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高松宮記念(2024)考察と予想

普段は能力比較をベースに予想をしているが、高松宮記念は殆ど馬場ゲー・枠ゲーだと思っているので今回はそちらを重視して予想してみる。

馬場状態は土曜時点で重馬場。日曜日も午後から小雨が降りそうで、馬場は回復しなさそう。イン前有利になるか、外差しになるかは当日のレースを見て最終的には判断したい。


ペース・展開予想

逃げ馬としては④モズメイメイ、⑦テイエムスパーダ、⑩ビクターザウィナー、⑬ウインカーネリアンの4頭。スタートの速さでは⑩が上な気もするが、⑬が二の脚を使ってでも取りに行く気もする。(香港スプリントでは出負けしたジャスパークローネにハナを譲っているし)
それに続いて先行したい馬たちは①②⑤⑥⑭⑯あたりとなる。

逃げ・先行馬が多いのでハイペースになりそうだが、タフ馬場なのでそこまで速くはならないか。やや前傾ラップか、去年と同じくらいで35秒台-35秒台のフラットになると予想する。

【隊列イメージ】


④⑦⑭
①②⑯
③⑤⑪
⑥⑧⑫
⑨⑮

全頭の道悪適性を考察

得意

  • ナムラクレア…不良馬場の23年高松宮記念で2着。洋芝&重馬場のキーンランドCで勝利している。馬場不問。

  • ルガル…不良馬場の橘Sで圧勝。タフ馬場の京都で行われたシルクロードSで圧勝。馬場不問。

  • ロータスランド…高松宮記念で23年は6着、22年は2着だった。高速馬場より時計のかかる馬場のほうが良さそうな印象。

こなせる

  • トウシンマカオ…不良馬場の23年高松宮記念で大敗するも、重馬場のキーンランドCでは3着。ある程度のタフ馬場であればこなせそうではある。

  • マッドクール…重馬場の春雷Sで1着だがキミワクイーンと接戦。洋芝の香港スプリントでは凡走しているが、海外だし度外視可能か。

  • ビッグシーザー…極悪の道悪までは経験がないが、高速馬場よりも時計のかかる馬場のほうが良さそうな印象。

  • シャンパンカラー…雨の中行われた稍重のNHKマイルCで勝利。ダートは走れなかったが、渋った芝は良さそうなタイプ。

  • ビクターザウィナー…洋芝で時計のかかるシャティン競馬場で走ってきた馬なのでタフ馬場は歓迎のタイプか。あとは中京の馬場がどうかというところ。

  • シュバルツカイザー…洋芝の函館・札幌で3勝クラス〜OPを連勝。その後キーンランドCで4着に善戦している(トウシンマカオと接戦)。洋芝巧者で、タフ馬場のほうが歓迎か。

苦手

  • ウインマーベル…重馬場の阪急杯で勝ってはいるが、インの経済コースを通れたし、松山Jは重馬場は得意ではないとレース後にコメントしている。23年高松宮記念・キーンランドCでは大敗。ある程度の道悪であればこなせる可能性はあるが、本質的には苦手だろう。

  • メイケイエール…23年高松宮記念で凡走。22年高松宮記念は内伸びの不利なトラックバイアスの中で5着に善戦しているが、重とはいえ晴れて乾いてきている馬場ではあった。23年ほど悪くなると厳しいか。

  • テイエムスパーダ…2歳時に不良馬場のフェニックス賞でナムラクレアの2着に来ているが、開幕週の高速馬場巧者なので道悪がプラスになるということはないだろう。

判定保留

  • ママコチャ…タフ馬場の阪神牝馬Sで凡走しているが、距離も長かったし出遅れもあった。クロフネ産駒で、洋芝もダートも走ったソダシの全妹なので、こなせる可能性は高い。

  • ディヴィーナ…タフ馬場の阪神牝馬S、洋芝の香港マイルで凡走している。ただ馬場以前の問題だった可能性もあるので断定はできない。おそらく苦手だと思う。

  • ウインカーネリアン…かつて重馬場の弥生賞で大敗しているが、馬場以前の問題だった可能性はある。血統的にはこなせそうな印象もあるが、どちらかというと高速馬場巧者なところがどうか。

  • ソーダズリング…そこまで道悪経験がないので断定はできないが、タフ馬場の京都牝馬Sで好走したことを考えるとこなせる可能性はある。ロベルト血統のソーマジックの子は道悪適正が高い印象。

  • マテンロウオリオン…それほど道悪経験がないので断定はできない。時計のかかる馬場のほうが良い可能性がなくもない。

  • モズメイメイ…それほど道悪経験がないので断定はできない。ダートは走らなかったが、父リアルインパクトに母父フランケルでタフ馬場がこなせそうな血統ではある。

買いたい馬を絞り込む

③ナムラクレア
⑥ルガル
⑧ソーダズリング
⑩ビクターザウィナー
⑫ロータスランド
⑬ウインカーネリアン
⑭ママコチャ
⑮ディヴィーナ
⑱シュヴァルツカイザー

馬場適正、能力比較から上記に絞り込んだ。
上記以外の馬は今回はバッサリ消してみる。

注目穴馬

ロータスランド(想定12番人気)

前走の京都牝馬Sでは本命にしていたが結果は6着。しかしこれは外差し馬場を外枠からイン突きするという枠順・トラックバイアスに逆行した騎乗での結果。むしろ上がり最速を出していてパフォーマンスはソーダズリング・ナムラクレアにも勝るとも劣らない内容だった。
今回は鞍上が岩田Jに戻ることはプラス。イン突きのイメージがあるので6枠がどうかだが、昨年の高松宮記念は外から伸びてきているし、今年も馬場次第では外差しに向く可能性はある。
当日の馬場と展開次第だが、言わずもがな重馬場は得意だし人気次第では強気に買いたい存在。
また、今回がラストランとのことで陣営も勝負気配は高いだろう。

予想印(追記予定)

◎ウインカーネリアン
◯ロータスランド
▲ナムラクレア
△ビクターザウィナー
☆ソーダズリング
注ディヴィーナ

結果


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