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大阪杯(2024)考察と予想


トラックバイアス

良馬場の高速馬場。Bコース変わりでイン前が有利という認識で良さそう。
内枠の先行できる馬で、タフ馬場よりも高速馬場で瞬発力を活かせるタイプが有利か。

ペース・展開予想

絶対的な逃げ馬が不在で、どの馬が逃げるかは蓋を開けてみたければわからない。どの馬が逃げるにしてもコース形態的にもハイペースにはなりづらく、スローで流れる前半から後傾ラップのレースになると思われる。

内枠の先行馬というところでいくと、逃げそうなのは⑤スタニングローズあたりだろうか。あるいは⑨ステラヴェローチェあたりも他に行きたい馬がいなければハナでもいいと陣営がコメントしている。

続く先行馬は③⑥⑦⑧⑮あたりか。⑩ソールオリエンスも今回初ブリンカーで先行策に出る可能性は考えておきたい。

【隊列イメージ】

③⑨
⑥⑧⑪
②⑦⑫
①⑩⑬
④⑭⑮

人気馬考察

ローシャムパーク

前走の香港Cは海外競馬、不利な外枠、出遅れ、プログノーシスとのポジション争い、などのマイナス要素が多くあり実力負けではない。度外視可能。
2走前はオールカマーでタイトルホルダーやゼッフィーロら相手に完勝しており、能力はG1級にあることは確か。
しかし1番人気となるとオッズ妙味も薄く、疑いたくなるところ。
ネガティブ要素としては内枠の戸崎J、初の関西輸送に阪神競馬場、前有利馬場での出遅れの可能性、などなどそれなりにある。
能力自体は足りるので、スムーズに力を出せれるかどうかがポイントとなりそう。

タスティエーラ

前走は有馬記念で6着。+18キロだったし、不利な外枠、直線で前をカットされる不利などもあったので、言い訳は可能。ただスムーズだったとしても馬券内はなかったと思うし、やはり上位勢とは世代レベルの差を感じる。
しかし今回のメンツであれば上位ではあると思う。立ち回りが上手いタイプなので小回りコースは合うし、内枠から先行できそうなのもプラス。
しかし瞬発力戦になったときに上がり最速のキレ味を使えるタイプではなく、どちらかというと馬場が渋ってタフになったり、ペースが流れたほうが良いタイプにも見えるので、そのあたりがどうだろうか。

プラダリア

前走は京都記念で1着。強い内容ではあったが、京都のタフ馬場でタフなレースになったことがこの馬の適正にドンピシャでハマっていた。メンバーレベルもそこまで高いわけではなく順当勝ちの印象。
3走前の京都大賞典でも勝っているが、これも重馬場の京都でタフなレースが合っていた印象。
どちらかというとタフ馬場巧者で上がりのかかるレースが得意な馬で、今回馬場や展開的に瞬発力が問われそうなところがどうだろうか。
しかし鞍上もこの馬にかける想いは強いだろうし、枠順的にも良いポジションを取ってきそうで軽視はできない存在。

ソールオリエンス

前走は中山記念で4着。イン前有利の前残り展開で後方から4着まで追い込んで来たのは着順以上に評価できる。しかしどうしても後方になってしまうテンの遅さは気になるところ。更にその後ろにいたマイネルクリソーラと0.2秒差をどう評価するかというのもある。
今回も後ろからでは絶対に届かないので、初ブリンカーによる効果で行きっぷりが一変するかどうかが鍵。武史Jも今回はスタートから出していくと思うが…。

ベラジオオペラ

前走は京都記念でプラダリアの2着、2走前はチャレンジCでボッケリーニのハナ差勝ちと、古馬重賞で良い成績を残してきている。
前走タフ馬場で好走しているだけにプラダリアと同じタイプかと思いきや、チャンレジCで勝っているように馬場不問のタイプか。むしろ前走は馬場差でプラダリアに競り負けたか。
枠が外なのがマイナス要素だが、走りに安定感はあるし同世代のタスティ・ソールと比較しても力差は感じない。しかし前走のハンデの57キロで、今回は+1キロで初の58キロを背負うのは少し気になるところ。

注目穴馬

ジオグリフ

前走の中山記念は3着。イン前有利の馬場で良いポジションで走れたのでそこまで評価できない。むしろドーブネを交わせなかったのは不満が残る内容。しかし前走は時計のかかる馬場に+12キロだったことを考えれば、今回は更に状態を上げてきても良い。栗東滞在で調整しているのも良い印象。
ドレフォン産駒で高速馬場すぎるとどうかだが、1800〜2000の小回りコースはベスト舞台なので、内枠から先行できれば勝ちまである。イクイノックス・ドウデュースを倒したこの馬の完全復活はここか。

スタニングローズ

前走はヴィクトリアマイルで12着。マイルは短いし、出遅れてこの馬の競馬ができなかったので度外視可能。
今回は怪我で10ヵ月半の休養明けというところは気になるが、秋華賞を勝った阪神2000への舞台適正は高く、内枠に入れたのもプラス。他に行く馬がいなければ逃げる可能性もあるし、仮に逃げれなくてもインを先行できれば恵まれる可能性は高い。

キラーアビリティ

前走はサウジのネオムターフCで2着。内を上手く立ち回ったCデムの好騎乗もあったが、強い海外馬にも先着し、まだまだ枯れていないところを見せてくれた。
2走前の中日新聞杯では一頭だけ59キロを背負いながらの厳しい競馬で4着に善戦した。
ここ2戦を見ると、一時期の不調から抜け出したように思える。
できればもっと内の枠が欲しかったし難しい競馬になると思うが、全く人気しないのであれば抑えておきたい。


予想印

◎ジオグリフ
◯ローシャムパーク
▲プラダリア
△ステラヴェローチェ
☆スタニングローズ
注キラーアビリティ

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