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中村くんと僕の夏休み

去年の夏、サマパラって何?サマリーじゃないの?なーんて言ってたデビュー組担のわたしは、この春Travis Japanのファンになりました。

まさか自分がサマパラに行くことになるなんて想像もしてなかったな〜  びっくり仰天、人生って何があるかわからないですよねえ。

まあそんなこんなで気が付けば大学生最後の夏が来て、8/8を迎え、色々なことを考えているうちに2019年、私の夏は幕を閉じました。実際大学の夏休みはあと1ヶ月あるんですけどね、夏現場が終わった夏なんてもうそれは冬です(夏です)。なんだか最近肌寒くなってきてますます夏の終わりを実感するのが辛くないですか?まじでサマパラオーラスから1週間経ったの?まじで?地球温暖化はこういうときこそ頑張れや

わたしの中のサマパラの知識は、去年の局動画ダイジェストとふまぱら2016(2015だったかな?)を見たことがあるくらいで、本当にほぼ真っ白な状態でトラパラ2019を見たんですけど、なんというか圧巻でした。これはみんな口を揃えて言ってることだから割愛しますけど、私が長らく応援しているデビュー組は、昔パフォーマンス重視でシンクロダンスを極めようとしていたグループで、同時に昔からファンとの近い距離とかファンサを大事にしてくれているグループで、うーん、なんというかトラパラで受けた衝撃はすごかったんです。優劣をつけるわけじゃなく、セトリがここまで作りこまれていることとか演出へのこだわりとか、失礼かもしれないけど、ジュニアなのにここまでできるの?って素で思っちゃったくらいすごくてすごくて楽しくて満足で。

その中でも中村海人くんのことが大好きだなあって思うことがいっぱいあった。サマパラに行く前よりもっと海人くんのことを好きになった。

セトリを考えるのが上手だとかエモいことをやる天才だとかトラジャの扉を開く人だとか、うみ担他担問わずみんなが海人くんのことを褒めているのを見てもちろんそれもファンとしての誇りというか、すごい人を好きになっちゃったなあって思うんだけど、何より人としてすごく好きだと思った。

サマパラ初日、ファンに向かって、もっと再生回数をあげて!と不器用にも強めの口調で言い放って、11日、12日と少しだけ元気が無くなっていった中村くん。賛否両論や解釈の違いはあると思うけど、少なくともわたしは初日と12日に入って、12日の公演が終わった直後は、うみちゃんのことが心配になってしまった。わたしが新規だからかな。昔から見てる人からしたら別におかしなことではないのかもしれないですね。でも、本編最後、何も喋らず手もふらず、胸に拳を当ててまっすぐ遠くを見つめるうみちゃんは少なくともサマパラだとこの日にしかいなかった。ただテンションが低いとか機嫌が悪いとかじゃない、どう振る舞っていいかわからないっていう態度で、でも目は死んでないしむしろ何かを考えて取り憑かれているように見えてたまらなかった。再生回数が伸びてきて徐々に普段通りに戻ったうみちゃんを見て、心配というよりも等身大の22歳のうみちゃんにすごく安心した。

思い返せば8/8の東京ドーム公演、海人くんは決して涙を見せなかった。MC後もしっかりファンサして、たとえ画面に抜かれなくともカメラアピールを怠らず、ニコニコ色んな人と絡みにいく姿はどう見ても"アイドル"そのものだった。そんな海人くんが、Travis JapanとスタッフさんとTravis Japanのファンしかいない、極端に言うならば味方しかいないに等しいあの場で、あんな風に不器用な姿を見せてくれたことを嬉しく思うようになってしまった。今からTravis Japanは頑張らないといけない、ファンも頑張らないといけない。そんなときに、しっかりファンのことを信頼してくれているのかもしれないと思った。だから期待を裏切りたくなくて、最初で最後のチャンスかもしれないと思って、再生回数を伸ばそうとわたしなりに頑張ったし、徐々に数字が伸びてきて照れ臭そうに「ありがとう」「結構嬉しいよ」なんて素直じゃない言葉で伝えてくれる海人くんは逆に素直で、心底安心した。海人くんって単純だな〜(笑)なんて普段は思ってるし、友人ともそんな風に話すことがあるけど(もちろん愛情あってのこと)。1番単純なのは海人くんの言動で一喜一憂するこちら側なんだろうなあと思うと、きっとこれから先も一生頭が上がらない。永久服従かあ〜、まあそれも悪くないなあ

海人くんは、サマパラ期間中にいくつかのファンサレポが話題になった。わたしも海人くんのファンサをたくさん目にした。他のメンバーがどうかはわからないけど、海人くんは決まった曲の中で大体同じ客席を見て、最終的には全部の客席まで見渡せるように計算してるんじゃないかなあって思いながらみてた。実際どんな席でも海人くんは手を振ってくれた(と思わせてくれた)し、最後アンコ終わって「おれ全員に手振ったからね〜」って言いながら帰っていくことがとても多かった(今思うとかなり斬新な捌け方だよね笑)。Lock Lockでお立ち台に立った時は、1バル〜3バルまで、ブロックを変えながら1つずつゆっくりバルコを見渡して、名前団扇やカンペ団扇を見てウンウン頷きながら歌ってた。その分メンステや別の通路を通る時はアリーナのお客さんのことをよく見てファンサしてた。もちろんファンサをもらえるのは団扇の見える前方の人しか物理的に無理だけど、でも海人くんは本当に冗談抜きで、会場全体の自分のファンを見ようと努力していたと感じたし、さっきも言ったけどファンにそう思わせてくれるっていうのがとてもすごいことだなあと思う。だからファンサ見るの、わたしは全然嫌じゃないし、あぁいま彼はアイドルを全うしてるな〜って微笑ましく眺められる。

伝えたいことをうまく伝えられなかったり、誤解されるような言い回しをしちゃうこともある彼だけど、頭の回転は早いと思うし地頭が賢い子だなあと思う。不必要に人を傷つけることは言わないし、かと言って黙っていることが正義だとも思ってない、言うべきことを言うべき時に言える素敵な人だなあと思う。そう考えるとやっぱり海人くんが、再生回数のことおれが言うよって立候補してくれたことをとても嬉しく思うし、海人くんがあんなに必死になってくれたから本当に火がついたんだよ。あの時一時的に火がついたんじゃなくて、こらから先ファンをしていく上で、デビューを見据えてファンをしていく上で、心の中のでっかいランプに、絶対に消えない暖かい火が灯りました。

だから海人くんは絶対に自信を持っていいはずなのに、「嫌われちゃったかなあ」「みんながおれのこと嫌いになってもおれはみんなのこと嫌いにならないよ」なーんて言っちゃうところが本当に等身大の男の子で、安心させてくれる。心配だけどね。心配だけど少し安心するんだよ。弱音を吐ける場所があるって思えるし。そんな弱音をファンの前で見せないでっていう人もいるかもしれないけど、今はいいじゃんって私は思う。綺麗じゃなくてもアイドルらしくなくてもいい、そういう一面が今はまだあったっていいじゃないって思う。だから、この夏海人くんが見せてくれたいろんな顔はこれから先も忘れたくない。将来どんなにビッグになって弱音なんて絶対に吐かなくて、病んだ姿を見せないような人間になったとしても、絶対に絶対に忘れてやらない。だってわたしは、アイドルで、等身大の男の子で、不器用で素直で賢くて頑張り屋さんな22歳の中村海人くんのことを大好きになっちゃったんだもん〜。 ファンに数字の圧をかけて大人に怒られた話(想像です)、40年後くらいにテレビでメンバーに暴露されたらいいな〜、その時は笑ってたくさん話してよ、ね。


【2019年8月8日】

あの日のこと、いつか笑って話せるようになりたいなあ、なんて不安半分 希望半分でモヤモヤしてるのはきっとファンの方で、彼らはとっくに前を向いて歩き続けているんだろうなあ。伝説の日にしたくないだとか、美談にするなとか、まじでずっとブチギレてたけど、もうなんかどうでもよくなっちゃったな。私はもう笑って話せるようになっちゃった。ムカつくけどね。思い出すたびにこれから先も一生ムカつくし絶対に許さないけどね。でもなんか、彼らのおかげでもう笑って話せるようになっちゃったんだよ。根拠なんてないけど希望を与えてくれたのはこの夏の彼らのパフォーマンスだったんだろうな〜って思える。彼らがステージ上で見せてくれた歌やダンス、投げかけてくれたたくさんの言葉に、もう希望しか感じなくて、前しか向かなくて逆に大丈夫?本当に前向いていいの?って思っちゃうくらい希望しか与えられなくて、なんかなんか......ほんとに良いグループを好きになっちゃったなあ。

これから先、一体どんな姿を見せてくれるんだろう、どんな景色を見せてくれるんだろう。そして私たちは彼らにどんな景色を見せてあげられるのかな。わかんないけど、この夏を通して、トラジャに何か返せるんじゃないか、たった少しだとしても彼らの夢に貢献できるんじゃないかって思えるようになりました。Travis Japanに自信をつけてもらいました。どっちかっていうと普通は逆だよねえ。ほんとに何から何までTravis Japanには頭が上がらないなあ。今日も明日も明後日も、Travis Japanと中村海人くんのことが大好きです。私に生きる希望と目的をくれてありがとう。つまらない日常に光を与えてくれてありがとう。


Summer Paradise2019 Travis Japan 全22公演、お疲れ様でした。






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