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誰かの光に…世界フィギュア国別対抗戦

京都・長岡京市で手作り石けん体験、アロマテラピーをお伝えする小さなおひとりさま専用サロン。 Serenity Aromaの セラピスト、umecherryです。

あなたのストレス解消法は何ですか?と聞かれたら、『美しいもの、可愛いものを見ること。』

と必ず答えます。その美しいもののひとつがフィギュアスケートです。

先週の金曜日と日曜日に世界フィギュアスケート国別対抗戦を見に行ってきました。

大阪でのコロナ感染者が増えだし、中止、無観客試合も予想されましたが、厳重な感染対策で会場入りまで大きな混雑もなく、観客を半分に減らして行われました。、豪華スケーターが出場するというのに客席もスカスカで当選したチケットの重みを感じました。

私は羽生結弦選手を応援していますが、大阪とは相性が悪く、大阪の試合のチケットが当選しても直前の棄権や欠場が何度もあり、まさに5年越しの実現となりました。

コロナ感染拡大が深刻な大阪によく来てくれたなぁと…。

そんな中で見た今季のフリープログラム『天と地と』。

荘厳なスケールの大きな曲に全然負けていなくて(私は曲が流れた時点で鳥肌でした)戦いのプログラムをしなやかさと美しさで、瞬きや息をすることも忘れるほど完全に会場を支配していました。

涙を流す暇もなく、あっという間に終わってしまった圧巻の演技を目の当たりにして、この場にいられる感動しかなく、もしかしたら大阪で見れる現役最後の演技かもしれないと思うと一生の思い出になりました。

国別対抗戦男子フリー①

エキシビション感想

『花は咲く』 曲の出だしから涙があふれ、前が良く見えなくなって、これではアカンとせっかくの幸せな時間を無駄にしたくなかったので、頑張ってこらえて、しっとりと美しさと優しさを際立たせた素晴らしい演技を目に焼き付けられました。

アンコールはショートプログラムの『Let me Entertain You 』。衣装は違うものの、キレキレのパフォーマンスで魅了し、客席も総立ちでした。

真逆の演目に表現者としての振り幅の広さに圧倒されました。

国別EX①

彼は呼吸器疾患を抱えているので今までならこんな深刻な状況の大阪には来なかっただろうに……。なぜ?

コロナにより、一般人と同じように未知の世界に放り込まれて、練習拠点を離れ、試合が出来ず、孤独の中での練習…。

自分が滑ることで元気を与えられる『誰かの光になれるように』と、暮れの全日本、世界選手権、国別対抗戦にこの状況だからこそ出場することに意味があり、使命だと思ったとインタビューで語っていました。

今までは勝利にこだわる言動や鋭さや強さが際立った表情だったのが、温かい丸みのある優しい顔つきに変わってきたように感じました。

私自身も念願かなったことで今後は彼の最終目標である『4回転アクセルの成功』の応援と元気に楽しそうに滑ってくれる姿を見守りたいなと思いました。

希望の光をありがとう。一生忘れない。

夢がかなうことの喜びと一生の思い出を味わえた2日間でした。

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