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【第12話】長野のガソリン代はなぜ高い?

A面(妻)の記事で気になったことが、「長野のガソリン代が高い問題」
特に北信エリア。これは本当に不思議に思っていたので、調べてみたことをまとめてみました。

県別の比較

全国的にガソリン価格が高騰していますが、長野県は特に高い気がしており
「都道府県平均ガソリン価格」ランキングを調べてみました。

2023年3月8日 全国平均162.8円

【ワーストランキング】
1位:高知県 176.3円
2位:長野県 173.8円
3位:大分県 169.7円

首都圏にそれほど遠くなく、
「海なし県」で価格が安い県(群馬県や岐阜県など)いっぱいあるのに、
この価格の違いはどこから来ているのか。。

海なし県だから、説

ガソリン価格の構成割合
原油価格:4割(全国同じ)
税金:4割(全国同じ)←マジでこれを減らしてほしい
配送コスト:2割(地域によりばらつき)

長野県には、千葉県、神奈川県、三重県の製油所から県内に3か所あるオイルターミナルに石油製品が運ばれ、県内全域に供給されている。

<製油所とガソリンスタンドが近い場合>
石油製品(海外)→海沿いにある製油所(国内)→タンクローリー(陸路)→ガソリンスタンド

<製油所とガソリンスタンドが遠い場合>
石油製品(海外)→海沿いにある製油所(国内)→鉄道→オイルターミナル→タンクローリー(陸路)→ガソリンスタンド

製油所とガソリンスタンドが遠い→輸送手間が増える→輸送コストUP→ガソリン価格UP(10円前後かなぁ)

なるほど。。これはしょうがないなぁ。。

競争しないから、説

とはいえ、長野県内でも諏訪のほが長野市よりも5円ぐらいガソリン代が高いのは
「なぜか」という疑問が頭の中に。。
僕も、諏訪方面に行くと必ず、そこでガソリンMAXにしてから帰りますもん。

「価格競争」しない地域性。から考えてみました。

田舎の規模の小さいガソリンスタンドは、競争相手が少なく、小売価格を自由に設定できる。(もちろん、お客様の数がめちゃくちゃ少ないから、高くないと採算取れないことも納得です。)

ただ、長野市みたいにガソリンスタンドがたくさんあって、
人口もそれなりに多い都市部でさらに、車保有も1家に2台は当たり前な地域で「価格競争」が起こらないのは、なぜなのだろうか。

僕は小売業をしていて、価格を小売業者が決められる「自由競争」が原則ですが。。
やはり、価格を安く設定して販売していると、他のお店や問屋さん、メーカーさんか「価格を上げてください(揃えてください)。」とクレームが入ることがよくあること。業種は違えど同じなんだぁと。

同業者や組合や組織の影響を受けて「みんなで足並み揃えましょう〜」という慣習(地方によくある共同体意識:長野県は強い!)により、長野のガソリンは安くなることはないのかもと感じました〜

僕が住むことを選んだ「地域の特徴」として、ガソリン代は付き合っていくしかないので、仕方ありません!!もっと稼ぎます(笑)

おしまい。



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