アスタルテアドカレ2023 7日目

こんにちは、うんぼぼです。
昨日に引き続き、詰将棋の解答です。
この記事では12/4出題の7手詰の解答を発表します。



問題図のおさらい

まずは問題図のおさらいです。
その少し下に解答を載せます。


7手詰 問題図





解答

解答: ▲3一角成 △1四馬 ▲2二金 △1三玉 ▲3二金 △2三玉 ▲2二馬 まで


詰め上がり図


手順の解説

では、詰み手順を解説していきます。
はじめに、もう一度問題図を見てみましょう。

問題図再掲

玉の周りに馬の守りが利いているため、どうにかして利きを弱めたいところです。
そこで初手は▲3一角成と、龍の利きを通します。意図は次の手で。

1手目:▲3一角成

攻方の龍と馬の利きがあって玉は動けませんので、△1四馬として、王手をかけている龍を外すしかありません。
こうして、敢えて竜を取らせることによって馬を吊り上げ、働きを弱めます。

2手目:△1四馬

攻方の盤上の駒は3一の馬だけになってしまったので、持ち駒を使います。
1三に玉方の利きがなければ頭金で詰みですが、残念ながら1四に馬を呼んでしまったため詰みません。
3手目は横から王手をする▲2二金です。

3手目:▲2二金

玉方は△1三玉と逃がすしかありません。

4手目:△1三玉

ここでまた空き王手をするのですが、▲2一金としてしまうと……

5手目:▲2一金

△3一飛と馬を外され、失敗してしまいます。

6手目:△3一飛 (失敗図)


4手目の局面に戻ります。

4手目:△1三玉(再掲)

飛車で馬を取られないようにするため、5手目は飛車の利きを遮断する▲3二金が正着です。

5手目:▲3二金

今度は馬をとれず、さらに2二地点には合駒が効かないため、またしても玉は逃げるしかありません。

6手目:△2三玉

最後は▲2二馬と、馬を引いて詰みとなります。

7手目:▲2二馬(詰み)




以上が12/4出題の7手詰の解答・解説となります。

明日(12/8)の記事では12/5出題の9手詰の解答を発表します。

お楽しみに!


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