テレビの世界 こんにちは。

〜watashiという名の大冒険の続き〜

前回、テレビ番組製作にわたしがたどり着くまでを書きました。

今回は、わたしが就職することになった製作会社の最終試験がどんなだったのか?というところから始めましょうね。

最終面接は、自己アピール。

方法はお好きに、って感じだったので、う〜む、てっとり早く自分の年表でも書いていくか!?と。

そこでわたしは、どこでどうしてきたか?の横に、体重も書いてみました。

さて、なぜ、自分の年表に、体重が大事なのか?

わたしは、大学時代に、拒食と過食を両方やってるんですね。

もとはブラジルの留学生活から帰ってくる間際に、体重をしっかり落とそうダイエットを始め、それがそのまま帰国直後から受験勉強に突入し、一気に体重が落ちていってしまって、、、、、、それから大学入ってしばらくしてからバランスを崩すんです。今度は体重が増えていきました。

まあ、要するに、調子よくやってられる時には体重がきちんとキープできるのですが、いろいろなものを受け入れすぎてアンバランスになるとキープできなくなる、みたいなことを面接では語った記憶が。。。

まあ、自分ってものをいい時も悪い時も受け入れられるようになりました、ってことを言ったのだと思います。

拒食になったりするのは、自分をいつもかっこよく見せたいってことの表れですからね。認めてしまえば、すっかり安定、復活。

さてさて、そんなわたしを気に入ってくれたのか、はい、どーぞと、日本テレワークというテレビ番組製作会社の門が開きました。

最終面接にはパンチパーマのような頭でサングラスでアロハシャツを着た常務がいたり(あとで北島三郎さんとか対応できる演歌番組に強い人だとわかります)、「彼氏とは長く続かないよ。この業界」とか言ってくれちゃう女性専務がいたりしました。

でもなぜかあの時のわたしは全然平気だったんですね。

「たぶん、結婚もできると思う」って普通に心の中で思っていました。

まあ、ともわれ、はい、とても愛のある上司たちでしたよ。後にとてもかわいがっていただきましたし。

最初、出社して驚いたのは、マスコミって、コミュニケーション能力の高い人がくる業界なのだと、勝手に勘違いしていたことでした。

挨拶してもろくに挨拶し返してくれない。

ドキュメンタリー志望ではありましたが、とにかく最初は選り好みをせずになんでもチャレンジしなければと思っていたので、「なんでもやります!」という姿勢。

その会社の売上を支えていたのは、朝のワイドショー。1週間毎日担当していたのですから。なので、新人はまずはその番組を経験することになるわけです。

全身緑のコーディネートのディレクターについたのですが、あいさつしてもろくに返事も返ってきません。

初仕事は、そのディレクターの好きなカフェオレの自動販売機がどこにあるかということを常に把握すること。

そして、カメラマン、音声などの技術スタッフもまた、ぶっきらぼう。

なるほど、随分と職人の世界なんだな〜〜〜と、入ってから初めて気がつくわたし。

とにかく返事が返ってくるまで、挨拶してみるか、という体育会系なわたし。

生番組なので、ぎりぎりに映像をディくレターが仕上げて、フジテレビ通り(当時 河田町)を突き走るなんてこともADのお仕事です。

テーマは、「うちの夫は100点満点」とかで、奥さんたちから寄せられる数々のファックスから再現ドラマがつくられ、取材にも行き、それをスタジオで受ける、的な番組内容。

生番組の基礎が叩き込まれる道場のような製作現場でした。

ずっとその現場担当になるという道もありますが、わたしはきっとそこではちっとも使い物にならなそうだったのですね、次に配属されたのは、ディズニーランドの楽しさを紹介するディズニー番組でした!

初めてのロケは、ディズニーランド!!!

わ〜いとテンションあがるも、いやいや、、、大変。

タレントさんに周りの人が近づかないようにガードマンのようなこともしたり、とにかくあっちゃこっちゃと人も多いし、広いし、大変ですわ。。。

これまた遊びに行くのと、仕事は大違い。。。

そしてそこでもわたしはかわいがっていただくのですが、あまり役にたたないのがわかったのでしょうね、本配属は、ドキュンタリーや情報番組をつくっているチームでした。

そこで、出会った上司からわたしは vamo-la(ヴァモラ)という呼び名を頂戴することに。

わたしが今までの人生の中で唯一、名前に由来しないニックネームで、内心とても気に入っていました。ブラジルに縁があるなら、これだ!とつけていただいた名前で、さあ、行くぞという意味。実は内心気に入っていたのですが、呼んでくれたのは、その上司だけでした。。。残念。

さて、その上司率いるチームのもとで、わたしは世界のあちらこちらに取材に出かけていくことになるのですが、そのつづきはまた次回に。








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