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奥田@有料版vol.442:地震に対するリスクマネジメント※本記事は無料で読めます

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<2024/01/02配信>

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奥田雅也の
「無料メルマガでは書けない法人保険営業ネタ」
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奥田@有料版vol.442:地震に対するリスクマネジメント
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いつもお世話になります。
奥田です。

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

旧年中は大変お世話になりまして
ありがとうございました。

本年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

元旦からとんでもない災害が発生しました。

令和6年能登半島地震により
被害に合われた方々にお見舞いを
申し上げますと同時に、
一刻も早い復旧を祈念いたします。

日本にいる以上、
地震や台風といった災害を避けることは出来ないので、
災害に対する備えは可能な限りしておきたいですね。

改めて地震に対するリスクマネジメントを
確認しておきたいと思います。

リスク対策は、大きくわけて
「リスクコントロール」と「リスクファイナンシング」の
2つに分けることが出来ます。

「リスクコントロール」は
「事前対策」と「事後対策」に
分けることができ、
「リスクファイナンシング」は
「保有対策」と「調達・移転対策」に
分けることが出来ます。

これらをもう少し掘り下げて確認をします。

<リスクコントロール>

「リスクコントロール」における「事前対策」とは、
リスクが顕在化する前におこなう対策です。

「事前対策」には回避・軽減・低減・受容の
4つの対策があります。

「回避」とはそもそもリスクが発生しないように
する対策になりますが、地震リスクについては
日本国内にいる以上は「回避」することは
ほぼ不可能です。

本当に「回避」するのであれば、
地震のない国へ移住することになります・・・

ただハザードマップや断層地図において
地震発生時の揺れが激しい地域や
津波による被害が想定される地域かどうかを
確認することは可能ですので、
完全な回避が無理だとしても
「軽減」することは可能です。

なお「低減」とはリスクが発生する頻度を
抑える対策になりますが、
地震においては発生する頻度を人為的に
抑えることは不可能です。

ですが「軽減」により、地震が発生した際の
被害を抑えることは可能です。

例えば前述の通り、
建物を立てるエリアや地域を事前に選定することや
建物を免震や耐震構造にすること、
さらには建物を補強をすることで、
地震発生時の倒壊リスクを減らすことが出来ます。

次に建物内においても、家具や棚などに
転倒防止の対策を施しておくことで、
地震により倒れて下敷きになるリスクを
減らすことも出来ます。

「受容」とは受け入れることですが、
リスクが発生する頻度が極めて低く
かつ発生する損害が小さい場合には
何もせずに受け入れる(ほっておく)ことです。

ただ地震においては「受容」という
考え方はあまり馴染まないので割愛します。

次にリスクコントロールにおける「事後対策」ですが、
リスクが顕在化した際に被害を
最小限に食い止めるための対策です。

地震について考察しますと、
地震発生時に命を守るための避難行動や
避難後に必要となる食料や備品を
用意しておくことなどが挙げられます。

そして保険営業という仕事をしている以上、
顧客が被災をしていることを考えると
自らが被災していたとしても一日も早く業務を再開して、
契約者の保険金請求や事業復旧へのアシストを
行う必要があります。

そのために何を備えておくべきか?を
考えて準備することがBCPです。

組織としてBCPを策定しているところは
多くあると思いますが、一人の保険営業として
自分自身のBCPも策定しておく必要があります。

<リスクファイナンシング>

「リスクファイナンシング」は
リスクが顕在化した際に生じる経済的損失に
備える対策です。

地震が発生したことによる経済的損失は、

・建物や家財の倒壊・破損による損失
・避難や安全確保にともなう経済的支出
・経済活動が行えないことによる損失

などが挙げられます。

これらの経済的損失に耐えられるだけの
財務的準備をすることが必要になりますが、
この準備方法は「保有」と「調達・移転」の
対策になります。

「保有」とは、経済的損失が発生しても
自己が保有する資金により賄う方法で、
潤沢な金融資産があれば、損失が発生しても
大きな影響を受けることはありません。

仮に金銭的な保有がなくても、
売却して換金できる資産がある場合も
「保有」対策になります。

経済的損失を自己資金で賄えない場合は、
融資や援助などの「調達」により賄うか、
保険を活用してリスクを「移転」することになります。

簡単に言えば、潤沢な資金がなければ
地震保険や利益保険などに加入して、
地震が発生した際の損失に備える必要がある
ということになります。

逆に言えば、潤沢な資金があれば
保険を活用する必要がありません。

もちろん保険も万能ではありませんので、
どこまでカバーできるか?を確認した上で
カバーできない範囲がある場合には、
損失に耐えうるだけの財務的な準備を
行う必要があります。

SNSなどを見ていると、
無責任なインフルエンサーが、
「地震保険はムダなので積立をして運用を」
とほざいている様ですが、
地震が発生した際に被る経済的損失に
耐えられるだけの資金がない場合には、
地震保険がないと復旧させることができません。

これまで確認をした様に、地震が発生しても
生活復旧に困らないだけのお金があれば
地震保険は不必要かも知れませんが、
それだけの資金がなければ、
保険を活用する意味は十分にあります。

過去に幣メルマガでも解説しましたが、
保険は「時間を買う金融商品」であり、
生活復旧に困らないだけの資金ができるまでの時間を
保険で買うというのが保険本来の主旨です。

ただ保険に加入することだけが
地震への備えではありませんので、
検討すべき準備の一つとして
保険の活用を位置付けておきたいですね。

新年早々、リスクマネジメントについて
考えさせられる災害が発生しましたので、
改めて書いてみました。

一刻も早い復旧を
心よりお祈り申し上げます。

どうぞご安全に・・・・

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編┃集┃後┃記┃
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私も少しだけさせて頂きました。

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奥田雅也
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