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たまにはサボって工作遊び(竹ペンの巻)


今日はサボると決めました( ¯-¯ )

そういつもいつも修行ばっかりしていてどうする。

僧侶か‪('ω')

と、言うことで、本日は修行をサボってちょっと前々からやってみたかったことに着手したのです。それは、

竹でペンを作ってみたいぞ

ということ。

このデジタル時代に何言ってんだお前はと言われそうですが、デジタル化が著しいのは特にマンガやイラストなど一部世界の話。水彩や絵葉書などいわゆる「絵」の世界では現役で愛好者が多いらしい‪('ω')。竹ペンはなかなか味のある線が出るそうな。

以前、お向いさんちの竹を切った話は致しましたが…

庭と腰とご近所('ω')|梅熊大介 @2aad5da2d3b84e3 #note https://note.com/umekuma/n/n190610f2a80a

その竹がすっかり乾いた。
ので、ちょいと削ってみましたよ。

まずペンくらいの長さにノコギリで切る。竹はノコが引きにくいですねwまあそこは気合で切る。

…で、切り出し小刀と言いたいのですが、どうも探しても売ってませんでした(._.)。文具の専門店「事務キチ」で聞いたら(しかしすごい名前だw)取り扱いをやめたそうです。うーむ、時代か。ので、コイツで代用しました。

光っちゃったけど「よしはる」という彫刻刀。つげセンセイみたいだ('∀`)

この中の、切り出し小刀をもっと小さくしたようなコイツ。

下から2番目です

けっこう細かい作業だったので結果的にはコイツの方が良かったかもしれない。特に何も考えず、慣れ親しんだペン先の形をイメージしてテキトウに削りだします(* 'ᵕ' )。

エイヤ。これはまだ途中。

思ったより削りやすいですね。さすがよしはる(笑)。

竹の内側は柔らかいもしゃもしゃ部分(ピーマンのタネの周りみたいなアレ)があるので、ペン先にあたる部分はそこも削りました。

んで、インクだまりの穴ポコを空ける。電動ドリルで容易に空きます。

あ、キャットの毛が写っとる(^_^;)

そして穴ポコから先端にかけて切れ込みを入れる。完成。
うん、なんと言いますかね。

記事として盛り上がりに欠けるほどカンタンですねコレ。

7、8分で出来た。
世の中には高級な竹ペンもあるみたいですがまず自分でこさえて試せるってのはいいですねえ。

ところで今デジタルだ新しい道具に慣れろだ騒がれますが、つけペンだって実は最初から金属だった訳ではない(._.)。かの『ペンで描く』(マール社)のグプティル先生も同時代のペン画家エドマンド・J・サリバン氏の言葉を引用してこう仰る。

羽根ペンも葦ペンも、鋼鉄のペンにすっかり占領されてしまった。制作者たちは羽根ペンや葦ペンで描く体験がなくなっている。…(梅熊による中略)…古代の羽根ペンは独特の魅力がある。

『ペンで描く』マール社 p13

100年前から同じようなこと言ってるってことだいね('∀`)

では羽根や葦ではないけど、当方も古代の味を確かめるとしましょうか。

サラサラサラっと…

…あれ、サラサラ。

なんだこれ、サラリンコ。

かなり普通に描けるぞ(._.)?

…うーむ、いや驚きました。
金属ペンの鋭さはもちろんないんですが、別に紙に引っかかったりしないし。と言って先がすぐ潰れるほどやわくもない。太さも相当調節が効きます。紙を滑らす時の擦過感は独特、好きな人は好きかもしれん。当方はやや好きだ('∀`)。インク持ちも普通に描けるレベルです。

これは原稿用紙より画用紙がいいなあと思い、久々に画用紙引っ張り出して1枚ラクガキしてみました。

ベタの部分も竹ペンで塗っております。塗りやすい。なんか金属ペンと筆と足して2で割ってフェルトで微分したようなペンだな(笑)

近所に竹が余ってて暇な人、オススメです('∀`)恐ろしくエコだしね。

ではお粗末さまでした(*・ω・)*_ _)ペコリ

たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)