幼児のハーネスについて

賛否両論の典型ですね。そもそも『賛否』という概念は当てはまらない物だというのに...

必要な親子にとっては必要です。命綱。親子にとってだけでなくドライバーさんにとっても。ハーネスによって飛び出してくる子が減るのだから。

道を歩く時だけでなく、買い物、特にお会計の時も力を発揮します。小銭出している間に、逃げ出す子はどこまでも走れてしまいます。私は、まさにこのお会計の時に限界を感じてハーネスの購入に踏み切りました。その時は、自分のレジの番&鼻をかみたい(自分の。コロナ禍前です)&手を離せば子は走り出す、が同時で...辛過ぎて会計しながら涙がこぼれました。

ハーネスを使おう、と思った親御さんはそれだけ普段大変な育児をしていて、いっぱいいっぱいかもしれない。それなのに「ペットみたい」「かわいそう」などの声をかけられたら潰れてしまう。

育児をしているとハーネスに限らず「靴下履いてなくてかわいそう」と声をかけられたり、色々あります。最初は傷付いたり腹が立ったりしていたけれど(まぁ、無理矢理ハーネスとられたり、靴下履かせてくるわけじゃないから放っておこう)と無言の笑顔で立ち去れるようになりました。子供を守るには相手を言い負かすよりその場を穏やかにおさめた方が良い。

うちの子達はハーネス使った子、使わなかった子、未定の子、様々です。使わなかった子は(そろそろ使い時かな、出しておこう)と準備していたのに、いつの間にか明らかに必要のない年齢になっていました。この子しか育てていなかったら私も『ハーネスかわいそう派』になっていたかもしれません。

その家庭にしか分からないこと、たくさんあります。自分に理解できないことでも(色々あって、それがベストだと判断したんだな)と認め合える世の中になるといいですね。


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