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繋がる『わたし』と社会

わたしは一体、なにがやりたいのだろう。
先週のカフェゼミが終わってから、ずっと頭から離れず、ぐるぐると考えている。

わたしはもともと、好きなことやモノも多くて、興味のあることもたくさんあると思う。『自分』を語るのは得意だとも思う。・・・いや、思っていた。
カフェゼミでその思いは砕かれてしまった。「わたしはこういう人間だ」と言うのが、こんなに難しかったなんて。『自分』という存在にももやがかかって、うっすらぼんやりとしてしまったような、そんな不安定な感じがして少しモヤモヤとしながら家に帰った。

いま、社会に生きるひとりひとりの存在が濃く、果たす役割が大きくなっているのではないかと思う。そんな社会において、『わたし』と繋がるものがマイプロジェクトだという。『わたし』が考えていることはもしかしたら誰かが考えていることかもしれない。『わたし』を通して社会を見据えてみる。そのためには、まず自分を認識することは必要不可欠だ。
よし、やるぞ。そう思って書き込み始めた「Me編」のシート。
すぐ書けちゃうなと思っていたシートなのに、あれ?と、書いている途中でペンが止まってしまう。自己紹介やヒストリーを書き進めていくうちに、何とも言えない違和感が生まれてくる。なんか、薄い。薄っぺらい。

過去の事実や好きなものを提示しながらの自分語りはできるのに、シートから自分の意識がどこに向かっているのかが全く見えなかったのだ。
「マイプロ編」のシートはさらにペンを動かす手が遅くなる。全然ピンとこない。

恐らく、私は自分のことしか考えていないのだ。自分の半径1mすら、あまり意識していない。つまり、周囲への感性が鈍い。
これはまずいぞ。じゃあその感性を磨くには?鋭くなるには?『わたし』の思いから世界を変える!なんて大それたことじゃなくて、わたし自身が社会と繋がるには?

いろいろ変わらなくちゃいけないけど、まずは、目を向けることだと思う。自分が感じた違和感に注目する。拾い上げる。心に留める。次に視点を変えてみる。自分の価値観だけじゃなく、他人を通して見ると違う見方があるかもしれない。そういう意味で、経験や違和感の共有は大事だ。そうしたら、いつの間にか『わたし』と社会を繋ぐ道ができるような気がするのだ。