フラワーC(2024)考察と予想


ペース・展開予想

先行馬は多いが、どうしても逃げたい馬はいない。
誰も逃げなければ⑪テリオスルルあたりが逃げるだろうか。初ブリンカーの③が気合をつけて行く可能性もあるかもしれない。

【隊列イメージ】

④⑧
②⑨⑩
①⑥⑫
③⑤

先週行われた中山牝馬Sと同じコースで、スタートから1コーナーの入りが近く先行争いは激しくなりにくい。
さらに今年は少頭数でもあるので、ペースが流れるとは考えづらく後傾ラップになると想定する。
インの馬場状態にもよるが、3〜4コーナあたりは剥げてきているので、直線は外に出せた方が良さそう。外枠の先行勢から狙うのがセオリーか。

人気馬考察

カニキュル

新馬戦は後の東スポ杯で2着したシュバルツクーゲルの2着。シュバルツをマークする形の3番手で1頭分外を回された分、最後まで交わせなかったが、大きく離されていない。
続く前走、東京の未勝利戦で勝ち上がった。先行した新馬戦とは違って出遅れ気味のスタートから後方を追走。直線で一気に前を捉えて2馬身差以上つけて圧勝した。メンバーレベルは高くなかったが、良い勝ち方だった。
スタートの遅さは気になるが、先行も差しもできる脚質に自在さがあって良い。

カンティアーモ

7月の新潟でデビュー勝ち。直線外から先に抜け出した2着馬に一旦交わされたが、内から差し替えした。まぁ2着のミッキースターダムはその後も2〜3着続きで勝ち上がれていない馬なので競り勝ったことがそれほど評価できるわけではないが、新潟芝1800の新馬レコードだったことは評価できる。
続く前走はデイリー杯2歳Sで6着。出足は速くなく後方スタートに、直線向いて伸びてくるが届かずだった。
前走に関しては2戦目で牡馬混合の重賞、マイルへの距離短縮、稍重で芝が掘れるくらいの軟らかい馬場だった、など言い訳できる要素はある。ただここで人気になるほど力が抜けている印象はない。ルメール人気か。
とはいえ、前走や新馬戦から時間も経っているので成長力次第なところ。

ミアネーロ

9月の中山1800でデビュー勝ち。しかしこれは直線でヨレて斜行して2着馬マーシャルポイントに大きく不利を与えたもの。降着こそなかったが、2着馬の手応え的にスムーズなら普通に負けてたと思う。まぁマーシャルポイントはその後2連勝しているし、その強い馬に善戦したことは評価できるか。
2戦目の菜の花賞は5着。逆にこちらでは直線で前の馬群がヨレて急ブレーキを踏まされる不利を受けた。位置関係的に一番不利だったように思える。まぁ勝ち馬も強かったので不利がなくても勝ちきれたどうかは微妙なところだが言い訳はつく。
実質未勝利馬なので強気には推せないが、前走不利があっただけにまだ評価は保留したい。新馬戦も最後以外は優秀な内容だったし素質自体は高そう。

注目穴馬考察

ホーエリート

前走はフリージア賞で7着。直線詰まって追い出し遅れ、最後も手綱引いてブレーキ踏みながらの入線なので、着順ほど負けていない。勝ったマーシャルポイントはミアネーロの不利で新馬戦負けた馬で、その後2連勝している。その馬相手にこの着差であれば十分評価できる。
重馬場で行われた未勝利戦ではその後セントポーリア賞を勝つペッレグリーニに競り勝っており、自力の高さとタフ馬場適性の高さが伺える。
ここ2戦は掲示板外で人気を落としているが、1勝馬しかいないこのメンバーの中では実績・能力的に見劣らないと思う。
中山適正がどうかだが、鞍上の原Jも含めて面白い存在。

テリオスサラ

前走はクイーンCで7着。外枠から外々を回される競馬になったし、展開的にも先行馬にキツい展開だったので大きく負けたものの言い訳はできる。
2走前のフェアリーSは出遅れで完全に度外視。
3走前の赤松賞はメンバーを見渡してもそれなりにハイレベルだったわけで、そこで2着に粘っているのは十分評価できる内容。
今回の中でも上位レベルの能力がある先行馬だと思うので、内枠からスムーズに先行できればチャンスはありそう。

ラビットアイ

前走はつばき賞で4着。上位は前に行った馬で決まった展開の中、外からよく伸びて来ている。3着馬にはキレ負けしたが、上位ともそれほど差のない競馬。
1着か4着かしかない戦績だが、強い相手とレースしてきているし、差のない競馬で安定して4着に来ているのは評価できる。
勝ち切れてはいないものの実績・能力的には上位のものがあるし、ノリさんが継続騎乗で教育してきているのも好印象。

エルフストラック

前走はデイジー賞で2着。小雨稍重の道悪馬場で、前に行った馬が残るレースで展開は恵まれたが先行して粘った。勝ったイゾラフェリーチェはエフフォーリアの半妹という良血馬でタフ馬場適正も高そうだったので、負けたが言い訳はできる。
2走前は若駒Sで4着。上位は強い馬だったし、重馬場で荒れた内を通らされての結果。交わされたのは外を伸びてきた馬なので言い訳ができるし、着差を考えればブエナオンンダやストーンズよりは強い競馬をしていたと評価できる。
カリフォルニアクローム産駒で、荒れた馬場を苦にしないパワーがあるし今の中山は合いそうな印象。

予想印

全体的にそれほど力の差はなさそうなので、人気薄から勝負してみたい。

◎ホーエリート
◯エルフストラック
▲カニキュル
△ミアネーロ
☆テリオスサラ
注ラビットアイ

(※当日の馬場傾向やパドック次第で変更する可能性あり)

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