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早くも夏バテ?暑い時期も少しの工夫で快適な体調管理を

笑顔で歩こう! ちょっと気になる 夏の健康 Q&A

Q夏バテや熱中症に気をつけているのに
なんだかだるくて体調不良です…

A
 体力を消耗しがちな夏。スタミナをつけようとしっかり食べているつもりでも、丼ものや麺類といった単品が多くなっていませんか。このようなメニューは、塩分や糖分は摂れるものの、タンパク質やビタミン、ミネラルが不足する傾向にあります。毎食は無理でも、小鉢やサラダ、スープを足して、できるだけ多くの食材を食べましょう。
 熱中症や感染症の予防意識が高まった今、外出を控えてクーラーの効いた室内で過ごす時間が増えると、冷えによる体調不良の可能性もあります。「たかが冷え」と思う人もいますが、冷える環境にいたり身体を動かさなかったりすると、血行が滞り、身体に不可欠な酸素や栄養がいきわたりません。痛みやこりのもとになる物質が筋肉中などその部位に滞留したままになるため、足腰の痛みや肩こりが悪化することもあります。
 思い当たる人は、椅子に座ったままできる簡単なストレッチで、足腰の冷えを防ぐのもおすすめ。夜はシャワーで済まさず、湯船につかって身体全体を温めましょう。

テレビを見ながら・家事の合間に!座ってできる簡単ストレッチ

1 息を吸いながら足を組む
安定のよい椅子に背すじを伸ばして座り、右足を上に組み、息を吸う。腹式呼吸だとお腹の中から温まりやすい。

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2 息を吐きながら10秒キープ
息を吐きながら、背すじを軸にした感覚で上半身をゆっくり右に回し、後ろを見て10秒キープ。

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3 息を吸いながら身体の向きを戻す
息を吸いながら上半身をゆっくり戻して正面を向く。左右の足で交互に3回ずつが目安。

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※ストレッチや入浴は体調をみながら取り入れてください。食事制限がある方は医師の指導に従ってください。

Q
夏になるとよく下痢をしたり
お腹をこわしたりします

A
 冷たいものの食べすぎに注意しましょう。口の中に含む時間を長くすると冷たさがやわらぎます。食事には温かい汁物をプラス。とろみのあるメニューは温かさが長持ちします。
 お腹の健康という点では、食中毒の予防も大切。実は食中毒は、飲食店より家庭で多く起こっています。調理や食事前の手洗いを忘れず、肉や魚を切った包丁などはよく洗ってからさらに消毒しましょう。

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Q
寝苦しくてすぐに眠れず
朝までに目が覚めてしまう

A
 「たっぷり睡眠をとろう」と思うあまり、眠たくないのに早くから寝床に入ると、すぐに寝つけず、目も覚めやすくなります。昼寝は短時間で済ませ、夜は眠たくなってから寝ましょう。熱すぎないお風呂にゆっくりつかると、寝つきがよくなります。
 クーラーや扇風機は適度に活用して、快適な睡眠環境に調えましょう。ただし、風が直撃しないように注意してください。

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Q
夜中によく足がつって
どうしていいのかわからない

A
 ふくらはぎ(こむら)の急な収縮が原因の「こむら返り」。足の裏や指がつる場合もあります。汗をたっぷりかく夏は、ミネラル不足が筋肉に影響を及ぼすことで、こむら返りになりやすいといわれています。また、クーラーの効きすぎなどによる冷えでも筋肉がこわばります。
 こむら返りは、筋肉が収縮している状態。筋肉を「伸ばす」動きで対処しましょう。

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いかがでしたか?気づかないうちに身体が冷えたり、筋肉がこわばったり、と思わぬ不調や怪我にもつながる原因が沢山日常には隠れています。意識してストレッチを取り入れたり、身体をあたためるなどの工夫が大切ですね。

皆様の健康をサポートするUMIウェルネスは、これからも健康情報など発信していきますのでよろしくお願いします。

監修 福田千晶 先生

医学博士。慶應義塾大学医学部卒業後、東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学科を経て、健康科学アドバイザーとして講演および執筆活動に取り組む。『やさしく図解 ヒザの痛みが消えた!』(辰巳出版)、『1日10分! 足の悩みは自分で治せる』(実業之日本社)など著書多数。日本リハビリテーション医学会専門医、日本東洋医学会漢方専門医、日本医師会健康スポーツ医。

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