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忍殺TRPGソロシナリオ【ニンジャの育児】

アイサツ

ドーモ、海中劣と申します。こちらの記事は私がニンジャスレイヤー本編を元に二次創作したニンジャスレイヤーTRPGの非公式ソロアドベンチャーシナリオ(お一人で遊べるシナリオ)となります。ニンジャスレイヤーTRPGについては下記の記事をご覧ください。

サイコロ、そしてメモと筆記用具があれば遊ぶことができます。サイコロは複数必要になることもありますが1個のサイコロを何度も振れば問題ありません。

なお本記事はニンジャスレイヤーの話を元に作成した二次創作物であり、ニンジャスレイヤー本編、実在の人物・団体とは関係ございません。

ニンジャを作成する際に行うことのできるサイバネの導入ですが今回のシナリオではカネが手に入らない可能性もあるため、導入をお勧めしません。

また、今回のシナリオは基本的にソウカイヤ所属のニンジャを想定しています。(あるいはアマクダリやフリーランスでもいいかもしれません)

あなただけのニンジャが準備できましたか?それでは本編へどうぞ。

※1/8追記
サイバネ、バイオサイバネ、スキルの習得に個数制限を設けました。

プロローグ

君は今、所属する組織の上司からある場所へ行くように言われてそこに向かっている最中だ。だがその足取りは重い。何故ならその場所というのが問題なのだ。
やがて着きたくも無い場所に着いてしまった。すなわち……「オヤ?ようやく来たようだネェ!では付いてきたまえ!」君を出迎えたのは長髪で片目を隠し、血と薬品で汚れた白衣を纏った男だ。彼の名前はリー・アラキ。世界随一のニンジャサイエンス研究者にして君の所属する組織で働くマッドサイエンティストだ。
リー先生の秘密ラボに迎え入れられた君は実験や研究を名目にこの部屋で日夜繰り広げられている悪魔の通う学校の工作や理化の授業めいた光景を嫌でも見ることとなった。ここではモータルもニンジャも等しく玩具だ。子供が無邪気にまったく違う種類の人形の首や四肢を挿げ替えるように。
「ではとっととこの扉の中に入ってくれたまえ!……ン?何をモタモタしてるのかネェ?君をゾンビーにするつもりなど無い!手間をかけさせないでほしい!」リー先生が両手の指を鳴らすとスモトリ作業員がやってきて君を扉の中に押し込んでしまった。
バタム!ガチャン!扉がロックされる。かなり頑丈そうな扉で内側から開けることは出来そうにない。『イヒヒーッ!ではその更に奥にある扉に入りなさい!』扉の中は短い廊下のような造りになっており、壁にあるモニターにリー先生の顔が映って君に指示を出した。君はやむを得ず指示に従う。
バルブを回して銀行の金庫めいた扉をゆっくりと開ける。その先にあったものは……子供部屋、だろうか?小さな滑り台、天井から下がる動物のモビール、大きなおもちゃ箱にはぬいぐるみや数字の描かれたカラフルな積み木が入っている。先ほどまでのラボとはまったく違うアトモスフィアの内装だ。君が部屋に入ったら扉がひとりでに閉まった。
その時。君のニンジャ感覚がこの部屋にいる何者かの存在を捉えた。ベッドの陰だ。『イヒヒーッ!気付いたようだネェ!それは敵ではない!アイサツをしなさい!』壁に設置されたモニターの向こうでリー先生が叫ぶ。君はゆっくりと歩いてベッドの裏を確認しにいく。…そこにいたものは!


「……、、………!………。。ムゲ……?……ロェ…。。、、……」ナ………ナムアミダブツ。”それ”が何なのかは君には分からなかった。”それ”は目?のような部分で君の顔を見て、口?のような部分から聞いたことも無いようなくぐもった音を発した。何たる冒涜的存在か。君は”それ”に対して(必要があるのか分からないが)アイサツをした。「…ニギ……。…。…。、、。……リゥ……」”それ”は君にも聞き取れない言葉で返事?をした。
『イヒヒーッ!では今回君のするべきことを教えよう!それを育てたまえ!それは私の作ったゾンビーニンジャの1つだ!だが如何せん未熟でネェー!廃棄するか別の実験材料に回そうかと思っていたが……ある閃きが我が脳髄にむしゃぶりついた!すなわち、ニンジャに育てさせてはどうかとネェ―!』
今、リー先生は何と言った?育てる?コレを?『そこには当分生活できるだけの食料やなんならUNIXなどの娯楽もあるからネェー!君のカラテを、知識を!存分にそれに与えてくれたまえ!では頼んだネェー!』ブツン。モニターが暗転した。
呆然とする君の耳に先程の意味不明なノイズが届く。「……、、、、……ソォゾ………。。……、、。、、。。…。……ァァ……」相変わらず”それ”が何を言っているのか分からない。だが君はこうなった以上やるしかないのだ。すなわち、リー先生の言う通り、ゾンビ―ニンジャの育児を。


初期ステータス決定

まずはこれから育てる”それ”のステータスを決定しましょう!やることは簡単です。3D3を振ってください。ダイスそれぞれの数値が”それ”のカラテ、ニューロン、ワザマエとなります。

◆???  (種別:ニンジャ/ゾンビー)
カラテ    (1~3)   体力   ???
ニューロン  (1~3)   精神力  ???
ワザマエ   (1~3)   脚力   ???
ジツ      0      万札   0

装備や特記事項
 装備:なし
 スキル:なし

『ネクロカラテ』:
 動く死体であるゾンビーニンジャは、肉体制御の脳リミッターを持たないため、恐るべき怪力を誇る。
 『近接攻撃』ダメージ2

『ゾンビーニンジャ』:
 ゾンビーニンジャは以下の有利特徴と不利特徴をあわせ持つ。
  ・ゾンビーニンジャの【体力】は、【カラテ】x2、もしくは【カラテ】+10で算出する
  ・ゾンビーニンジャの【脚力】は、本来よりも−1される
  ・ゾンビーニンジャに「カナシバリ・ジツ」などの精神攻撃や、【精神力】/ニューロンへのダメージは作用しない。
  ・ゾンビーニンジャはあらゆる『遠隔攻撃』に対してのみ有効な『ダメージ軽減1』を持つ。
   ただし、爆発や火炎ダメージに対してはこの『ダメージ軽減』を使用できない。
  ・ゾンビーニンジャはあらゆる毒によるダメージや効果を無視する。
  ・ゾンビーニンジャは精神反応速度が遅いため、自身の行うあらゆる『回避判定』の難易度が+1される。
  ・ゾンビーニンジャが『サツバツ!』の出目6を受けた場合、即死効果の代わりに追加ダメージD6を受ける。

ステータスが決定したら体力や精神力、脚力などの数値も自動で決まりますね。ここは通常のニンジャ作成時と同じです。あとはスキルである『ゾンビーニンジャ』の項目を参照して体力や脚力に補正をかけてください。

ステータスが決まったら次の判定に進んでください。


育成序盤

兎にも角にもこの奇妙なニンジャとの共同生活が始まった。まずはリー先生の言う通りこのゾンビーニンジャに君の持つ技術を教え込もう。……はたして意味があるのか分からないが。

以下の中から選んでください。

選択肢1:【カラテ】を教える
選択肢2:【ニューロン】を鍛える
選択肢3:【ワザマエ】を育てる

次に難易度を選んでください。

選択肢1:そこそこ鍛える(難易度NORMAL:目標出目4以上)
選択肢2:みっちり鍛える(難易度HARD:目標出目5以上)
選択肢3:ビシバシ鍛える(難易度ULTRA-HARD:目標出目6)

判定はあなたのニンジャのステータスで行います。選択肢1,1と選んだ場合は【カラテ:NORMAL判定】で選択肢3,3と選んだ場合は【ワザマエ:ULTRA-HARD判定】となります。

NORMAL判定で成功した場合は判定に使用した能力値を1、
HARD判定で成功した場合は判定に使用した能力値を2、
”それ”の能力値を上昇させることが出来ますが、失敗した場合は何も得られません。

ULTRA-HARD判定で成功した場合は判定に使用した能力値を2、
そして更に他の任意の能力値を1、”それ”の能力値を上昇させることが出来ますが、
失敗した場合は判定に使用した”それ”の能力値が1下がってしまいます。


【ワザマエ:ULTRA-HARD判定】に成功した。
”それ”のワザマエが2、カラテかニューロンのどちらかが1上昇。

【ワザマエ:ULTRA-HARD判定】に失敗した。
”それ”のワザマエが1減少。(0にはなりません)

また、仮に能力値を7に上げたいとき(成長の壁を破りたいとき)は、一度7に上げたい能力値を6まで上げきってから、その能力値を使用したULTRA-HARD判定に成功する必要があります。
5から一気に7には上がりません。判定に成功した場合は6から8に上がるのではなく、6から7になります。

なお、今後行われる育成判定では【精神力】を使用しての自動成功が出来ません。注意してください。

判定を行ったら次に進んでください。


特別育成序盤

君は”それ”を鍛え上げた。君の鍛錬によって”それ”はしっかりした腕や強靭な爪などを手に入れたかもしれないし、または顔の位置がしっかりして声も聞き取りやすくなったかもしれないし、あるいは壁や家具にぶつからずに移動できるようになったかもしれない。

”それ”がどのような外見になったか、どのように成長したか。あなたが自由に決めてください。成長したステータスによって変化した内容を決めてもいいかもしれませんね。

『イヒヒーッ!どうやら順調に育成は進んでいるようだネェー!』急にモニターがついてリー先生の顔がアップで映し出された。”それ”が驚いたような反応を見せる。『そろそろステップアップが必要かと思ってネェー!以下のプランから選択してくれたまえ!君が選ぶのだ!』
画面にサイバネやバイオサイバネ、トレーニング器具などが映し出された。”それ”にサイバネをインプラントしたりバイオサイバネ移植を行うということだろうか?君は画面と”それ”を交互に見ながら熟慮する。

以下の中から選んでください。

選択肢1:サイバネをインプラントする。
選択肢2:バイオサイバネを移植する。
選択肢3:スキルを教え込む。
選択肢4:今は休ませる。(後の育成で判定ダイス増加)

選択肢を一つ選んだら下記の記事を参考に”それ”を強化しましょう!プラグイン環境の記事ですがコアルールでのデータでも勿論OKです!(バイオサイバネやスキルは条件を満たしていないと取得できません!)

※1/8追記
個数に制限を設けます。
サイバネ及びバイオサイバネは▶︎基礎サイバネ一つか▲基礎バイオサイバネ一つ。
スキルは1つとします。(余暇のようなものと思ってください)
君が選択を終えるとリー先生の狂った笑い声と共に画面がブツリと消えた。とりあえず今日はもう寝るとしよう。部屋の奥には別の部屋があってそこには寝心地の良いベッドが用意されている。君は”それ”を一瞥してから寝室に入っていった。


育成中盤

今日も”それ”との奇妙な共同生活が始まった。君の教育と鍛錬の影響か、初めてその姿を見た時よりも大きくその姿を変じている”それ”に朝のアイサツを行い、朝食を食べながら君は今日はどのような育成をするか考え始めた。

以下の中から選んでください。

選択肢1:【カラテ】を教える
選択肢2:【ニューロン】を鍛える
選択肢3:【ワザマエ】を育てる

次に難易度を選んでください。

選択肢1:そこそこ鍛える(難易度NORMAL:目標出目4以上)
選択肢2:みっちり鍛える(難易度HARD:目標出目5以上)
選択肢3:ビシバシ鍛える(難易度ULTRA-HARD:目標出目6)

判定結果などは上記と同じですが、『特別育成』で休むことを選んでいる場合は、判定に使用できるダイスが3個増えます。(あなたのニンジャのカラテが5ならカラテで振れるダイスが8個になります)


特別育成中盤

君は”それ”を更に鍛え上げた。君の鍛錬によって”それ”はカラテの構えを取れるようになったり筋肉が肥大化したかもしれないし、または知性的な会話が可能になったりしたかもしれないし、あるいは部屋に置いてあった画材で簡単な絵を描いたりできるようになったかもしれない。

”それ”がどのような外見になったか、どのように成長したか。あなたが自由に決めてください。成長したステータスによって変化した内容を決めてもいいかもしれませんね。

『イヒヒーッ!なかなかいいデータが取れている!実に興味深いネェー!』急にモニターがついてリー先生の顔がアップで映し出された。”それ”はもう驚いたりしない。『それに道具を与えてやりたまえ!神話でヒトに最初に火を与えたニンジャのように!』
画面にメンポや装束、カタナ、銃器が映し出された。”それ”に持たせるつもりか?なんという大盤振る舞いだろうか。リー先生はよっぽど資金に余裕があるらしい。君は画面と”それ”を交互に見ながら熟慮する。

以下の中から1つ選んでください。

パーソナルメンポ:【精神力】+1

フルヘルムメンポ:【体力】+1

サイバーサングラス:【ワザマエ】ダイス+2個

タクティカルニンジャスーツ:【体力】+1

伝統的ニンジャ装束:回避ダイス+1個

カタナ:『近接武器』、『戦闘スタイル:強攻撃/精密攻撃/防御構え/フェイント』、『射撃基本難易度:HARD』、『連続側転難易度+1』

タツジン・オノミチ工業社製カスタム・チャカガン:遠隔武器、拳銃、ダメージ1、連射2

※あえて何も与えないという選択肢を選んでもOKです。その場合、後の育成で判定ダイスが増加します

どれでも自由に選んで”それ”に与えましょう!このあたりで外見や戦闘スタイルのイメージも固めてしまうと良いかもしれません。


君が選択を終えると、キャバァーン!電子音がモニターの向こうから鳴り響いた。もう購入を決定したということだろうか。”それ”は並大抵のサンシタニンジャよりよっぽど恵まれているようだ。君はちょっぴり”それ”が羨ましくなったかどうか分からないが………今日はもう休もうと寝室に入っていった。


育成終盤

”それ”との生活も大分長くなった。いつも通りアイサツを行い、朝食を食べ、鍛錬と教育を施す。すっかりルーティンワークとなった流れを今日もまた行う。さて、どうするか。

以下の中から選んでください。

選択肢1:【カラテ】を教える
選択肢2:【ニューロン】を鍛える
選択肢3:【ワザマエ】を育てる

次に難易度を選んでください。

選択肢1:そこそこ鍛える(難易度NORMAL:目標出目4以上)
選択肢2:みっちり鍛える(難易度HARD:目標出目5以上)
選択肢3:ビシバシ鍛える(難易度ULTRA-HARD:目標出目6)

判定結果などは上記と同じです。アイテムをあげなかった場合は判定ダイスが+3されます。これが最後になりますのでよく考えて決めましょう。


特別育成終盤

君は”それ”を更に鍛え上げた。君の鍛錬によって”それ”はタツジンと呼べるワザマエを身に付けたり空想上の化け物めいた外見になったかもしれないし、またはUNIXでハッキングが出来るようになったり美しい外見を手に入れたかもしれないし、あるいは人間以上に器用にカタナや銃を扱ったり家事をこなしてみせたりするようになったかもしれない。

”それ”がどのような外見になったか、どのように成長したか。あなたが自由に決めてください。成長したステータスによって変化した内容を決めてもいいかもしれませんね。

『イヒヒーッ!ご苦労だった!十分にデータが集まったネェー!今日でそれの育成も終わりだ!』モニターに映し出されたリー先生の言葉に君は耳を傾けた。どうやらこの生活も終わりが近づいているらしい。
『では君には最後にそれの名前を決めてもらおう!君が!それを!イヒーッ!定義したまえ!』リー先生の言葉を受けて君は”それ”を見た。名前。もう”それ”と呼ぶことはなくなるだろう。君が考えた名前は……

”それ”の名前を考えて名付けてあげましょう。今までに成長したステータスや装備から決めてもいいかもしれません。
また、あえて【ジツ】の値が0になるようにしましたが、憑依ソウルのダイスだけ振って名付ける際の参考にしても良いでしょう。

名前を付けてあげたら次に進んでください。

君は君が考えた名前で”それ”を呼んだ。改めてアイサツを行う。はたして君が考えた名前は気に入ったのだろうか。『ではいよいよ性能テストを行うネェー!戦う相手を選んで奥の扉から出たまえ!』
リー先生が言い終わるや否や部屋の奥の壁がせり上がり、頑丈そうな壁と扉が現れた。性能テスト?戦う?君は一瞬呆気にとられたが…考えてみれば当然だ。君が育てたゾンビーニンジャは組織の戦力として育てられたのだろうから。モニターに複数の相手が映し出される。君が選んだ相手は……

下記の中から一つ選んでください。あなたのニンジャが育てたニンジャが1対1で戦う相手となります。(この戦闘では精神力を使用しての自動成功も使えますよ!)ステータスを見て勝てそうな相手を選びましょう。ここで倒した相手によって報酬が変わります。


◆メキシコライオン (種別:アニマル/ライオン)
カラテ		8	体力		8
ニューロン    	1	精神力    	2
ワザマエ		4	脚力		4
ジツ		ー	万札		0
							
◇装備や特記事項	
スキル:『突撃』、『連続攻撃2』
「GRRR…GAAARH!」君が選んだ相手は屈強なメキシコライオンだ。しかし、鍛えられたニンジャの相手ではない!


重サイバネ・グレーターヤクザ (種別:モータル/重サイバネ/ヤクザ)
カラテ		3	体力		5
ニューロン    	3	精神力		3
ワザマエ		3	脚力		3
ジツ		ー	万札		0
							
◇装備や特記事項
 ヒートカタナ:近接武器、ダメージ2
 カスタム・チャカガン:遠隔武器、ダメージ1、連射2

 生体LAN端子
 テッコ:近接攻撃ダイス+1個、回避ダイス+1個
 サイバネアイ:【ワザマエ】判定時にダイス+2個

 スキル:『突撃』
「おい!何だこいつは!俺をどうする気だ!スッゾコラー!」君が選んだ相手は組織と敵対するヤクザクランのグレーターヤクザだ。実験材料として連れてこられたか。重サイバネのようだが所詮モータル、ニンジャの力には適うまい!


◆モーターヤブバズーカ搭載型(種別:戦闘兵器)
カラテ		6	体力		12
ニューロン    	3	精神力		ー
ワザマエ		6	脚力		2
ジツ		ー	万札        0
							
◇装備やスキル
 オムラ・ガトリングガン:遠隔武器、連射3、ダメージ2、範囲攻撃2x2、重火器

 オムラ・バズーカ:遠隔武器、爆発(カトンLV2)、小銃

 ショック・サスマタ:近接武器、ダメージ2

 戦闘兵器:このルールを持つキャラに「カナシバリ・ジツ」などの精神攻撃は作用しない。
『ドーモ、現在投降を受け付けています』君が選んだ相手はオムラ・インダストリのロボニンジャ、モーターヤブ!AIはともかくその火力と装甲は厄介だ。ニンジャであってもサンシタであれば殺されるほどの相手だが……


◆ レッドコーナー(種別:ニンジャ)	
カラテ     4		体力	5
ニューロン   3		精神力	3
ワザマエ    4		脚力	2
ジツ       2		万札    0

近接攻撃ダイス:6
回避ダイス:5

◇装備や特記事項

スキル:『●特殊近接ステップ』『●タツジン(ボックスカラテ)(ボックスカラテ連打使用不可)』

装備:フルヘルムメンポ:【体力】+1

◇ジツ:『近接格闘系』近接攻撃+2、回避+1
「ドーモ、レッドコーナーです。こいつを殺せば俺が組織のアガリをピンハネしたのはチャラになるんだな?」君が選んだ相手はボックスカラテ使いのニンジャだ!果たして君が育てたニンジャは勝てるのか!?


育成したニンジャとあなたが選んだ相手と1対1の戦闘です。相手のダイスもあなたが振ってください。


戦闘終了

敗北した場合、あなたが育てたニンジャは爆発四散します。

「サヨナラ!」君が育てたニンジャは爆発四散した。「アーーッ!ダメだったカーーーッ!」リー先生が絶叫する。「まあいい!次の実験の参考にするネェー!おや?まだいたのかネェ?もう帰ってよろしい!」……君はすぐに意識を切り替えたリー先生から投げ渡された報酬を受け取ってラボを後にした。

【万札:3】と【余暇:1日】を得ます。


メキシコライオンに勝った場合

君が育てたニンジャはメキシコライオンに見事に勝った。「フム、まあこんなものだろうネェー。ライオン程度には勝ってもらわないと困る。」リー先生の反応は淡白だ。君は報酬を受け取る。

【万札:5】と【余暇:2日】を得ます。


重サイバネ・グレーターヤクザに勝った場合

「アババーッ!」君が育てたニンジャはヤクザを殺害した。「フム、重サイバネ者に勝ったか。なかなかの成果と言えるネェー」リー先生はちょっと上機嫌だ。君は報酬を受け取る。

【万札:10】と【余暇:2日】を得ます。


モーターヤブに勝った場合

「ピガガーッ!」君が育てたニンジャはヤブを破壊した。「イヒヒーッ!素晴らしい!これは次回に生かせるネェー!」リー先生は大興奮!君は報酬を受け取る。

【万札:15】と【余暇:3日】を得ます。


レッドコーナーに勝った場合

「サヨナラ!」君が育てたニンジャはレッドコーナーを爆発四散させた。「イヒヒァアーッ!アーッ!アーッ!これだけの教育で!ニンジャを!アーッ!」リー先生は発狂気味に喜んだ。ちょっとコワイ。君は報酬を受け取る。

【万札:10】を得る。加えて、【名声:ソウカイヤ】が20以上無くてもリー先生のラボでジツを上げることが出来ます。3から4への拡張には【万札】10、4から5への拡張には【万札】20、5から6への拡張には【万札】30が必要です。

ジツを上げることを望まない場合は手に入る万札は20となり、加えて【余暇:4日】を得ることを選んでも良いです。


エンディング

こうして君の長いようで短かった育成生活は終了した。まさかニンジャになって子育てのようなことをするとは思わなかったがまあ報酬が貰えたのだからよいだろう。
君は最後に自分が育てたニンジャに別れを告げたか、あるいは再会を約束したか、もう顔も見たくないと思ってさっさと離れたか、もしかして自分のアジトに引き取ったか、いずれかは分からないが、リー先生の秘密ラボを出てアジトへ帰るのだった。

終わりに

以上でシナリオは終了となります。お疲れ様でした。今回育成したゾンビーニンジャは好きに使ってください。PCとして操作しても良いですし、敵対NPCとして出したり爆発四散させたりしても良いでしょう。


それではここまで読んでくださってありがとうございました!