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忍殺TRPGシナリオ【ドラゴン・ドージョーのニンジャたち】

アイサツ

ドーモ、海中劣と申します。こちらの記事は私がニンジャスレイヤー本編を元に二次創作したニンジャスレイヤーTRPGの非公式アドベンチャーシナリオとなります。ニンジャスレイヤーTRPGについては下記の記事をご覧ください。プレイにはプラグイン環境が必要ですが、シナリオの改変を自由に行い、コアルールでもプレイ可能な状況にしてOKです!

以下はプラグイン環境のインデックスとなります。

サイコロ、そしてメモと筆記用具があれば遊ぶことができます。サイコロは複数必要になることもありますが1個のサイコロを何度も振れば問題ありません。

なお本記事はニンジャスレイヤーの話を元に作成した二次創作物であり、ニンジャスレイヤー本編、実在の人物・団体とは関係ございません。至らぬ点が多々あると思いますがご容赦くださいませ。

シナリオについて

このシナリオはドラゴン・ドージョー所属のニンジャ向けのシナリオです。作成したてのニンジャPC3〜4人でのプレイを想定していますが、難易度の調整などは自由に行ってください。

また、ドラゴンドージョーのニンジャということでサイバネの導入は行わない方が自然ではあるでしょうがRP次第で自由な設定・解釈を行って楽しさ重点でプレイしていただきたいと思います。


プロローグ

ネオサイタマから遠く離れた中国地方。バンブーが生い茂る森の中に開けた空間があり、そこには古風な作りの座敷、納屋、庵の他にスリケン投擲用の立て板、横にカワラが積み重ねられた窯、小さな畑や運動場などが存在している。誰かがカラテ・トレーニングを行うための場所だろうか。

鍛錬場

MAPはこちら


そして実際そこで汗を流して訓練を行う集団が居る。「イヤーッ!」「イヤーッ!」精悍なシャウトが森の中に響き、ニンジャ装束を着た集団がカワラ割りやスリケン投擲、ザゼンなどの修行に精を出していた。その中には君たちの姿もある。
君たちは日本最後のリアルニンジャであるドラゴン・ゲンドーソーをセンセイとするドラゴン・ドージョーのニュービーであり、ニンジャソウル憑依者でありながら山奥でモータルに混じって修行をすることを選んだ者たちである。その理由がゲンドーソーに見出されてか、カラテを求めてか、あるいはそれ以外に道が無かったかは君たち次第だ。
「イヤーッ!」積み重ねたカワラに向かってモータルのニュービーがチョップを振り下ろしている。君たちのうち一人はその様子を横で観察する。

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ここでNMは下記の公式からのデータを参考にして、ニュービーニンジャによる【カラテ】の値を用いたカワラ割りの判定を行うこと。難易度は【ULTRA-HARD(目標出目6)】である。

◆ニュービーニンジャ (種別:モータル)
カラテ		3		体力		2
ニューロン	3		精神力		2
ワザマエ		5		脚力		3
ジツ		0		万札		0


スキルなど:
 『●スリケン投擲』:ニュービーニンジャはニンジャのようにスリケン投擲を行える。
 『●連続側転』:ニュービーニンジャは『連続側転』を行える。
       ただし複数のニュービーニンジャが同じ部屋にいる場合、まとめて1回だけ判定する。
       成功すればその部屋にいる全員が『連続側転』に成功したとみなすが、
       失敗するとその部屋のニュービーニンジャ全員が移動不可と『ウカツ!』を得てしまう。

この判定は成功しても失敗しても次へと進む。成功すればニュービーは喜ぶだろうし、失敗すれば手を痛めて悔しがったりするだろう。

次にPCのうち代表一人にカワラ割り判定に挑戦してもらうこと。これは【カラテ】の値が高いものが挑戦しても良いし、単純に希望者にさせても良い。ただし、判定難易度は【EASY(目標出目3以上)】である。

この判定は成功しても失敗しても次へと進む。成功したらニュービーはPCを褒め称えたりするだろうし、その称賛に対してPCは自由にロールプレイして良い。ただし、あまりニュービーを見下すような発言はしない方が良いだろう。逆にPCが失敗した場合もニュービーにバカにされたりするようなことは避けるべきだろう。


「イヤーッ!」「イヤーッ!」立て板に向かってモータルのニュービーがスリケン投擲の練習をしている。君たちのうち一人はその様子を横で観察する。

スリケン投擲

ここでNMは上記の判定と同じように、ニュービーニンジャによる【ワザマエ】の値を用いたスリケン投擲の判定を行うこと。難易度は【ULTRA-HARD(目標出目6)】である。
それが終わったらPCのうち代表一人にスリケン判定に挑戦してもらうこと。判定難易度は【EASY(目標出目3以上)】である。

この判定も成功しても失敗しても次へと進む。

基礎鍛錬を終えた君たちにニュービーの一人が話しかけてきた。どうやら組手での訓練をつけてもらいたいらしい。君たちのうち一人はその要求を快く引き受け、運動場でニュービーと向かい合いアイサツを行った。ニュービーはジュー・ジツの構えを取る。

試合

※のところにPCのキャラクターを配置すること。他のニュービーニンジャやPCのキャラは周りの薄緑のマスに配置しておくと良い。

ここでPCのうち代表一人とニュービーニンジャによる戦闘を行う。ただし、ニュービーニンジャは【回避行動】を行えないし、【サツバツ!】も出せない。逆にPCが【サツバツ!】を出した時は出目1による吹き飛ばしや部位破壊、出目6による即死効果は発動せず、その時点で戦闘は終了となる。(つまりこの戦闘で死人も取り返しのつかない怪我人も出ない)

カワラ割とスリケン投擲、組手を行う目的は
①ニンジャソウル憑依者はとても強く、モータルは相手にならない。
②PCたちはニンジャソウル憑依者でありながらモータルを無暗に虐げたりせず、彼らと共に生きることを選んだ者たちである。
ということを参加者に認識してもらうためだ。もしこのあたりのことを参加者は十分に熟知している、と分かっていれば上記の判定は省略して良いだろう。

プロローグが終わったら本編へと進む。

本編

君たちが修行を一段落させて休憩していると…カランカラン!周囲のバンブー林に張り巡らされたナリコ・トラップが侵入者の存在を知らせてきた!「侵入者だ!」「センセイはどこに!?」「今はネオサイタマの都心部へ!ユカノ=サンもだ!」ニュービーたちに動揺が走る!

ゲンドーソーたちが不在の理由としては原作で言うところの「バック・イン・ブラック」の時系列なのかもしれないし、NMは別の理由を考えても良い。

重要なのは
①ゲンドーソーやユカノの助けは期待できない。
②ゆえに残されたPC達が侵入者の相手をしなければならない。

ということだ。

この時、もしかしたらPC達の中にはドラゴンドージョーのモータルであるニュービーたちと共に戦いたいと思う人が居るかもしれない。出来ることならニンジャであるPC達だけで行ったほうが良いと思うが(ニュービーが死んで後味が悪くなったり、逆に数の暴力で簡単にシナリオクリアしてしまうことを防ぐためだ)NMが皆としっかり話し合った上で決めよう。

君たちはニュービー達を落ち着かせると即座にナリコの鳴った地点へと向かった。ソウカイヤの斥候部隊を打ち倒すべし!


以下のMAPに移動して、オレンジの初期配置マスにPCを配置すること。

本編マップ

本編マップ番号付き

①から⑥までシナリオは一方通行で進んでいく。ちょうど部屋を一つずつ調べていくようなものだ。ただし侵入者たちが別の部屋に移ったりすることは無い。これはドラゴンドージョーの所在を調査しに来た斥候部隊はPCたちとは違ってバンブー密集地を進むのに慣れていないためだ。

①クローンヤクザ部隊

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君たちが茂みを越えて開けた場所に出るとチャカ・ガンを構えた男たちの集団に出くわした!その姿はまるで六つ子!同じ髪型。同じサングラス。同じヤクザスーツに同じ柄を刺繍したネクタイ。ヨロシサン製薬の開発したクローンヤクザだ!「「「ザッケンナコラー!」」」クローンヤクザたちが一糸乱れぬ動きでチャカ・ガンを君たちに向けてきた!
◆クローンヤクザY-10型 (種別:モータル/バイオ生物/ヤクザ)	
カラテ		1	体力		1
ニューロン    	1	精神力		1
ワザマエ		3	脚力		2
ジツ		ー	万札		0
							
◇装備や特記事項
 チャカ・ガン:遠隔武器、ダメージ1

クローンヤクザ部隊との戦闘に入る。ここでPCたちには戦闘に慣れてもらおう。

奥にある黄緑色のマスはトレジャーボックスだ。ソウカイヤの部隊の物資だと思えばよい。下の表でダイスを振って中身をGETしよう。

◆トレジャーボックスの決定表◆
出目1−2:【万札:1】 出目3−4:【万札:2】 出目5:【万札:3】
出目6:下記の中から一つ
1:グレネード
2:オーガニックスシ
3:ZBRアドレナリン注射器
4:トロ粉末
5:ノーカスタム・チャカガン
6:1~5の任意のアイテム2つ(同じものは選べない)


②スモトリ崩れヤクザ

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「ドッソイオラー!」「ハキヨイ!」オスモウの掛け声と共に身長8フィートの巨漢二人が襲い掛かってきた!チャンコ072をドープして肉塊を纏ったスモトリヤクザだ!通常のヤクザよりも遥かにタフであろう!
◆スモトリヤクザ (種別:モータル/ヤクザ/スモトリ)
カラテ		3	体力		4
ニューロン    	1	精神力		2
ワザマエ		2	脚力		2
ジツ		ー	万札		2
							
◇装備や特記事項
装備なし、スキル:『突撃』
 『突撃』を行うと脚力の2倍までの距離を移動できる。
 ただし曲がることも後戻りもできず、一直線の移動しかできない。
 この移動時は一直線でさえあればナナメ方向への移動も可能である。
 『突撃』の使用直後に近接攻撃を行う場合、そのダメージは+1となる。
 ただし、『突撃』を使用したキャラは次の出番まで一切の回避が行えない。
 (スモトリヤクザはもともとモータルなので回避行動は取れないが)

今度はスモトリヤクザとの戦闘である。スモトリヤクザは一番近い敵に向けて積極的に『突撃』を行ってくる。体力の低いPCが前に出すぎないよう気を使ってあげよう。

トレジャーボックスの中身は前の部屋と同じだ。回収したら先へ進もう。


③デッドリーフ

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「クソッ!何故先遣隊のクローンヤクザたちと連絡が取れなくなった!?」君たちが声のした方向へ向かうとUNIXの画面に向かってがなる男を発見した。男は枯れ葉迷彩装束にメンポを着用している。男が君たちに気が付いた。「き、貴様らいつからそこに!?ドーモ、デッドリーフです!」男はアイサツを繰り出した。すなわちニンジャだ!
「貴様らさてはドラゴンドージョーのニンジャか!これはチョージョー!適当に痛めつけた後インタビューしてドージョーの所在を聞き出しその後殺して俺の特別ボーナスにしてくれる!」ニンジャとニンジャのイクサの時間だ!
◆デッドリーフ(種別:ニンジャ) 
カラテ		2	体力		2
ニューロン    	2	精神力		2
ワザマエ		2	脚力		1
ジツ		0	万札		5
							
◇装備や特記事項
 なし
※データは公式で発表された際に変更される可能性があります。

ここでPCたちにはニンジャとのイクサを経験してもらう。今までの敵は攻撃すれば回避できずにダメージを受けたがニンジャはPCたちと同じように回避行動を行う。とはいえステータスがあまり高くないので3~4人で囲んで棒で叩けば楽に倒せるだろう。

デッドリーフを倒した後はPCの代表一人が黄色いマスのUNIXを調べても良い。これはデッドリーフが使用していたUNIXで【ニューロン判定:難易度NORMAL】によるハッキング判定が行える。
この判定に成功すると侵入者であるソウカイヤの機密データの入ったフロッピーディスクが手に入る。(【万札:5】相当)。
もし失敗したらプロテクトがかかってしまい、もう判定は行えない。この場合はUNIXをカラテで壊したりしても良いし、シナリオ終了後にドージョーに持ち帰って次の話の取っ掛かりにしても良いだろう。

ここのトレジャーも前までの部屋と同じ中身である。

④タルピダイ

デッドリーフの爆発四散を見届けた後、君たちは更に先へ進んでいく…その時である!

ここでPCたちには【ニューロン判定:難易度ULTRA-HARD】を行ってもらう。この判定は誰か一人でも成功すれば良い。判定に成功しても失敗しても先へ進もう。

「イヤーッ!」突如君たちの背後の地面が隆起し、土色のニンジャ装束を纏ったニンジャが飛び出してきた!アンブッシュだ!

ここでNMはPCのうち一人を選択して、そのPCに【回避判定:難易度HARD】を行ってもらう。ただし、事前のニューロン判定に誰か一人でも成功していた場合は【難易度EASY】となる。
この回避判定に失敗したニンジャは【体力】に2のダメージを受ける。

地面の中から現れたニンジャはアイサツをした。「ドーモ、タルピダイです。時代錯誤のドージョーで仙人でも気取っておるつもりか?我々シンジケートのニンジャこそが真のニンジャであると教えてやろう!」ならばこちらもカラテで教えてやろう!真のニンジャというものを!

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◆タルピダイ(種別:ニンジャ) 
カラテ		3	体力		3
ニューロン    	3	精神力		3
ワザマエ		2	脚力		2
ジツ		2	万札		7

◇ジツ
 ドトン・ジツLV2
							
◇装備
 手斧:『近接武器』、『戦闘スタイル:強攻撃』、
    『射撃基本難易度:HARD』、『連続側転難易度+1』

◇サイバネ
 ▶︎テッコ:【カラテ】判定時にダイス+1個、回避ダイス+1個
※データは公式で発表された際に変更される可能性があります。

タルピダイは原作ではサイバネをインプラントしている情報は無いがデータに追加させてもらった。ここでPCたちに「ジツの強さ」「装備アイテムの強さ」「サイバネの強さ」を知ってもらうためだ。

タルピダイはジツで複数人を複数回攻撃できる。しかもドトン・ジツの後は近接攻撃時の難易度は-1される。更に手斧の効果で『強攻撃』を仕掛けてくる。またサイバネによって判定ダイスも増加している。作り立てのニンジャは1対1では厳しい相手だろう。

参加したPCたちでは勝てそうになければNMはタルピダイのステータスを少し弱くしても良い。そもそも原作ではテッコなど付けている描写が無いのだから外してしまって良いし【ジツ】の値を2から1にしても良い。

※敵ニンジャの動きについて

デッドリーフやタルピダイはPCたちから逃げるということは無い。何故なら彼らはネオサイタマを支配するソウカイヤでトレーニングを受けた自分たちが時代遅れのドージョーのニュービーに負けるとは微塵も思っていないからだ。もちろんNMはあえて敵ニンジャを逃がして後のシナリオの伏線として使っても良い。

⑤湧き水の泉

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タルピダイとのイクサを終えた君たちは清浄な水の湧き出る泉を見つけた。傷ついた身体とニューロンを少しは癒せるだろう。

ここは単純に回復ポイントだ。PCたち全員の【体力】と【精神力】を1ずつ回復する。【精神力】が減っていないようなら【体力】を2回復と読み替えても良いし逆もOKだ。

ただし、回復が出来るのはPC1人につき1度だけだ。


⑥モーターヤブ

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更に先に進む君たちのニンジャ聴力にズシンズシンと大地を踏みしめる音が聞こえてきた。大型動物でもいるのか?いや違う!『ドーモ、ハジメマシテ、モーターヤブです。今なら投降を受け付けています。』巨大な鉄の塊は不快な電子音声でアイサツした。オムラ・インダストリの開発したロボニンジャ、モーターヤブだ!
『ソウカイヤはとても親切であり、投降者に危害を加えません』欺瞞的な言葉を吐きながらモーターヤブは右手に持ったサスマタと左腕のガドリングガンを君たちに向けてきた。この鉄塊がドージョーに向かえばニュービーは皆殺しにされるだろう!なんとしても破壊すべし!
◆モーターヤブ初期型 (種別:戦闘兵器)	
カラテ		6	体力		10
ニューロン    	3	精神力		ー
ワザマエ		6	脚力		3
ジツ		ー	万札		5
							
◇装備やスキル
 オムラ・ガトリングガン:遠隔武器、連射3、ダメージ2、範囲攻撃2x2、重火器
 オムラ・マシンガン:遠隔武器、連射3、ダメージ1、小銃
 ショック・サスマタ:近接武器、ダメージ2
 戦闘兵器:このルールを持つキャラに「カナシバリ・ジツ」などの精神攻撃は作用しない。

シナリオボスとしてモーターヤブとの戦闘を行う。モーターヤブはニンジャではないので回避こそ出来ないが高い体力と火器の攻撃はシンプルに脅威だ。

ヤブを撃破したら部屋にある2つのレアトレジャーを回収できる。

◆レアトレジャーボックスの決定表◆
出目1−2:【万札:3】 出目3−4:【万札:5】 出目5-6:下記の中から一つ
1:サイバーサングラス
2:タクティカルニンジャスーツ
3:*オーガニック・トロスシ*
4:*マルチ・スシタッパー*
5:オムラ・マシンガン
6:【万札:5】と上記の中から1つ


逃走及びシナリオ失敗について

どうしても敵に勝てずに逃走したいというPCは茂みマスから部屋の外に出て、そのまま初期配置マスまで戻ることで逃走しても良い。だがこの場合は道中で手に入れた万札やアイテムは没収するべきだろう。

防衛失敗のリスクをどれだけ大きくとるかはNM次第だが、ニュービーが何人か殺されたり、ゲンドーソーに破門を言い渡されたり、あるいは急いで駆けつけたゲンドーソーが間に合って何事も無かったりなど事前に考えておこう。

エンディング

モーターヤブを倒したら後はエンディングとなる。ドラゴン・ゲンドーソーがユカノと共に帰還してドージョーを守り切ったPCたちに労いの言葉をかけるだろう。

なお、ドラゴンドージョーに正式に所属するためには【名声(ドラゴン):5以上】が必要である。今回のシナリオをクリアしたことで名声を5にする形でも良いし、キャラクター作成時点で既に名声が5あることにしても良い。(その場合は今回のシナリオで名声を+しても良いだろう)

シナリオをクリアしたのでPC達には余暇が与えられる。日数についてはNMが任意で決めて良い。

なお、アジトとしてドラゴンドージョーの鍛錬場を使っても良いとする。鍛錬場にはカケジクやショドーは無いが、木人と香炉は既に設置済みとみなして良い。(購入の必要が無い)

鍛錬場をアジトとする場合「外の空間ばかりが多くてドージョーが少ない!これじゃあカラテトレーニングが出来ないよ!」という意見があるかもしれない。その場合は庵や納屋をドージョーとして扱っても良いし、今回の襲撃からドージョーを守り切った功績としてゲンドーソーとドラゴンドージョーのニュービー達がドージョーを建ててくれたとしても良い。

鍛錬場(アジト)

モータルハンティングの代わりに畑の野菜や瓦を売るという設定にしても良いし、(その場合判定は1D2にするとか、山菜狩りと同じにするとか事前に決めておこう)公式で発表されているドラゴンドージョーの庵に後でアジトを移したりしても良い。とにかく大事なのは「ソウカイヤに比べてプレイングの幅が窮屈だな」とプレイヤーに感じさせないことだ。

オプションルール

もしもシナリオの難易度が低すぎてつまらない!という風に感じたら自由に改変して難易度を調整してOKである。

ルール1.敵の移動
部屋を移動できるのはPCたちだけとしているがソウカイヤのニンジャだって先にどんどん進んでくるのはおかしいことではない。クローンヤクザたちと戦闘が始まった時点で後の部屋のスモトリヤクザやニンジャ、モーターヤブがどんどん近づいてくるのも緊迫感があって面白いかもしれない。

ルール2.敵の強化
シンプルにもっと強い敵を用意するというものだ。例えばデッドリーフやタルピダイをシックスゲイツやダークニンジャに変えれば一気に難易度が跳ね上がるし、そこまで極端にしなくてもニンジャの数を増やしたり、ニンジャの周りにクローンヤクザやスモトリヤクザを設置すれば成長したニンジャでも手こずる戦闘になるだろう。

ルール3.バンブー林撤去
部屋の仕切りであるバンブー林をみんな撤去してしまうというもの。つまり初期配置が済んだ時点でクローンヤクザもスモトリもニンジャもモーターヤブも全ての敵キャラクターがPCたち目掛けて攻撃してくる。このルールを導入する場合は初期配置マスから右側へ敵を行かせないために戦う防衛戦めいたアトモスフィアになるだろう。



以上でシナリオは終了となります。プレイする場合は自由に改変等を行ってください。

それではここまで読んでくださってありがとうございました!