アスタルテアドカレ2023 6日目

こんにちは、うんぼぼです。
昨日で自作詰将棋3問の出題が終わりましたので、本日からは解答編となります。
この記事では12/3出題の5手詰の解答を発表します。




問題図のおさらい

まずは問題図のおさらいです。
その少し下に解答を載せます。

5手詰 問題図






解答

解答: ▲2三角 △同玉 ▲2一飛成 △3四玉 ▲2四龍 まで (一例)

詰め上がり図


手順の解説

では、詰み手順を解説していきます。
はじめに、もう一度問題図を見てみましょう。

問題図再掲

4一の飛車が今にも取られそうな形で、仮にこの飛車を取られてしまうと5筋より左の大海に逃がしてしまいそうです。
よって、まずは飛車を取られないようにすることを考えます。
そのため、初手で▲2三角と、飛車にヒモをつけつつ王手をかけます。

1手目:▲2三角

他に逃げる場所がないため、2手目は△同玉の一手です。

2手目:△同玉

持ち駒がもうありませんので、盤上の駒で王手をかけます。
銀で王手したところで、取られて困ってしまうだけなので、飛車を使います。
▲2一飛成と一間龍の形を作りましょう。
ここで不成を選択した場合については後述します。

3手目:▲2一飛成

2二には龍と銀が利いていますので、合駒は無駄合いとなってしまいます。
よって、玉は逃げるしかありません。

4手目:△3四玉

4四から逃げるルートを塞ぐため、龍を引いて詰みとなります。

5手目:▲2四龍(詰み)

なお、4手目に△1四玉と歩を取っていても、5手目 ▲2四龍で詰みです。

4手目が△1四玉だった場合の詰め上がり



別解:3手目が▲2一飛不成だったときの手順
3手目は▲2一飛不成でも詰みです。

3手目:▲2一飛不成

ここで上記と同じく4手目が△1四玉や△3四玉ならば、▲2四飛成で詰みです。
飛車を成るタイミングが違うだけですね。

しかし、3手目に飛車を成らなかったことで、斜め後ろの利きが生じず、玉方の逃げられる場所が増えます。
4手目 △3二玉 です。

4手目:△3二玉

この場合は▲2二銀成で詰みとなります。

5手目:2二銀成 (詰み)




以上が12/3出題の5手詰の解答・解説となります。

明日(12/7)の記事では12/4出題の7手詰の解答を発表します。

お楽しみに!


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