第一稿です。長い作品なのでこれから何度かの推敲を行います。
どんな終わりが
地球を均しても大きな凸凹は残る
今も争いが絶えない国と国がある
一方的に侵略する国もある
潜在する脅威を含めれば限りはない
機関銃の音や戦車砲の音
空から降りそそぐ爆弾の音などは
人を殺傷する音だ
その音に、耳がピクリと動く
少し遅れて
人々の悲鳴が聞こえて来たりする
*
海の向こう側からだ
日本から9000キロ以上離れた
天井のない監獄
地球に住む
同じ人々の悲鳴なのだ
遠く離れているから
ゲーム感覚になると言う人が
それは、矛盾ですか?
と 聞いてくる
矛盾ですよと、怒りで言い返す
血で地が染まり
地が血の中に沈み込む現実
心騒がすから
周りがたえず疼いている
怒りを込めて
地球儀を何度も回す
これは虐殺ですよ
と 現実を投下してみても
国連は
拒否権一つで身動きできない
日々、餓死者は増えている
*
「わたしはなお待たなければならないのか
そのためにどんな力があるというのか
なお忍耐しなければならないのか
そうすればどんな終わりが待っているのか」
*
機関銃の音や戦車砲の音
空から降りそそぐ爆弾の音などは
人を殺傷する音だ
その音に、人の命が奪われていく
その悲鳴は
ガザ地区の隅々にまで反響して
天井のない壁に貼り付く
待たなければならないのか
忍耐しなければならないのか
それは命が尽きるまでなのか
そうすれば
この虐殺は終わるのか?
どんな終わりが待っているのか
と 私は問いたい
*ヨブ記6章11節
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