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ここが変だよギルティクラウン Part2

 ちっす。今日はギルティクラウン4話から7話について書いていこうと思う。

 前回の記事↓


 ヒャッハー!ギルクラのいかんところをビシバシと指摘してやるぜ!という気持ちで始めたわけだが、思いの外ギルクラが面白くてある意味で面白くない気がしている。案外このまま高評価で最後まで行ってしまうのか?それとも崩壊の兆しは早くも現れるのか?要注目である。


第4話 浮動:flux

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 友人の谷尋の裏切りによって囚われの身となってしまった集。嘘界少佐の巧みな言葉によって裏切りを促される。このように主人公を敵サイドと接触させることで己のあり方を考えさせるのは上手い展開だと思う。


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 そして前回裏切った谷尋はアポカリプスウィルスに冒された弟のために金が必要でクスリの売人をしていたことが判明。前回はヤク中のクソ野郎とか言ってすまなかった。でもだからといって友人を陥れていいことにはならんけどね。

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 集を奪還しに来たと見せかけて目的は別の囚人だったらしい。なぜ戦うのかと問う集に対しはぐらかす涯。集を手懐けたいならある程度納得の行く説明をした方がいいと思うのだが、その真意や如何に。


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 重力を操るヴォイドを使っての無重力戦闘。アクションの映像表現が素晴らしい。それにしても集もいのりも身体能力凄そうに見えるけど、これはヴォイドパワーなのだろうか。

 

 第4話時点の評価。悪くはないが少し怪しい部分が出てきた印象。それは前回の記事でも触れた主人公が戦う理由。涯の詳細は教えないけど俺を信じてついて来い!というスタンス、そしてそれに何やかんやで従う集という構図はあまり良くない。(エヴァでお馴染みの皆まで説明しないよってやつかもしれない)いのりのため、可愛いヒロインのためという動機でも十分ではあるが、そこもあまり描かれておらずフワッとしている。状況に流されている感が否めない。とは言えまだ4話。今後しっかり描かれる可能性もあるのでまだまだこれからといったところ。


第5話 訓練:a preparation

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 今回は修行+集が葬儀社に受け入れられる話。いのりと涯以外の葬儀社メンバーの顔見せ回でもある。これは友人に裏切られたばかりの集が新たな居場所を獲得する大切なエピソードだと思う。


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 この話では集の指導役として綾瀬が付くことになる。これまで涯に憧れ好意を持っていることくらいしか分からなかった彼女のパーソナリティが明らかに。ところで、こういう他の男のことを好きな女との絡みっていいよね。謎の安心感がある。


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アルゴ、お前高校生だったのか……


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 まさかの美人局(違うけど)発覚シーン。やっぱつれえわ……いきなり好きになってくれる都合のいい美少女などいないよ?という強いメッセージを感じる。


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 このエピソードでは綾瀬は集にとっての救いになっている。これはフラグと捉えることもできるか?


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 力を示すことで仲間に認められる。王道の良い展開。


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 ルーカサイトという衛星兵器(いかにも敵サイドが使いそうな兵器でいい感じ)が発射され涯がピンチに。次回以降はこれを攻略することになりそう。


 第5話時点の評価。前回の疑問点、なぜ戦うのかという部分を補強してくれた良いエピソード。模擬戦をクリアし一安心というところに急転直下の展開を持ってくる構成。まだまだ面白い。


第6話 檻:leukocytes

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 ルーカサイト攻略戦。ターゲットは地上にあるコントロール施設。コアを破壊するというお馴染みの展開。


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 涯に不信感を持ち、作戦参加を拒否する集。しかし空気読めや!みたいな感じで笑い者にされてしまう。可哀そう。僕は集の言い分はもっともだと思う。いくら何でも葬儀社メンバーは涯を盲信しすぎである。(現状そこまで有能には見えない)いくらイケメンで中村悠一ボイスだからといってそれでいいのか?


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 逃げ出した集に「私の言う通りにして」と迫るいのり。美少女にそう言われたらノーとは言えない。その気持ち分かるってばよ……


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 やや不自然な独り言シーン(視聴者にはありがたい)実は涯もいっぱいいっぱいであった。リーダーとして皆のため必死に振る舞っていたのだ。涯の内面に触れ、集は協力することを決意する。


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 作戦はダリルの邪魔のせいで失敗。このままではルーカサイトが地上に落下しとんでもないことに。嘘界が集に渡していた発信機(と見せかけた罠)を逆利用しルーカサイトを破壊することに。なかなか上手く作られた展開で素晴らしい。


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 しかしこの作戦は誰かが犠牲になる。そんな時、唐突に謎空間が発生。いのりも何やらいつもと様子が違う。そして出てきた謎の少女。一体何者なんだ?(けっこう可愛い)


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 謎パワーで覚醒した集がルーカサイトを撃墜することに成功。もうこの力だけで日本を解放できそう。


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 敵陣営に登場、謎の逆さ吊りの少年。何やら意味深なことを言っていた。


 第6話時点の評価。ところどころ怪しい部分があるが、まだまだマイナス面よりプラス面の方が大きいので大丈夫。(こういう小さな積み重ねが後になって響いてくる可能性もあるが)。新たな謎も出てきたので、この辺りを後半上手く捌ききれるかが分水嶺になりそう。


第7話   輪舞:temptation



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 集が学校に復帰。犯罪者扱いされるが、そこにお嬢様系美少女生徒会長、供奉院亞里沙(くほういんありさ)登場。庇ってもらう。クラスでも何やかんやで受け入れてもらえる。優しい世界。


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 ラブコメの波動を感じる。祭ルートが一番いいのではないだろうか。


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 帰宅した母親からいのりを隠すため、何故か覆いかぶさる集。人間テンパると訳分からんことをしてしまうものかもしれない。


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 エッチな格好で集のママ、春夏登場。前回ちらっと出てきた時の研究者モードとはまるで別人。


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 流通ルート確保のため協力者を探す葬儀社。裏でGHQに対し抵抗活動を続ける供奉院グループの船上パーティへと潜入する。集の母、春夏もそこに出席していた。


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 涯のイケメンムーブにまた一人落ちる。お嬢様はこういう悪そうな男に弱いのだろう。


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 船がGHQのミサイル攻撃を受け、それを阻止すべく動く集。亞里沙のヴォイド、熾天覆う七つの円環(違う)で事なきを得る。


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 今回もツグミが可愛い。


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 春夏の見つめる写真は一体……


 第7話時点の評価。供奉院グループを味方につけることで話が広がるし、今回のエピソードは地味に重要な回だったと思う。涯のキザムーブはちょっとクサすぎたけれど。春夏が何か重大な秘密を抱えていることも匂わせられ、今後に期待が膨らむいい回だった。6話の時も書いたがこの謎の回収が上手くいけば名作になること間違いなし。


 今回はここまで。お付き合いいただきありがとう!次回は折返しの11話までを書こうと思いまする。

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