インクトーバー2023 その④（⑬-⑮）
⑬上昇 「若、賊の行方もわからぬこと。ここはひとまず落ち着きましょうぞ」「仕方ない。では腹ごしらえでもするか…」二人は差し出された料理を一口含んだ。瞬間！未体験の辛さが両者の顔面を襲う！白目をむき、鼻から火を噴きながら思わず二人は宙に舞った。「また来るアルよろしヨー！」さわやかに手を振るスパイシー堺。二人の上昇は止まらない…。
⑭城 二人はそのまま飛翔体となり、山も城下も飛び越えて居城の天守にまで至って落ちた。お忍びのはずが領内一帯・領民全員にその姿は目撃され「鳥か」「飛行機か」「いや、UFOだ」なる流行語を生みだした。
⑮短刀・憤怒 「ぬぬぬぬぬ…」怒りに燃え、しかし鼻に薬を詰めながら池照は叫んだ。「許せぬ！あのカエル男とカレー男！そっ首叩き落してくれる！」家伝の短刀を抜き、荒ぶる池照。「ワハ、ハンリョワヒヘマヘンホ！」若、短慮はいけませんぞと諫めたいじいも、舌に氷嚢を乗せる始末。ご典医・蝉髭は巻き添えを食らわぬうちにその場を離れた…。
あまり背景のないページですが、煙や空が難しかったです。自分の悪い癖を治そうと、下書きをけっこうしっかり入れており、消しゴムで紙がヘタって細い線が上手く出ませんでしたｗシャーペンを細くするとかなんか次は工夫してみます('ω')たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ？考え中(._.)