。

アジトをキセイ・ニンジャから貰った場合は下記のアジトを使用しても良いです。ここはキセイ・ニンジャが極めて現代的に作ったマンションめいた部屋ですが暗黒神殿もあるのでそこをラスボスとの戦闘MAPとして使っても良いでしょう。当然このアジトを使用する場合は【ジツ】の値が+1されます。もちろんもっと自由にデザインしたアジトを用意しても良いです。


それではここまで読んでくださってありがとうございました!