ファルコンS(2024)考察と予想


ペース・展開予想

どうしても逃げたい馬はいないが、逃げ経験のある先行馬は多め。
行きそうな馬は⑤⑥⑦⑧⑩あたりだと思うが、中でも⑤シュトラウスは前走の暴走があったので今回も折り合いを欠いて行ってしまう可能性は高い。とはいえシュトラウスが逃げるか?と考えると、北村宏司Jに乗り替わりで、ここで思うがままに暴走逃げをさせるとは思わない。極力我慢させようと折り合いに徹してくるだろう。(それでもブレーキが壊れてしまっている可能性はあるが…)
ということで枠順的にも⑥オーキッドロマンスあたりが逃げそうか。

【隊列イメージ】

⑦⑧
④⑤⑩
①③⑨
②⑪⑮
⑬⑭
⑯⑰

中京1400はコース形態的にスタートからコーナーまでが長く、前傾ラップになりがち。先行した馬も多く、先行勢はハイペースに巻き込まれると最後苦しくなりそう。差し馬が有利か。
馬場的にはまだインも良い状態なので、ロスなく回れそうな内枠の馬を重視したい。

人気馬考察

ソンシ

前走は1勝クラスを勝ち上がり。中団前目から直線向くと上がり33.0の脚を使って一気に突き抜けた。2〜3着のニコラウス・スパークリシャールもそれなりに強い馬だが、その馬たちに3馬身差つけての圧勝だった。
2走前の万両賞は2着に敗れているが、33.8-35.5の前傾ラップ戦を2番手で先行したことで展開的に厳しかった。上位は後方から差して来た馬だし、それを2着に粘ったのはむしろ評価できる。
ここまで見せたパフォーマンスを考えても1400の左回りならば人気でも逆らいにくいか。

ロジリオン

前走はクロッカスSで1着。上位馬とは接戦ではあったが、開幕週で内を先行してた馬たちを中団から外を差してきたのでバイアスに逆行した強い勝ち方だった。
2走前の京王杯では後方から詰まる不利もありながらコラソンビートより速い上がりを使って差してきて2着。これも強かった。
パフォーマンス的には人気通り上位レベル。今回は最内枠だけに詰まるリスクがどうかだが、展開は差しに向きそうだし、スムーズに捌ければ頭まであり得る。

シュトラウス

前走は朝日杯FSで10着に大敗。外枠から折り合いを欠いて、鞍上も抑えずそのまま暴走気味に逃げてしまった。前にキツいペースだったのは違いないが、気性面での大きな課題が露見してしまった。
今回は前走の影響が大きそうで、中間の調教でも暴走したという情報が流れていた。
距離短縮は良いと思うが、それでも暴走するリスクや、教育騎乗に徹するかもしれず、今回はちょっと狙いづらい。思ったよりも人気していてオッズ的に妙味もなさそう。

注目穴馬

ナムラアトム

前走は1勝クラスを勝ち上がった。展開向いて外差しが決まった感はあったが、2月のタフな京都の馬場で33.9の上がりを使った一気の末脚は非凡なものがあった。
戦ってきたメンバーレベルはイマイチ高くはなさそうがだが、差しに展開向きそうな今回も恵まれそうで、通用しても不思議ではない。姉のナムラクレアのG1を来週に控えた浜中Jも、ここは良い結果を出したいところだろう。

エイムフォーエース

前走はクロッカスSで4着。勝ったロジリオンには完敗の内容だが、イン前有利の展開の中で後方8番手から上がり最速の33.0の脚を使って伸びてきた。前が壁になって追い出しづらい場面もあり、スムーズであればもっと上の着順もあったかもしれない。展開向いていたオーキッドロマンスらよりは高く評価したい。
末脚だけならば一級品で、ロジリオンらにも負けない魅力がある。今回は前半ハイペースで流れて差しに向くと予想できるし、チャンスは十分あるように思える。地方馬だからといってオッズ的にナメられている感もあり、馬券的にも面白い存在。
初の長距離輸送だけがどうだろうか。

アンクルクロス

前走はあざみ賞で1着。展開は向いたものの、一気の末脚で外から差し切った。
2走前のナムラアトムが勝った1勝クラス戦では5着に敗れたものの、最後まで伸びてきているし着差もそれほど離されていなかった。また、4走前の万両賞では4着だったが、ソンシともそれほど着差のない入線だった。
1200で勝ち上がったが、1400でも今までの内容を考えると悪くなく、この中に入ってもそれほど差があるとは思わない。
今回は差しに展開も向きそうだし、最低人気の17番人気と舐められるようであれば大穴として狙い目ではないだろうか。

予想印

◎ソンシ
◯アンクルクロス
▲エイムフォーエース
△ナムラアトム
☆ロジリオン
注ダノンマッキンリー

(※当日の馬場傾向やパドック次第で変更する可能性あり)

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