インクトーバー2023 その②(5-9)

画像1 ⑤地図・⑥金色の 槍をよけた(+じいの右フック)はずみで大きく体勢を崩した池照。左手の地図を思わず手放してしまった。宙を舞う巻物…「せ、先祖伝来の宝の地図が!」じいが叫ぶと同時に、見知らぬ、異形の手が巻物を受け止めた。「なに?これが宝の地図だと…?ふっ、金銀財宝がザックザクというわけか!」
画像2 ⑦滴る、金色の 「こいつはよだれが出そうだ…!」実際によだれを滴らせながら地図を食い入るように見つめる謎の男。池照は叫ぶ。「なにやつじゃ!こら、地図を返せ!」「…ふふふ、返せぬ。この地図、いや金銀財宝はもう某のもの!」
画像3 ⑧ヒキガエル、いやな奴  「…この常州浪人・曳山毛呂継(ひきやまけろつぐ)のな!」岩の上に座っていたのは、化けガエルと見まごうばかりの異形の浪人であった。「カエルじゃねえか!」思わず池照は叫んだ。「失礼な、武士に向かってなんだケロ!」「いまこいつケロって言ったぞじい」「…言いましたな」じいは答えつつ、カエル男の右わきに目を留める。「槍!さきの狼藉者はお主か!」
画像4 ⑨弾む、去る 言うが速いか、カエル男にとびかかる二人。「ええい、地図を返さぬか!」「神妙にせい!」瞬間、カエル男は地に煙を上げながら大きく跳躍!着地ももどかしいとばかり、木より木へ飛び移り、下りの斜面へ躍り出てしまった。なんという早業!「…やっぱりあいつカエルじゃねえのか」「若、賊はふもとに逃げる気ですぞ!」「うむ、追うぞ」…果たして二人は先祖伝来の宝図を取り返すことができるのでしょうか?
画像5 今回は全部の線をアナログで、エレガントスプーンペンのみで描いております。定規と修正液、トーンはもちろん使いません。うーむ、まだたまにはみ出るな(笑)今月描き切るころにはトメの精度が上がるといいですねえ…。コマごとにあげるならもっとカケアミいれても大丈夫かな。こんどはそうしよう(*‘∀‘)

たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)