忍殺TRPGソロシナリオ【ニンジャの探検隊】
アイサツ
ドーモ、海中劣と申します。こちらの記事は私がニンジャスレイヤー本編を元に二次創作したニンジャスレイヤーTRPGの非公式ソロアドベンチャーシナリオ（お一人で遊べるシナリオ）となります。ニンジャスレイヤーTRPGについては下記の記事をご覧ください。（プレイにはプラグイン環境が必要となります）
サイコロ、そしてメモと筆記用具があれば遊ぶことができます。サイコロは複数必要になることもありますが１個のサイコロを何度も振れば問題ありません。
なお本記事はニンジャスレイヤーの話を元に作成した二次創作物であり、ニンジャスレイヤー本編、実在の人物・団体とは関係ございません。
今回のシナリオは基本的にソウカイヤ所属のニンジャを想定しています。（あるいはアマクダリやザイバツ、フリーランスやドラゴン・ドージョーでもいいかもしれません。シナリオ改変は自由に行ってください！）
成長したニンジャが一人か、成長の壁を超えてないニンジャ二人くらいの難易度を想定しています。難しすぎる、簡単すぎる、という場合は難易度の調整も自由に行ってください！
あなただけのニンジャが準備できましたか？それでは本編へどうぞ。
※2/13追記
エンディングで抜けていた部分を追加しました。
本編
『ネオサイタマ西部、森林地帯！この鬱蒼としたジャングルの中で発見された新生物とは！』タダオーン！『皆様にはこちらの映像を見ていただきたい』『一体この物体は何なのか！？』『もしや、伝説のUMA、スカイフィッシュなのでは！？』タダオーン！
「……それでこのスカイフィッシュを調査したいんだよ！」君に携帯UNIXでスカム番組の映像を見せていた女が興奮気味に言った。アイマスクめいたメンポにジャージめいたニンジャ装束。彼女の名前はブラインド。ソウカイ・シンジケートに所属するニンジャである。彼女のバストは平坦だった。
ニンジャ名：ブラインド
【性別】：女
【カラテ】：4 【体力】：4/4
【ニューロン】：10 【精神力】：11/11
【ワザマエ】：5 【脚力】：3
【ジツ】：0 【万札】：0
ハッキングダイス：16
【アイテム】：スゴイテック社製LAN直結攻撃用ケーブル：
『特殊近接武器』、『ダメージ0』、『戦闘スタイル：直結攻撃』
【サイバネ】：▶▶生体LAN端子＋【ニューロン】判定時にダイス＋２個、ハッキング時にさらに＋４個
▷無線LAN攻撃用ユニットLAN直結を行うことなく「生体LAN端子」持ちの敵に対し遠隔ハッキング攻撃を仕掛けられる。
【装備品】 ：パーソナルメンポ：【精神力】＋１
：*キーボード・オブ・ザ・ゴールデン・エイジ*：
【スキル】：『時間差』『マルチターゲット』
◉『挑発』◉『翻弄』「番組じゃ最後まで見つからなかったけど絶対いるよ！というわけで手伝って！」そう言いながらブラインドは君に探検帽を差し出してきた。彼女も同じ帽子を既に被っている。一体何が『というわけで』なのかさっぱり分からないが、君は相当暇だったのか、あるいは度を越えた物好きか、この依頼を受けることにした。
◆◆◆
ネオサイタマ南西森林地帯！君は今、サイバーカリブーに跨るブラインドと共にこの厳しい自然の残る土地を訪れていた！「GUOOO」「フゴー……」サイバーカリブーの鳴き声とブラインドのイビキが不吉に同調する！その不協和音はこれから訪れる苦難を予言しているかのようであった！
……その時！「GUUUU！」「フゴー…ンアー？あ、村だ」目を覚ましたブラインドと君の目に飛び込んできたのはレンガを積み上げて作ったような簡素な家々！隣にはバイオダイコンの畑や鶏小屋！まさかこのような場所に人が住んでいるというのだろうか！「スミマセーン！誰かいますかー！？」ずかずかと家に入っていくブラインド！
「アア？何だ、アンタらは」出迎えたのは『紫式部』とプリントされたピンクのシャツを着た中年女性！不信感も露わに君とブラインドを睨みつけている！その眼光の奥にはこの女性が抱えている何らかの秘密が隠されているのだろうか！「ドーモ、ブラインドです！スカイフィッシュ探しに来ました！なんか教えてください！」聞き込みである！
ここであなたのニンジャの【精神力】の数だけダイスを振って聞き込み判定を行ってください。難易度はNORMAL（必要出目4以上）です。
成功数によって女性から聞き出せる情報が変わります。
◉成功数０
「帰れ！」SPLAASH！返答はバケツ一杯の水であった！君とブラインドは豪雨に見舞われたかのようにずぶ濡れになってしまった！何たることか！「冷たいね」ブラインドの呟きは女性の態度に対してか、それとも浴びせられた水に対してか！
【精神力】が-1されます。（0以下にはなりません）
◉成功数１
「スカイフィッシュなんざ見たことねえ。この前もテレビとかいう連中が来たがよ。……バイオコウモリなら昼夜問わず飛んどるが。それと間違えたんだろどうせ」昼夜問わず飛び回るバイオコウモリ！君はこの恐るべき情報を胸に刻み込んだ！
この後の判定が一部有利になります。
◉成功数２
「そういや密林の奥に行った若いモンがトラバサミに足ぃ挟まれたっつてたな。どうせ密猟者とかが仕掛けたんだろうが迷惑な話だよ」密林に仕掛けられたトラップ！密猟者！どうやら事態は我々が想像している以上にディープなようだ！
成功数１に加えてこの後の判定が一部有利になります。
◉成功数３
「ウチの子がよ。変な男を見たっつうんだよ。ベトゴン？いやサイチャム？なんだか忘れたがよ。頭のイカれた奴がいるかもしれねえって話さ」密林に潜む狂気の男！我々が探索しているスカイフィッシュと何か関係があるのだろうか！？
成功数１、２に加えてこの後の判定が一部有利になります。
◉成功数４
「……アンタらに言っても仕方ねえがよ。メガコーポの連中に立ち退き要求されてんだ。タンク…何とかっつう奴によ。行くとこなんざねえってのに。……辛気臭えこと言ったな。ほれ、コイツをやるからとっとと帰んな」暗黒メガコーポの介入！一体この密林で何が起こっているというのだろうか！
成功数１、２、３に加えて【ダイコン・スシ】（オーガニック・スシと効果は同じ、既にオーガニック・スシを持っていても所持可能。シナリオ終了後回収される）をGETします。
いずれの場合も次の判定に進んでください。
◇◇◇
住民から聞き込みを行った君たちは再び密林の奥を目指して進む！分厚く生い茂った植物の枝葉は病んだ太陽を覆い隠し、昼間だというのに夜のように薄暗い！「GUUUU」サイバーカリブーの角のイルミネイションを頼りに君たちは進み続ける！……だがその時！
「キィキィキィ！」バサバサバサ！「ンアーッ！？」複数の小さな影が君たちに纏わりつくように飛び回る！影の正体はバイオコウモリの群れだ！これがスカイフィッシュの正体なのか！？「ンアーッ！ンアーッ！」このままでは危険だ！スリケンを投擲して追い払え！
【スリケン投擲】の判定を行ってください。もし銃を装備していたりソニックカラテや生体弾が使えるならそれでも良いですよ。バイオコウモリはすばしこい上に小さくてたくさんいるので難易度はHARD（必要出目5以上）です。
ただし、先の聞き込み調査でバイオコウモリのことについて情報を得ていた場合は難易度がNORMALになります！
もしも成功する自信がないなら【精神力】と判定ダイスを1消費して自動成功させても構いません。これはこの後の判定でも使えますが、難易度ULTRA-HARD（必要出目６）の場合は使用できないことに注意してください。
判定に失敗した場合はあなたのニンジャにバイオコウモリが飛びついてきます！【回避判定】を行ってください。難易度はNORMAL（必要出目4以上）です。【回避判定】は【カラテ】【ニューロン】【ワザマエ】の中で最も高いステータスを使用します。
この【回避判定】にも失敗したらあなたのニンジャは【体力】に1ダメージを受けます。【体力】が0以下になったらあなたのニンジャは爆発四散します。（キャラロスト）
スリケン投擲に成功した。回避判定に成功した。回避に失敗しても生き残った。いずれの場合も次の判定に進んでください。
「キィキィアバーッ！」君たちは恐るべき密林の洗礼をやり過ごした。だがやはりスカイフィッシュは存在しないのだろうか……意気消沈しかけた、その時！「ンン―？何だコレ？」ブラインドが地面から何かを拾い上げた。……それを見た君は驚愕に息を呑んだ！タダオーン！
それは長い棒状の身体にヒレを持つ昆虫めいた生物……の死骸！紛れも無くスカイフィッシュのそれではないか！？「ワオー！やっぱマジでいたんだ！」ブラインドは興奮！「ヨッシャ！この先に行こう！」「GUUUU」ブラインドはサイバーカリブーに跨り木々の間を進んでいく！君もその後へと続いた！
◇◇◇
「ファイア・ピル♪きのうからねつがさがらないよ♪」「GUUUUU」ブラインドとサイバーカリブーのデュエットが森の静寂を掻き分ける！しかしスカイフィッシュは愚か他の小動物すら見つからぬ。我々は果たしてスカイフィッシュに辿り着くことが出来るのか！？……その時！
「ンン―？何かそこに糸があるよ？」然り！ブラインドが指差す木の根元にはピンと張られたワイヤー！明らかに人為的な痕跡！何処の誰が！？何のために！？「転ぶとアブナイだからね。迂回していこうね」「GUUUU」ブラインドがサイバーカリブーの角を撫でながら言った。……その時！
【ニューロン】で判定してください。難易度はHARD（必要出目5以上）です。ただし、先の聞き込み調査でトラップのことについて情報を得ていた場合は難易度がNORMALになります！
判定に成功するとあなたのニンジャは目立つワイヤートラップの陰に隠されたトラバサミトラップを発見して踏まずに済みます。
判定に失敗するとあなたのニンジャはトラバサミに足を挟まれてしまいます！
成功した場合も失敗した場合も次の判定に進んでください。
「ンン―？どうしたの？」トラバサミ！まさかの二重トラップとは！どうやらトラップを仕掛けた何者かは相当に手慣れている！君はゴクリと唾を飲み……そのような手練れが次にとる行動に思い至り、周囲を見回した！ヒュパウン！そんな君目掛けて飛来してきたのは一本の弓矢！回避せよ！
【回避判定】を行ってください。難易度はトラバサミを回避出来ていた場合はNORMAL（必要出目4以上）、トラバサミに引っ掛かった場合はULTRA-HARD（必要出目６）となります。
回避に失敗するとあなたのニンジャは【体力】を-2させます。【体力】が0以下になったらあなたのニンジャは爆発四散します。（キャラロスト）
回避に成功した場合も失敗して生き残った場合も次の判定に進んでください。
君は飛来してきた弓矢をその手に握りへし折った！トラバサミとタイミングを合わせた三段重ねの攻撃！何者かがここにいて、自分たちを監視している！君はカラテを構えて警戒する！ガサガサ……木々の葉の一部が揺れ動き……「ジェロニモーッ！」君がそちらを見た途端、正反対の方向からアンブッシュが仕掛けられた！
【回避判定】を行ってください。ただし、今回は2回の攻撃を受けます。すなわち、あなたの【回避判定】ダイスを2分割する必要があります。分け方は任意です。【精神力】と判定ダイス１を使用しての自動成功はどちらか片方しか出来ないことに注意してください！
１回の失敗ごとに受けるダメージは１です。【体力】が0以下になったらあなたのニンジャは爆発四散します。（キャラロスト）
回避の難易度はHARD（必要出目５以上）ですが、先の聞き込み調査で変な男のことについて情報を得ていた場合は難易度がNORMALになります！
回避に成功した場合も失敗して生き残っていた場合も次の判定に進んでください。
「サイゴン！サイゴン！」君は連続側転を繰り出し、マチェーテでの恐るべきアンブッシュを凌ぎ切った！「ドーモ！サヴァイヴァー・ドージョーのフォレスト・サワタリです！」「ドーモ、ブラインドです」アンブッシュ者のアイサツにブラインドと君もアイサツを返す。
サヴァイヴァー・ドージョー！君はその言葉に聞き覚えがあったかもしれぬ。ヨロシサン製薬から脱走したバイオニンジャで構成された危険戦闘集団！そして目の前のサワタリは元ヨロシサン研究員であり、カイシャを自主退職してバイオニンジャ達を脱走させた張本人だ！
「ベトコン共め！ナパーム掃討作戦は断固阻止する！スカイフィッシュ=サンの元へは行かせんぞ！」「エッ？ベトコン？何？ナパーム何？」サワタリの言葉にブラインドは困惑する。彼は狂っていた。どうにか交渉して敵意が無いことを証明せねばならない！
以下の選択肢から選んでください
選択肢１．サワタリと交渉する（自動失敗）
選択したら次へ進んでください。
君は言葉を尽くしてサワタリと交渉しようとした。「つまり貴様らはベトコンのナパーム掃討作戦前の先遣隊ということか。単独行動が仇となったが……」「エッ？エッ？あの人何言ってるの？」「GUUUU」ナムサン。会話が成立せぬ！君が諦めかけた……その時！
「マテ……サワタリ=サン……」突如密林にどこからともなく声が響く。……そして！ヒュヒュヒュヒュヒュ……！木々の間を縫うように飛んできたのは大量のスカイフィッシュ！凄まじい速度で君たちの周囲を旋回する！そして枝葉を踏みしめながらゆっくりその場にエントリーしてきたのは……！
「ドーモ、スカイフィッシュ、デス」おお、ナムアミダブツ。その姿を一体どのように表現すればよいのか？頭部は肉で出来た樹木めいた質感と形状をしており、どこに目鼻口耳があるのか判然とせぬ。そしてところどころに開いた洞から大量のスカイフィッシュが出入りしているのだ！
「スゲエー！スカイフィッシュ！本当に居たんだ！エヘヘ！」ブラインドはアイサツも忘れて飛び回るスカイフィッシュを見て楽しげに笑っている。「スカイフィッシュ=サン！作戦行動中だぞ！」サワタリが怒鳴り声を上げた。「サワタリ=サン、ソノコトダガ……」スカイフィッシュが何か言おうとした……その時！
KABOOOM！KABOOOM！KRA-TOOOON！連続して聞こえてきたのは爆発音！スカイフィッシュたちが巣を突かれたハチめいて激しく飛び回る！密林の一部が炎に包まれる！「ヌウーッ…！キタゾ、サワタリ=サン！」「シマッタ！既に掃討作戦は始まってしまったのか！」「アイエエエ！？何！？何なの！？」混乱する状況の中で更なるエントリー者が一人！
「ドーモ！タンクアームです！ついに追い詰めたぞ愚かな実験動物め！」燃える密林をバックに現れたのは右腕を戦車の砲口めいたサイバネに置換した巨漢ニンジャ！侮蔑的な目でスカイフィッシュとフォレスト・サワタリを見下ろしている！「ドーモ、フォレスト・サワタリです！」「スカイフィッシュ、デス」「ブラインドでーす」君もアイサツを行った。
「ム…？そちらのお二人は？」タンクアームは君とブラインドの方を怪訝な目で見てきた。君は簡単に事情を説明する。「ナルホド、そういうことでしたか。それなら是非お願いしたいことが。この実験動物のクズ共を始末するのを手伝っていただきたい。無論謝礼は払います」タンクアームはスカイフィッシュに右腕の砲口を向けながら言った。
君が説明を求めるとタンクアームは朗々とした声で説明する。「そのスカイフィッシュとかいうカスはヨロシサンからの脱走バイオニンジャでしてな。私が所属するゴイリヨウ化学がジアゲを行っているこの土地に逃げてきたのですが、我々はヨロシサンに対する交渉カードとしてそいつを先んじて始末しようとしておるのです。しかしそこの胡乱な狂人に邪魔されておりまして」今度はサワタリに砲口を向ける。
「私単独でもそれほど難しいビズではありませんが念には念を入れておきたい。私の方から社に口利きしましょう。如何です？」「ヌウゥーッ！こちらフォレスト・サワタリ！ベトコン部隊の強襲を受けた！至急援軍を求む！」サワタリはザリザリと音を発するだけのＩＲＣインカムに向かって叫んだ。
今や場のアトモスフィアは煮詰まっており、いつイクサが始まってもおかしくない。そうならないのは双陣営とも君たちの出方を見ているからだ。「ンン―……どうしよっか？」ブラインドが君に尋ねてくる。すなわち、どちらに味方をするのか？ということだ。………君は決断した。
以下の中から一つ選んでください。
選択肢１．タンクアームに味方する
選択肢２．フォレスト・サワタリ達に味方する
選択肢１を選んだ場合
君はタンクアームに協力することを選んだ。タンクアームが鉄製メンポの下で微笑む。「感謝します。では私はあの狂人を押さえますのでお二人はうるさいハエの操縦者の相手をお願いします」「ジェロニモーッ！」「イヤーッ！」サワタリとタンクアームはイクサを開始する！
「イタシカタナイ……カカッテクルガヨイ！」スカイフィッシュが両手でミスティック・サインを刻むと彼の頭部から無数のスカイフィッシュが吐き出された！「ちょっと向こう行っててね」「ＧＵＵＵＵ」ブラインドがサイバーカリブーから降りて安全地帯へ避難させる。「ンン―……ヨッシャ、やろっか！」ブラインドの言葉を皮切りに、スカイフィッシュの群れが一斉に向かって来た！
スカイフィッシュとの戦闘になります。以下はスカイフィッシュのデータになります。
◆スカイフィッシュ （種別：ニンジャ/バイオニンジャ）
カラテ ７ 体力 ９
ニューロン ４ 精神力 ５
ワザマエ ４ 脚力 ４
ジツ ４ 万札 ０
近接攻撃ダイス：９
遠隔攻撃ダイス：６
◇装備や特記事項
装備：▲▲バイオサイバネヘッド（重度）：近接攻撃ダメージ2
【体力】＋1、『近接攻撃』ダイス＋2個、
『遠隔攻撃』ダイス＋2個、『●不屈の精神』自動取得
△バイオ脳内物質分泌：【体力】＋１、【精神力】＋2
▽ジツ拡張サイバネ：【ジツ】＋１
スキル：『連続攻撃２』
●『不屈の精神』：【精神力】＋１。
抵抗のために【ニューロン】判定を必要とするようなあらゆる攻撃に対して、
抵抗判定の難易度を−１できる。
狂気：バイオインゴット欠乏症（1段階目）：
消費アイテムによる【体力】および【精神力】の回復量が−１される（最低値は回復量０）。
ZBR蘇生は例外。
★スカイフィッシュ・スウォーム・ジツ
自分の手番で『近接攻撃』の代わりに発動を試みられる。
【精神力】を1消費し、発動難易度はNORMALである。
効果は通常の『スウォーム・ジツ』と同様だが以下の点で異なる。
・効果範囲が3×3でなく、5×5マスである。
・この範囲内にいる敵全員についてそれぞれD6を振り、
出目が1~3だった場合、その敵に1ダメージを与える。（回避難易度：HARD）。
出目が4~6だった場合、その敵に1ダメージを『時間差』で2回与える。
これはまとめて回避ができない。（回避難易度：HARD）。スカイフィッシュは最初に『★スカイフィッシュ・スウォーム・ジツ』を使用してきます。その後はあなたのニンジャとブラインドの能動的行動の難易度が＋１されてしまいますので注意してください。スカイフィッシュは【回避ダイス】の少ない敵を優先して狙ってきます。
ブラインドはスキルの『◉翻弄』を使ってダイスを増やして近接攻撃を行います。
（スカイフィッシュとブラインドのダイスもあなたが振ってください。ただし、両者は精神力を使用しての自動成功は出来ません。）
スカイフィッシュかあなたのニンジャの【体力】が０になるまで戦闘を続けてください。あなたのニンジャが敗北したら爆発四散でキャラロストです。勝利した場合はエンディング１に進んでください。
選択肢２を選んだ場合
君はサワタリたちに協力することを選んだ。「お前たちは…ベトコンではなかったのか！……済まぬ、友軍の協力に感謝する！」サワタリが敬礼を行う。「ヌウゥーッ！人が下手に出ていれば！トチ狂いおって損得勘定もできん脳味噌足らずのチンピラめが！」タンクアームは懐からＩＲＣインカムを取り出し、叫ぶ！「最終兵器投下せよ！」
バラバラバラ……！空中から聞こえてきた音に君は空を見上げた。枝葉の間から見えるのはヘリコプターだ！ヒュウウウウ……DOOOOOM！そこから投下された大質量！その正体は禍々しき鋼鉄の鬼！『ドーモ、モータードクロ、デス。モータードクロはヨロシサンの手先であり、ゴイリヨウとは無関係』
ナムアミダブツ！オムラ・インダストリの開発した過剰火力殲滅殺戮兵器、モータードクロである！「コイツで貴様らを密林と村ごと焼き尽くして証拠隠滅！罪は全てヨロシサンに被せ、ジアゲも完遂してボーナス重点！完璧なプランよォーッ！」「ジェロニモーッ！」サワタリがタンクアームに飛び掛かる！「ワタシハ、オマエタチヲ、エンゴ、シヨウ」スカイフィッシュは君たちに協力してくれるようだ。
「ニンジャソウル検知…ゼンメツ・アクション・モード起動！」モータードクロのボディが展開し、威圧的なウェポン・アームズと銃兵器が掲げられた！「ちょっと向こう行っててね」「ＧＵＵＵＵ」ブラインドがサイバーカリブーから降りて安全地帯へ避難させる。「ンン―……ヨッシャ、やろっか！」ブラインドの言葉を皮切りに、モータードクロが咆哮めいた稼働音を響かせた！
スカイフィッシュと協力してのモータードクロとの戦闘になります。以下はモータードクロのデータになります。
◆モータードクロ （種別：戦闘兵器、大型2x2）
カラテ 8 体力 25
ニューロン 2 精神力 ー
ワザマエ 12 脚力 4
ジツ ー 万札 30
◇スキル
『連続攻撃2』、『ゼンメツ・アクション・モード』、『ダメージ軽減１』
『戦闘兵器』：
このルールを持つキャラに「カナシバリ・ジツ」などの精神攻撃は作用しないが、
『電磁ショック』のダメージは２倍となってしまう。
◇装備
オムラ・ガトリングガン：遠隔武器、連射3、ダメージ2、範囲攻撃2x2、重火器
オムラ・バズーカ：遠隔武器、爆発（カトンLV2）、小銃
アンタイニンジャ・ライフル：遠隔武器、ダメージ１、小銃、対ニンジャ仕様
ヨロシ・デコンタミネイター型火炎放射器：遠隔武器、火炎放射器（カトンLV1）、小銃
オムラ・マシンガン：遠隔武器、連射3、ダメージ１、小銃
オムラ・マシンガン：遠隔武器、連射3、ダメージ１、小銃
オムラ・ショットガン：遠隔武器、ダメージ２、小銃
オムラ・ショットガン：遠隔武器、ダメージ２、小銃
エイトウェポン・アームズ：近接武器、ダメージ2
ゼンメツ・アクション・モード：
１回の手番で「移動」→「近接攻撃」→「遠隔攻撃」→「遠隔攻撃」が可能。モータードクロはゼンメツ・アクション・モードによって「近接攻撃」→「遠隔攻撃」→「遠隔攻撃」と攻撃してきます。基本的にはオムラ・ガトリングガンやオムラ・バズーカを使用してきます。（範囲攻撃ですが、あなたのニンジャや仲間のニンジャはバラけて戦っているとしても良いですよ！）モータードクロはそれほどＡＩが優れていないので狙う敵はあなたが決めてOKです！
ブラインドは装備の『スゴイテック社製LAN直結攻撃用ケーブル』を使用して【LAN直結攻撃】を行います。これは【ワザマエ判定：難易度HARD】で判定し、成功するとモータードクロとブラインドの間で【電子戦】がスタートします。【電子戦】のルールは公式のプラグインを参照してください。
スカイフィッシュはサイバネの力でモータードクロにダメージが通るのでそのまま攻撃させても良いですし、『★スカイフィッシュ・スウォーム・ジツ』を使用してモータードクロの攻撃難易度を上げても良いでしょう。
（モータードクロとスカイフィッシュとブラインドのダイスもあなたが振ってください。ただし、彼らは精神力を使用しての自動成功は出来ません。）
モータードクロかあなたのニンジャの【体力】が０になるまで戦闘を続けてください。あなたのニンジャが敗北したら爆発四散でキャラロストです。勝利した場合はモータードクロの所持している【万札：３０】をブラインドと山分けして、（ブラインドが死亡していた場合は山分けの必要はありません）エンディング２に進んでください。
エンディング１
「サヨナラ！」スカイフィッシュは爆発四散した。周囲を飛び交っていたスカイフィッシュたちもボトボトと力無く地面に落下していく。「スカイフィッシュ=サン！……ARRRRGH！」獣めいた唸り声を上げてフォレスト・サワタリは逃走！「チィッ！取り逃がしたか！……ともあれオツカレサマデシタ」タンクアームが君にオジギする。
「後でこちらに連絡をして頂ければ謝礼を支払いますので。では私はまだ仕事があるのでこれで」タンクアームは君たちに名刺を渡した後、懐から取り出したＩＲＣインカムで通話をしながら離れていく。「１時間後に最終兵器で村を……」彼はそのまま茂みの奥へと消えていった。そして……
ここから微妙にエンディングが変化します。
ブラインドが生き残っていた場合
「ンン―……私達も戻ろっか！」ブラインドがそう言うとちょうどサイバーカリブーが戻ってきた。ブラインドを器用に角で持ち上げて背中に乗せる。「今日はアリガト！これお礼ね！」そう言ってブラインドが差し出してきたのはむき出しの【万札：５】だ。君は万札を受け取り懐にしまう。そしてサイバーカリブーの角のイルミネイションを頼りに元来た道を戻るのであった……
ここで【万札：５】を手に入れます。
◆◆◆
後日、タンクアームから受け取った名刺に連絡をするとトントン拍子に話が進んで君の口座に謝礼金が振り込まれた。更にタンクアームは君の所属組織にも一言添えてくれたらしい。ＵＭＡ探索がいつの間にか一大事になったものだが結果良ければそれで良し、ということだろう。
謝礼金として【万札：２０】【名声：２】【余暇：２日】が与えられます。お疲れ様でした。
ブラインドが死亡していた場合
「GUOOOO」鳴き声のした方を見ると、サイバーカリブーが戻ってきていた。地面に落ちていたブラインドのメンポを口で咥える。「GUUUU」感情の読めぬ鳴き声と瞳を君に向けてサイバーカリブーは帰り道の方向へ歩き始めた。君はサイバーカリブーの角のイルミネイションを頼りに元来た道を戻るのであった……
後日、タンクアームから受け取った名刺に連絡をするとトントン拍子に話が進んで君の口座に謝礼金が振り込まれた。更にタンクアームは君の所属組織にも一言添えてくれたらしい。ＵＭＡ探索がいつの間にか一大事になったものだが結果良ければそれで良し、ということだろう。
謝礼金として【万札：２０】【名声：２】【余暇：２日】が与えられます。お疲れ様でした。
エンディング２
「ピガガガーーッ！？」モータードクロは完膚なきまでに破壊され、完全に沈黙した。「バ、バカナーッ！？」「ホーチミン！」「グワーッ！？オ、オノレーッ！」更にタンクアームもサワタリのククリナイフで胴体を斜めに斬り裂かれ撤退！「総員よくやった！我が隊の勝利だ！」サワタリが喝采する。
ここでエンディングが分岐します。
エンディング２－１．スカイフィッシュが生き残っていた場合
「タスカッタ、レイヲ、セネバ、ナランナ。……コチラヘ」そう言ってスカイフィッシュは背中を向けて歩き始めた。君もその後を追う。やがて辿り着いたのは見上げるような大樹だ。スカイフィッシュは樹の洞から何かを取り出して君たちに手渡す。「モッテイケ、ヨロシサン、ノ、ケンキュウデータ、ダ」それはインクで『シャガイ級』と書かれたフロッピーだ。
「では我々は本隊と合流する！お前達の健闘を祈る！」「デハ、サラバダ……」そう言ってサワタリとスカイフィッシュは木々を飛び渡りながら離れていった。やがてその姿が見えなくなった時、君は……
ここから微妙にエンディングが変化します。
ブラインドが生き残っていた場合
「ンン―……私達も戻ろっか！」ブラインドがそう言うとちょうどサイバーカリブーが戻ってきた。ブラインドを器用に角で持ち上げて背中に乗せる。「今日はアリガト！これお礼ね！」そう言ってブラインドが差し出してきたのはむき出しの【万札：５】だ。君は万札を受け取り懐にしまう。そしてサイバーカリブーの角のイルミネイションを頼りに元来た道を戻るのであった……
ここで【万札：５】を手に入れます。
◆◆◆
ゴイリヨウ化学の申し出はどうにか封じ込めることが出来た。あの場所で行っていた無茶なジアゲを口外しないことが条件らしい。そのために君はブラインドと共に上司から叱られてしまったが……。
後日、ヨロシサンの研究データが入っているというフロッピーを解析したところ、スウォーム・ジツに対する様々な研究内容が記されていた！このフロッピーを売ってもいいが、あるいは君がスウォーム・ジツ使いならば君の力になるやもしれぬ……
このフロッピーは【*マキモノ・オブ・シークレット・ニンジャアーツ*】として余暇に使用することが出来ます。更に、使用するキャラクターが【スウォーム・ジツ】をジツとして選んでいた場合、ニューロンの減少が起こりません。
使用せずに売却する場合は【万札：２０】となります。
いずれの場合も【余暇：１日】が与えられます。お疲れ様でした。
ブラインドが死亡していた場合
「GUOOOO」鳴き声のした方を見ると、サイバーカリブーが戻ってきていた。地面に落ちていたブラインドのメンポを口で咥える。「GUUUU」感情の読めぬ鳴き声と瞳を君に向けてサイバーカリブーは帰り道の方向へ歩き始めた。君はサイバーカリブーの角のイルミネイションを頼りに元来た道を戻るのであった……
◆◆◆
ゴイリヨウ化学の申し出はどうにか封じ込めることが出来た。あの場所で行っていた無茶なジアゲを口外しないことが条件らしい。そのために上司には叱られてしまったが……。
後日、ヨロシサンの研究データが入っているというフロッピーを解析したところ、スウォーム・ジツに対する様々な研究内容が記されていた！このフロッピーを売ってもいいが、あるいは君がスウォーム・ジツ使いならば君の力になるやもしれぬ……
このフロッピーは【*マキモノ・オブ・シークレット・ニンジャアーツ*】として余暇に使用することが出来ます。更に、使用するキャラクターが【スウォーム・ジツ】をジツとして選んでいた場合、ニューロンの減少が起こりません。
使用せずに売却する場合は【万札：２０】となります。
いずれの場合も【余暇：１日】が与えられます。お疲れ様でした。
エンディング２－２．スカイフィッシュが死亡していた場合
「ピガガガーーッ！？」モータードクロは完膚なきまでに破壊され、完全に沈黙した。「バ、バカナーッ！？」「ホーチミン！」「グワーッ！？オ、オノレーッ！」更にタンクアームもサワタリのククリナイフで胴体を斜めに斬り裂かれ撤退！「総員よくやった！我が隊の勝利だ！」サワタリが喝采する。
「スカイフィッシュ=サンは……戦死したか……」サワタリが沈痛な面持ちで呟いた。その瞳は狂気に濁っている。その瞳が君を射抜いた。「友軍の協力に感謝する！物資の補給を行う！ついてこい！」そう言ってサワタリは背中を向けて走り始めた。君もその後を追う。
やがて辿り着いたのは薄暗い洞窟だ。サワタリは洞窟に一人で入り、すぐに出てきて持ってきた何かを君たちに手渡す。「使うがいい。ベトコン共から奪ったものだ」それは血や泥でボロボロになった万札の束だ。
「では俺は本隊と合流する！お前達の健闘を祈る！」そう言ってサワタリは木々を飛び渡りながら離れていった。やがてその姿が見えなくなった時、君は……
ここから微妙にエンディングが変化します。
ブラインドが生き残っていた場合
「ンン―……私達も戻ろっか！」ブラインドがそう言うとちょうどサイバーカリブーが戻ってきた。ブラインドを器用に角で持ち上げて背中に乗せる。「今日はアリガト！これお礼ね！」そう言ってブラインドが差し出してきたのはむき出しの【万札：５】だ。君は万札を受け取り懐にしまう。そしてサイバーカリブーの角のイルミネイションを頼りに元来た道を戻るのであった……
ここで【万札：５】を手に入れます。
◆◆◆
ゴイリヨウ化学の申し出はどうにか封じ込めることが出来た。あの場所で行っていた無茶なジアゲを口外しないことが条件らしい。そのために君はブラインドと共に上司から叱られてしまったが……。
サワタリからの報酬として【万札：１５】を得ます。
いずれの場合も【余暇：１日】が与えられます。お疲れ様でした。
ブラインドが死亡していた場合
「GUOOOO」鳴き声のした方を見ると、サイバーカリブーが戻ってきていた。地面に落ちていたブラインドのメンポを口で咥える。「GUUUU」感情の読めぬ鳴き声と瞳を君に向けてサイバーカリブーは帰り道の方向へ歩き始めた。君はサイバーカリブーの角のイルミネイションを頼りに元来た道を戻るのであった……
◆◆◆
ゴイリヨウ化学の申し出はどうにか封じ込めることが出来た。あの場所で行っていた無茶なジアゲを口外しないことが条件らしい。そのために上司には叱られてしまったが……。
サワタリからの報酬として【万札：１５】を得ます。
いずれの場合も【余暇：１日】が与えられます。お疲れ様でした。
後書き
以上でシナリオは終了となります。お疲れ様でした。
今回登場したスカイフィッシュやタンクアームは生き残っていたら自由に使ってください。以下はタンクアームのデータとなります。
◆タンクアーム （種別：ニンジャ）
カラテ ５ 体力 ６
ニューロン ６ 精神力 ５
ワザマエ ８ 脚力 ５
ジツ ５ 万札 ２０
近接攻撃ダイス：７
遠隔攻撃ダイス：９
回避ダイス：１１
◇装備や特記事項
装備：タクティカルニンジャスーツ：【体力】＋１
サイバネ：▶︎生体LAN端子：【ニューロン】判定時にダイス＋１個、ハッキング時にさらに＋２個
▶︎▶︎テッコ＋：【カラテ】判定時にダイス＋２個、回避ダイス＋２個、【ワザマエ】判定時にダイス＋１個
▷▷ジツ拡張サイバネ：【ジツ】＋２
スキル：『連射２』『疾駆』
ジツ：☆カトン・ジツ（LV1～LV3）
★カトン・ボール
★★グレーター・カトン・ジツ
狂気：強化肉体への過信（軽度）：回避判定での『精神力成功』に必要な【精神力】が１増加する。 それではここまで読んでくださってありがとうございました！