見出し画像

忍殺TRPGソロシナリオ【ニンジャの滝登り】

アイサツ

ドーモ、海中劣と申します。こちらの記事は私がニンジャスレイヤー本編を元に二次創作したニンジャスレイヤーTRPGの非公式ソロアドベンチャーシナリオ(お一人で遊べるシナリオ)となります。ニンジャスレイヤーTRPGについては下記の記事をご覧ください。


サイコロ、そしてメモと筆記用具があれば遊ぶことができます。サイコロは複数必要になることもありますが1個のサイコロを何度も振れば問題ありません。

なお本記事はニンジャスレイヤーの話を元に作成した二次創作物であり、ニンジャスレイヤー本編、実在の人物・団体とは関係ございません。

今回のシナリオはずばりドラゴン・ドージョー所属、それもニュービーニンジャの挑戦を想定しています。そのためサイバネやふわふわローンは導入しない方がいいでしょう。全体的に短めのシナリオです。

あなただけのニンジャが準備できましたか?それでは本編へどうぞ。

プロローグ

ネオサイタマの喧騒を遠く離れた岡山県。サンスイめいた自然が残る山奥に君は師であるローシ・ニンジャ…ドラゴン・ゲンドーソーと共に訪れていた。
君はゲンドーソーを長とするドラゴン・ドージョーに所属するニンジャであり、ここには修行のためにやって来た。前を行くゲンドーソーの歩みは静かだが力強く、迷いが無い。やがて君たちは開けた空間へと出た。そこでは荘厳な滝が轟音と共に水飛沫をまき散らしていた。
「古事記には滝を泳いで登ることで龍になった逸話が残されておる」ゲンドーソーが君に話し始めた。「これはあるニンジャ真実を表したものだが…ドラゴン・ドージョーにおける修行の一環でもある」そう言いながらゲンドーソーは水面を歩く。カラテだ。カラテがそれを可能にする。
「オヌシにはこの修行…トリュウモンに挑戦してもらう」ゲンドーソーは君の目を見て言った。「この滝を泳ぎ、登りきってみせよ」君は師の言葉に頷き…滝壺に飛び込んだ!

本編

君は滝のすぐ下まで泳いでいった。冷たい水が君の肌を容赦なく叩く。君は全気力を振り絞ってこの滝に挑んだ!

【カラテ】で判定を行ってください。難易度は【Normal(目標出目4以上)】です。

判定は判定に使用したステータスの数値分だけサイコロを振って決定します。あなたのニンジャの【カラテ】が【3】であれば6面サイコロを3個振ってそのうち1つでも出目4以上が出れば成功となります。

また、成功する自信が無い場合は難易度【Hard(目標出目5以上)】以下の難易度に限り【精神力】を-1することで判定を自動成功させることが出来ます。これは今後の判定においても有効ですので覚えておいてください。

ただし、あなたのニンジャの現在の【精神力】が0の時は【精神力】での自動成功は使用することが出来ません。また、難易度【ULTRA-HARD(目標出目6)】の判定に関しては【精神力】を使用しての自動成功は出来ません。

成功した場合、あなたのニンジャは猛烈な勢いで水が流れる滝を少しずつですが登り始めました!

君が水を掻き、蹴る度に君の体は少しずつ宙に浮かんでいく!このまま登るべし!

失敗した場合はあなたのニンジャの【体力】を-1させて先の判定に進むことが出来ます。
ただし、【体力】が0以下になったらエンディングへ進んでください。


君は必死になって滝を登っていく。滝壺ではゲンドーソーが君のことを見守っている。…その時!滝の上から大きな木片が流れてきた!このままでは直撃してしまう!滝登りに全神経を集中させている君はそのことに気付いているのか!?

【ニューロン】で判定を行ってください。難易度は【ULTRA-HARD(目標出目6)】です。

判定に成功した場合、あなたのニンジャは迫りくる木片に気が付いています。判定に失敗した場合は気が付いていません。
どちらの場合も次の判定に進んでください。

激流に乗って木片が高速で流れ、万有引力の法則に反逆することなく滝壺に吸い込まれる!だが木片が叩きつけられるのは水面ではなく君だ!アブナイ!直撃コースだ!

【回避判定】を行ってください。難易度は【Hard(目標出目5以上)】です。ただし、事前のニューロン判定に成功していた場合は難易度は【Normal(目標出目4以上)】です。回避判定はあなたのニンジャの【カラテ】【ニューロン】【ワザマエ】の中で最も数値の高いステータスと同じ数のサイコロを振ります。もしもあなたがサイバネの「ヒキャク」などを装備している場合は回避の時に触れるサイコロの数が1つ増えます。

この回避判定に失敗した場合はあなたのニンジャは木片が直撃し、あなたのニンジャは【体力】を2減少させます。【体力】が0になってしまった場合エンディングへ向かってください。

回避判定に成功した場合、あるいは回避に失敗しても生き残った場合、あなたのニンジャはキアイで滝を登り続けます。先へ進んでください。

全身全霊で滝を登り続ける君はようやく滝口まで近づいてきた。あと一息だ!だがその時、君の視界で小さな影が踊る。よく目を凝らしてみるとそれは一匹のオーガニック鯉だ。まさかこの滝をここまで登ってきたというのか?君がそう思っているとオーガニック鯉は急加速し、一気に滝口まで登る!
滝口まで登ったオーガニック鯉は勢いよく飛び跳ねる!そして水面に…落ちない!?そのままオーガニック鯉は空を飛び始めたではないか!フシギ!そして空を大きく旋回し、「キャシャーッ!」一匹の龍になって君に迫ってきた!
君は気が付くと乳白色の深い霧に包まれた空間でこの龍と相対していた。上を見上げると宙で黄金立方体が回転しているのが薄っすらと見える。この龍に打ち勝つことがトリュウモンの最後の試練ということであろうか。君はカラテを構えて龍に立ち向かう!

コトダマ空間で超自然の龍とのイクサの時間です!龍の【体力:5】を0に出来たら勝利です!

【カラテ】【ワザマエ】【ニューロン+ジツ(【精神力】1消費)】のいずれかで判定してください。(ジツを使用する場合はダメージを与えることが可能なジツに限ります)難易度は【Normal(目標出目4以上)】です。

判定に成功すると龍にダメージを与えられます!通常1ダメージなのですがジツなどの効果でダメージが増えている場合は計算に入れてください。

また、【カラテ】判定でサイコロを振って出目6が2つ以上出た場合は『サツバツ!』が発生します。本来ならダメージの増加以外に付属効果があるのですが今回は『サツバツ!』に関しては2ダメージを与えるということにしてください。

攻撃を終えて龍を倒せなかった場合は龍が爪や牙や尻尾や超自然のブレスで攻撃してきます!【回避判定】を行ってください。難易度は【Normal(目標出目4以上)】です。失敗した場合は体力が2減少します。体力が0になったらエンディングへ向かってください。

回避判定に成功した、あるいは回避に失敗しても生き残った場合は再びあなたのニンジャの攻撃です。これをどちらかの【体力】が0になるまで繰り返してください。

見事、龍を倒したらエンディングです!

君のカラテは見事に龍を打ち倒した!「キャシャーッ……」龍が空高く舞い上がると周囲の霧が晴れる。君は気が付くと滝の上の川のほとりに辿り着いていた。君はトリュウモンの修業を成し遂げたのだ。

エンディング

最後まで滝を登り切り、龍を倒した場合

「よくぞ修行を成し遂げた。今オヌシが見たものと得たものを忘れるでないぞ。」君はゲンドーソーの言葉を胸に刻み、師に返事を返すのだった。

【余暇:2日】【万札:3】が与えられます。そして【名声(ドラゴン)】が4以下の場合は5まで上昇します。【名声(ドラゴン)】が5以上の場合は【名声(ドラゴン):1】を得ます。
更に今回の余暇に限り、ゲンドーソーが修行を見てくれるため、通常のトレーニング時の出目が+1されます。(成長の壁は超えません)
この際、木人、ショドー、カケジク、香炉などはすべて配置済みとみなして良いです。


途中で脱落した、あるいは龍に敗北した場合

気が付くと君は滝の下の水辺でゲンドーソーに介抱されていた。焚火と温かいチャが冷えた体に有難い。「一度や二度の失敗で諦めてはならぬ。百発のスリケンで駄目なら一千発のスリケンを投げるのだ」君はゲンドーソーの言葉を胸に刻み、師に返事を返すのだった。

【余暇:1日】【万札:3】が与えられます。
更に今回の余暇に限り、ゲンドーソーが修行を見てくれるため、通常のトレーニング時の出目が+1されます。(成長の壁は超えません)
この際、木人、ショドー、カケジク、香炉などはすべて配置済みとみなして良いです。

以上でこのシナリオは終了となります。お疲れ様でした。

それではここまで読んでくださってありがとうございました!