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梅田解放区・デモ5/23

5月23日の梅田解放区、天気も良く暑い日差しの中、60名もの参加で行われた。

豊崎西公園の集会は、コロナ禍で危険手当も出ず働かされる市民病院の委託労働者が病院内での差別待遇を告発し、
森友問題を追及する市民学校が黒川弘務検事長の問題を弾劾した。学校が休校やオンライン講義となりアルバイトも無くなった学生や、自粛によって生活が成り立たないことに抗議する「大阪市役所前座り込み行動」から、野宿労働者が定額
給付金も受け取れない、なんとかしてもらいたいのに、大阪市からは満足な回答が得られていないことも報告された。京都からも生活補償を求める市役所前座り込みを行っている人たちからの報告があった。どの報告も、普段からある格差や不平等・矛盾が、コロナ禍で顕在化していることが訴えられた。

  13:30デモ開始…中津から阪急梅田の東、茶屋町方面でも多くの商店が営業を再開しているが、まだ人通りは少なく、車の
通行も少なかった。左側車道にいっぱい広がってデモ行進…「やりたい放題安倍はやめろ」「麻生はやめろ」の他、「吉村寝てろ」
「松井も寝てろ」という、なぜか正体が知られず人気絶頂?の大阪維新の会への弾劾コールも響いた。JRのガード手前からは「民衆の歌」も歌い盛り上がる。

無事にデモを終了して、HEPファイブ前に陣取っていたサックス隊と合流、音楽とアジテーションの大々的コラボレーションが始まる。
HEPやナビオ阪急も営業を再開しているようだが、まだまだ人の出足は少ない。その中で、音楽を中心としたライブ空間が切り開かれている。これが「自粛」が続くこの期間で「梅田解放区」が切り開いた地平でもあろう…人は集まり、歌い、踊り、交流しないとやっていけないのだ!ここから世界を変えるのだ!「ABE is over」や、夏の甲子園の歌「栄冠は君に輝く」が素晴らしい歌声で
披露され、ドラムやギターの音楽も周囲を盛り上げた。
  定額給付金がなかなか支給されない、自粛に必要な補償がないというゼニカネの問題のみならず、私たちは検察庁法の改正に反対し、種苗法の改正に反対し、いまだ誰も責任をとっていない森本問題についても訴えた。天皇が特権階級として私たちの税金から「ベーシックインカム」を受け取って悠々自適の生活をしていること、あるいは40年前の韓国で起こった光州事件…責任者の全斗煥・盧泰愚は法に基づいて裁かれた…さらには「慰安婦問題」で日本側が何も責任をとっていないにもかかわらず、支援団体の「不祥事」をことさら取り上げてあげつらう日本社会の差別についても訴えられた。多くの人が「検察庁法改正」に反対の声をあげたのは「正義」が損なわれることに危機感を感じたからだ!だからみんな「差別」や「不平等」「不正義」があること…委託や非正規
労働者に危険手当が払われない、野宿労働者に定額給付金が払われない、さらには辺野古で基地建設が続けられているという
こと…にもっと声をあげて欲しいと思った。そしてその場が「梅田解放区」なのだ!

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